民主党、外国人地方参政権法案の今国会提出困難に
民主党の小沢一郎代表は23日、党本部で渡部恒三最高顧問と会談し、永住外国人地方選挙権付与問題に関する党内協議機関の座長に就くよう要請、渡部氏は受け入れた。この問題をめぐっては、岡田克也副代表が会長の推進派の議連が20日に提言を出し、永住外国人地方選挙権付与法案を早期に策定し、今国会へ提出するよう求めている。
一方、反対派議連の代表世話人でもある渡部氏は会談で小沢氏に「挙党一致態勢で(政権交代に向け)国民の期待に応えるところにきている。この問題で党を二分し、ヒビが入ってはいけない」と、慎重に議論していく考えを伝えた。同法案の「今国会提出は困難」(幹部)な情勢だ。
民主党推進派が提言を出した「永住外国人地方選挙権付与法案」が、今国会提出は困難な情勢、とのことです。民主党の挙党態勢を崩したくないという渡部氏の考えからとのことです。党内にヒビが入るかもしれないということは、民主党にも真っ当な判断のできる議員は少ないながらもいるということでしょう。この法案は「外国籍者特別永住者一般永住者共に、地方参政権を付与する」という、わが国にとっては大変危険を孕んだ内容で、もしも今国会の提出はなくとも、外国人の支持を受けている民主党や公明党はこれからも何度でも再提出してくることでしょう。気を抜かず今後も注視していく必要があります。反対派はできれば、民主党公明党推進勢力のとんでもない主張に対して、真正面から堂々と批判できる論旨を集約しておく必要もあるのではないでしょうか。