日本、史上最多10回目当選=イランに圧勝し非常任理事国に-安保理
【ニューヨーク17日時事】今年末で任期切れを迎える国連安全保障理事会の非常任理事国5カ国の改選投票が17日行われ、アジア枠(改選1カ国)から出馬していた日本は大差で対抗馬のイランを下し、国連史上最多の10回目の当選を果たした。任期は来年1月から2年間。日本の安保理入りは2005~06年以来となる。
投票結果は日本158票、イラン32票だった。
今年はインドネシア、イタリア、パナマ、ベルギー、南アフリカ共和国に代わる理事国を選出。日本はモンゴルの出馬辞退を受けて立候補した。安保理改革の本格交渉開始を11月に控え、常任理事国入りを目指す日本は第1回投票で決着を付け、存在感を示すことに成功した。高須幸雄国連大使は「非常任理事国の活動を改革に向けた大きな弾みとして活用したい」と語った。(2008/10/18-01:42) (時事ドットコム)
上のニュース、非常任理事国投票でイランに圧勝、これまでになく国際社会から日本への期待が高まっている気がします。世界中が未曾有の金融危機不安の中、株価の暴落も気にかかるし、日本経済に影響が広がらないかも心配です。が、ここでうまく国内の経済不安を乗り切り、世界の金融危機をよき方向に導く手助けをすることができれば、世界に存在感を示せるチャンスと考えることもできますし、また、国連の仕組みを変える事や常任理事国をめざす布石とすることもできるかもしれません。
首相は何も言っていないのにもかかわらず、(野党だけでなく)自民党からも、11月30日選挙の見通しなどと言う声がでていると報道されています。しかし、このように問題が山積みの時に、自民党が選挙をしたがる理由、メリットは何なのか、私にはどうもよくわかりません。(今なら勝てる見通しがあるとか?何か他の理由?) 国内も国外も混迷している現在、挙党態勢で国内の景気回復に取り組み、そして混乱している国際社会に対して何か貢献することができれば、日本にも、もちろん政権にも自民党にもメリットになるだろうと個人的には思うのですが。