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ノーベル賞から「国籍法改正」?

2008-10-10 | 政治〈国内〉

ノーベル賞が思わぬ余波! 国籍法改正を検討 自民法務部会  2008.10.10 18:25

 ノーベル物理学賞を受賞受賞した南部陽一郎米シカゴ大名誉教授が米国籍を取得していたことを機に、自民党法務部会の国籍問題プロジェクトチーム(座長・河野太郎衆院議員)は10日、二重国籍を認めない国籍法改正の検討を始めた。南部氏はすでに日本国籍を喪失しているが、ノーベル賞受賞が思わぬ波紋を広げたようだ。

 国籍法11条は二重国籍を原則認めておらず、出生地で国籍を決める「属地主義」の米国などで生まれた日本人は22歳までにどちらか一方の国籍を選択することになっている。

 外国籍を取得した人はその時点で日本国籍を自動的に失うが、地方法務局に届け出なければ、戸籍はそのまま残る。個人情報を外国政府に照会することはできないため、実態把握は難しいが、法務省では、外国籍取得者の約1割しか届け出ていないとみている。

 日本に戸籍が残っていれば、旅券取得や選挙の投票などが可能となり、犯罪に利用される懸念がある。一方、国際結婚などで政情不安な国の国籍を取得した人には日本国籍を残しておきたいとの思いも強い。

 法務省は法改正に慎重だが、PTでは「正直者と有名人がバカを見る制度だ」(河野氏)、「二重国籍を積極的に認めた方が日本人が世界に雄飛しやすい」(猪口邦子衆院議員)など改正論が根強い。PTは二重国籍の実態や問題点を洗い出していく方針だが、国籍は誰が日本人か」という国家の根本問題だけに論争を呼びそうだ。  (MSN産経)

  

 

ノーベル賞と絡めて「二重国籍」の議論を出してくるとは・・・・安易すぎて呆れます。さもなければ、何か他の意図があると考えるべきでしょう。 どちらにせよ、国籍はー誰が日本人か」という国家の根本問題ーであり、そして「国家の主権」にまでかかわる重大問題です。

「正直者と有名人がバカを見る制度だ」(河野氏)、・二重国籍を積極的に認めた方が日本人が世界に雄飛しやすい」(猪口邦子衆院議員)

というような面から安易に考えられるような問題では決してありません。プロジェクト・チームが、本気でこのような面からのみ二重国籍について考えているとしたらあまりに軽率で、国会議員の資質まで疑ってしまうほどです。

この内政外交ともに、大変重大な局面、危機的局面に、このような話を出してくる河野座長はじめとする「国籍問題プロジェクト・チーム本当は何がやりたいのでしょうか?

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