首相は同日夜にも6日に来日する中国の胡錦濤(こきんとう)国家主席(65)から開会式への招待があった場合、「そういう話があれば検討させていただきたい」と述べた。
政府内では首相の発言について「人権問題に関心の薄い国、日本という国際イメージが定着しかねない」(政府関係者)という懸念の声が出ている。ただでさえ、首相はチベット問題に関して中国への理解と配慮を優先させる姿勢を見せてきたからだ。
外務省にとっても首相の発言は、寝耳に水だったようで、同省幹部は1日、「親中派の首相でもこの時期に五輪開会式出席を言ったら、内外に与える波紋が大きいことぐらい分かっている」と指摘していた。
胡主席への配慮であるにしろ、首相の対中傾斜ぶりは、官僚側の観測を超えていたということになる。与党内からも「首相が出席すれば、世界の笑いものだ」(自民党有力議員)との声も上がっている。
(MSN産経ニュース)
世界がチベット人権問題に注目している中、中国をかばう姿勢はみせても、ほとんど注文や条件や苦言らしきものを発していない福田首相が、5日に中国主席と国賓として迎え、そして五輪開会式出席となると、「日本は中国政府を支持している」と世界にメッセージを送ってしまうことになるのではないでしょうか。開会式出席について、「行けたらと思う」などと今の時点で言うべきではないし、中国の態度がこのまま変わらないならば、出席は止めるべきではないかと思います。
1日、日本語話せる外国人の入国・滞在を優遇…外務・法務省という記事がありましたが、日本への留学生のダントツ一位は中国人留学生です。特別永住者の多い韓国朝鮮人を除けば、ニューカマーで最も増え続けている在日外国人も中国人です。また、昨年12月には、福田首相は「中国側の人材育成を目的に今後3年間で1万人規模の研修生を受け入れることなどを表明」したりしました。・・もしかすると、この「外国人の入国・滞在優遇」は、中国主席来日への貢物の一つにでもするつもりでは?と、疑いたくもなります。
この「首相の止まらぬ中国傾斜」の理由はいったい何なのでしょうか?中嶋嶺雄氏は、自公幹事長の訪中を「朝貢国のような露払い」と表現していますが(産経こちら)、 福田首相は「友好という言葉」に目がくらんで、日本を中国の朝貢国にでもするつもりなのでしょうか。