最近見た映画の中で、やっぱり一番面白かった映画はこれです。はじめて小説を読んだのは高校生くらいの時でした。それから、以前に長編のTVドラマ版『レ・ミゼラブル』を見たことがあったのですが、今回見たのは約二時間の映画版です。フランスの19世紀初頭のお話です。
あらすじ
少年時代にパンを盗んだことから刑務所に入り、20年もの重労働に苦しんだ末に脱獄したジャン・バルジャンは、素性を隠して市長の座につく。彼の過去を怪しむ警部ジャベールとの確執や、ジャンの工場を解雇されたファンテーヌの悲劇、ファンテーヌの娘コゼットと、共和制再興を指揮する青年マリウスの恋など、19世紀初めの激動のフランスを背景に、壮大な人間ドラマが展開していく。
(斉藤博昭)
レ・ミゼラブル |
ジャベール警部という、「法」にがちがちに縛られた人が一番印象的でした。この人は、少年時代に飢えてパンを盗んだジャン・バルジャンを一生涯かけて追いかけ、その宿敵に命を助けられたことを受け止められず、「法」に殉じて?自殺してしまいました。
ジャン・バルジャンについて話すべきですが、・・西欧はこんな時代を通り抜けてきたんだと思いました。こういう名作は多くの若い人に見てほしいものです。
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それから、「帰ってきた★ヤンバン」さんのエントリがたいへん面白かったので紹介しておきたいと思います。
コメントの続きみたい、ですが、
前半の「売国法案」の数々については、 日本側の社会構造の問題の必然、としてだけは片付けられないのではと思うのです。「付け込まれる」というか、要らぬものまで「引きこんでしまう」という・・。ブラックホールみたいですね。隣国は日本を飲み込む気はなくても、問題を移譲するくらいはできそうな気がします。
「政治や外交というものは、基本的に合目的的に動く」 もし大筋で合目的に動いたのだとして、これらが付随的なものであったとしても、ブラックホールが新たなブラックホールを生むことにならないとも限りませんし。
これらの現況をなんとか解決していかねばならない政治家(と国民)は大変・・です。