海岸にて

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真・保守政策研究会の趣意書

2008-05-18 | 政治〈国内〉
福田政権にいよいよ愛想をつかし(もともと民主党はとんでもないと思っている) では、この先どうなればよいのか、何を応援するのか、自民党内の真保守派をもっと応援するにはどうするべきかと思っているうちに、自分の考えも含めて、そもそも保守派右派とはなんだろうと、考えこんでしまいました。いわゆる「保守派右派」や、昨年12月に新しく設立された「真・保守政策研究会」がどういう考えで具体的に何をめざそうとしているのか自分なりに確認したいと思い、「真・保守政策研究会の設立趣意書」をしっかり読んでみました。
  
「真・保守政策研究会」
政策研究会設立趣意書

「世界冷戦構造」「自民・社会55年体制」「バブル経済」がそれぞれ崩壊してから、早くも十数
年の歳月が流れましたが、激動の時代は今まだ続いています。
考えてみますと、まさに政治・経済・社会・環境・生活などあらゆる分野で、混乱が複雑・多様
化し、残念ながら国民の不安と不信は増幅する一方です。
私たちは今、こうした混沌とした状況の中で、三つの危機に直面しています。一つめは、格差・
農業再生・治安維持・教育再生・社会保障などの課題を中心とした国内的な危機
であり、二つ目は、
北朝鮮に象徴される国家テロや、日本の国益を損なう国際貿易などの攻勢による外からの危機、そ
して三つ目は、環境・天候・災害・資源などの天からの危機であります。そしていくつかの制度は
今、もはや品質保証期限を過ぎています。
これらの深刻な事態をしっかり認識したうえで、衆参両院の与野党ねじれ現象、荒廃する官僚機
構、政治不信の高まりなど、現在置かれている政治状況を踏まえながら、私たちは自民党が結党以
来揚げてきた党則や政策を基盤として、時代に即応した新しい政治を目指します。
予見を持たず、聖域を設けず、自由闊達な意見を徹底的に交換することによって、議員立法に持
ち込めるような積極的な政策を打ち出し
、その実現に向かって果敢に行動します。
1 イギリスの政治家であり、哲学者であるエドモンド・バーグは「私は変更を排する者ではない。
しかし、たとえ変更を加えるとしても、それは保守するためでなければならない」と言ってい
ます。必要な改革は各分野に果敢に進め、誇るべき日本の伝統・文科は断固、守っていきます
2 真の保守を目指し、行動する政策集団として、しっかりとしたスタンスを持って与党の一員と
して責任を果たしていきます。
3 私たちが国民、地域の代表として、その声に真摯に耳を傾け、疲弊・疲労したすべての戦後シ
ステムを見直し、政治と国民の乖離をなくすため、新時代に合った国民主役のシステムに変え

ていきます。
国民が自国に誇りと自信を持てる国づくりを進めるため、国のグランドデザインを示し、国益
をしっかり守るとともに、国際社会において主導的役割を果たし
、真の意味で尊敬される国に
します。
以上の基本的な方針をお示しし、志を同じくする皆様の結集を求め、ここに政策研究会を結成い
たしたいと思います。
日本の政治と日本の将来を確かなものにするため、私たちはこの政策研究会の名において、揺る
ぎない信念と決意の下に結束して行動することを改めて表明します。
平成19年11月29日

古谷圭司衆議院議員ブログよりhttp://www.furuya-keiji.jp/2007/12/post_120.html

 

保守の柱として、掲げられているもの、

誇るべき日本の伝統・文化は断固、守っていく

国民が自国に誇りと自信を持てる国づくり

国益をしっかり守るとともに、国際社会において主導的役割を果たす

これらを柱としながら、

「自由闊達な意見を徹底的に交換することによって、議員立法に持
ち込めるような積極的な政策を打ち出す」

「疲弊・疲労したすべての戦後システムを見直し、政治と国民の乖離をなくすため、新時代に合った国民主役のシステムに変えていく」

などが、ここで表明されています。

福田首相には、国益は絶対に守る、ことくらいはしっかり考えてもらいたかったと思いますが、それも危ういように思えます。

 

 

次の文は、[依存症の独り言]さんのエントリから、保守派の対立軸として「左翼」に関する文章です。

(一部抜粋)・・・ここにおいては、何をもって左翼と規定するのかはむつかしい。
言えることは、国家に対して懐疑的であり、あくまでも「結果の平等」にこだわる人たちということだろうか。
わが国で言えば、天皇制否定派、愛国心否定派、「結果の平等」派、「大きな政府」派、男女の違いを「差別」と捉える人たち等々の総称であろう。
これらの人たちの特徴はインターナショナルなことでもある。総じて「国家」に対する帰属意識が薄く忠誠心がない。
なぜなら、世界を「支配する者とされる者」「抑圧する者とされる者」として認識するからである。
 自らを「地球市民」などと称する人なども、その亜種と言えるだろう。
・・・

[依存症の独り言]2007/05/03「依存症の独り言はネット右翼なのか?」より http://banmakoto.air-nifty.com/blues/2007/05/post_70eb_1.html

   

大変わかりやすい左翼についての文章で、特に、左翼が「世界を「支配する者とされる者」「抑圧する者とされる者」として認識する」 これはほんとうにわかりやすい説明でした。彼らの話や考えがいつも物事を二極化して捉えていると感じていましたので。それで、彼らはいつも政府を非難し、会社や誰かを糾弾することに終始し、そこから一歩も動けないのですね。

 

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派遣要請を待つ医療チーム〈中国〉

2008-05-18 | 中国

   

「行きたいのに行けない」派遣要請待つ医療チーム  

(一部抜粋)

 発生から6日目を迎えた中国・四川大地震。日本をはじめ韓国やロシアなど、各国の援助隊が行方不明者の捜索や救助のため現地入りする中、おびただしい数の負傷者の治療や心のケアも求められている。

 中国政府からの派遣要請がないため、国内で出番を待っている医療関係者たちは「治療も時間との闘い」と焦りを募らせている

(中略) 

避難生活で体調を崩した人、復旧作業でけがをした人、感染症の流行……。医師のサポートにあたる「医療調整員」としての経験が豊富な東亜大医療工学部(山口県下関市)の准教授、中田敬司さん(48)も被災地特有の多様な医療ニーズを挙げ、「少しでも早く現地入りして、被災者の手当てにあたるべきなのに、今回は遅すぎる」と指摘した。

 今後、中国政府から要請があって医療チームが現地入りできたとしても、交通事情が悪く医療物資が十分に調達できなければ、活動は限定的にならざるを得ない。

(2008年5月17日14時31分  読売新聞)

  

 

やはり初動態勢の遅れが被害者救助に大きな影響を与えてしまったようです。 中国政府が人命最優先し諸外国の援助を迅速に受け入れることができていれば、被害はもっともっとくい止められたのでは、と思わずにはいられません。生存者救助活動とともに被災者の人々の治療や衛生状態やと生活など、急を要する課題は山積みな中で、日本の医療チームがスタンバイできているのに、中国政府の出方でこれまた対応が遅れていることが心配です。災害での政府の迅速さは重大です。日本政府から中国に対して、医療チームの派遣に関して働き掛けはされているのでしょうか。人命と被災者最優先の、中国政府のとにかく迅速な対応を望みたいと思います。

 

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