海岸にて

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世襲であろうとなかろうと

2008-10-11 | 政治〈国内〉

  民主党鳩山氏が、ご自分のことを棚に上げて、「世襲制限制」を検討などというニュースがあり、関連ニュースにこのような記事があったので読んだ。

  

【麻生政権発足考】政治部長・乾正人 プレジデント内閣の船出    2008.9.25 03:16

(いぬい まさと) (MSN産経)

   

 いぬい氏も世襲議員が多いことを問題とし、世襲すべてが悪ではない。しかし、日本政治に活力が乏しく、2代続けて首相が1年で辞めた原因の一つに世襲の弊害があるのは明白だ。」と結論づけている。 

 しかし、2代続けて首相が1年で辞めた原因が世襲にあったとは、私は全く思わないし、「世襲を制限する」ことで政治が良くなるという見通しを 私は全く持てない。そのようなことにこだわる余裕も、今の日本にはないと思う。

 「2代続けて首相が1年で辞めた」辞めなければならなかったことの背景、遠因として、戦後、経済繁栄の結果、与党である自民党や自民党議員が党の理念を忘れ、「国家国民を忘れ」 選挙や目先の利に動かされる議員が多くなり求心力を失っていたことも理由の一つとしてはあるのだろう。

 重要なことは、世襲であろうとなかろうと、「国家国民のために」という理念を誰がより真剣に考えられるかということだけである

 戦後日本が「経済の繁栄」に依存してきたことは肯定するべきことではあるが、戦後日本に決定的に欠けていたものは、「戦前千数百年前から今まで存続してきた日本という国の流れへの意識」である。敗戦と占領下を経験したことで、それらを「保留」にしたまま忘れ去ろうとしていることこそが、ここにきて急速に日本政治の活力を失わせた大きな原因であると思う。。「経済の繁栄」が国民にそれを忘れさせたとも言える。経済だけで、くしくも、戦後日本は繁栄してしまった。今の「危機」を好機とし、経済を立て直して、同時に戦後忘れたものを取り戻して、新たな一歩を踏み出さなければならない。麻生内閣頑張れ。

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