#59(3-14話)「チャンスとハピネス」 All Tomorrow's Parties
こんな詩を読んだことがある
死んだ男に恋をした女の詩
天国で美しい天使に囲まれている男を想像して 女は嫉妬する
エリーは死んだ 今頃かっこいい天使に囲まれているだろう
黒い革ジャンを着た天使とつるんで
トラブルを起こしているんじゃないかな
でも私は嫉妬しない
ただ会えなくて寂しい -ペイトン-
ブルックとペイトンとヘイリーの3人は、ローグボーグのファッションコンテストに出るためにNYに向けて車を走らせている。 コンテストが終わったら、即、3人で飛行機に乗り、チア大会に向かう予定。 ブルックはラジオ占いなんてやっている。何か質問してカーラジオをかけて、流れてくる曲が占いの答え。「ルーカスは何を考えているか?」との質問のラジオの答えは ・・・「過ぎし日の思い出~」だった。
NY入り。ところがコンテストの順番が変更になっていて、ブルックの出番が明日になっていた・・これでは、掛け持ちは無理。ローグボーグを取るかチア大会を取るか、どちらかを選ばなくてはならない。結局ブルックは、ローグボーグを取ることに。
ブルックの服を着てくれるモデルは、ソラリスという名の綺麗な娘。 まだ15歳だという。ブルックは彼女に誘われて、夜、飲みに出かけた。 ソラリスの姿が見えなくなったので、彼女を探しに2階のVIPルームに行ったら、そこで彼女がぼーとしてぐったりしている。ヘロインを飲んだらしい・・まわりもなんだか怪しげな雰囲気で。その店にいることが怖くなったブルックは、そこから逃げ出してしまう。賢明だったね。危ないところだったよ。
不安で泣きそうになりながら、タクシーの中からルーカスに電話。「会いたい。とっても。・・はやく会いたい」・・。 ブルックは、タクシーの運転手さんに、ラジオ占いをしたいからと、ラジオをつけてもらう。かかっていた曲の意味を運転手さんに聞くと、これは「二人の男と一人の女の悲しい歌」なんだそうだ。「一人の男はお金持ちで彼と一緒になれば世界中を旅できる。・・もう一人は幼馴染の男で、彼女はそっちを愛している」。ブルックは、ダウド(タクシーの運転手さん)に、ルーカスのことなんか身の上話をしているよ。ダウドはメーターを止めて聞いてくれているし。「何でこんな寂しいのかわからない・・」ダウドが言う。「君はきっと幸せになる」 タクシーを降りたブルックに、街角のソラリスの大きな広告が目に入る。
一方、レイブンズのチアチームとバスケチームの一行は、チア大会会場までバスで出発。ダンが来なくてよかったよ。後部席の二人、カレンとキースがお目付役、保護者代表なんだけど、この二人はアツアツ、コーチにいちゃつかないように注意されている。
ホテルに到着。でも、キースと同室なのはダーラムコーチらしい。お目付役がふしだらなことをしたら生徒に示しがつかないからだって。 二人がデートしようとしても、コーチがボーリングしようと誘いに来る。
ネイサンに、ハイフライヤーズキャンプで一緒だったトニー・バトルが会いにきた。隣町に住んでいるとかで、ネイサンとルーカスは彼の家に招待される。彼のお父さんも高校の時バスケの選手だったそうで、でも、子どもができてバスケ選手の道をあきらめたとか。ダンとまったく同じパターン。でもネイサンの家族と違って、彼の家族は仲が良くて、とても幸せそう。ネイサンが「バスケをやめることになって後悔しませんでしたか?」と尋ねる。トニーのお父さんは、「もしあの時、家族を選ばなかったら、今頃、目的もなく街をうろついていただろう」。
ネイサンは食事の前のお祈りも知らなかったらしい。子どもの頃、いつもゲームしながら一人で食事していたから。ダンのおかげで2人の息子はさんざん。ネイサンはあのダンにずっと支配されて、それにデブは働いていたし。ネイサンはつらかっただろうな。「バトルの親父さんは父親の顔も知らないのに、一代で全てを変えたんだ」とネイサンが言うと、ルーカスが、「ヘイリーと二人でおなじことをやればいい」
帰って来たペイトンとヘイリー。レイチェルがペイトンに飲もうと部屋に誘う。ペイトンはエリーを亡くしたつらい時期なので、いいねと二つ返事でOK 。そこに、レバンがレイチェルに電話してくる。
最初、ペイトンとレバンが同室だったらしいけど、レバンはスキルズと同室になりたくて、部屋割をあれこれ変えたらしい。ああしてこうして、簡単に言うとペイトンはレイチェルと一緒、ルーカスは一人。・・レイチェルはこのことをペイトンに言わなかった。酔ったペイトンをルーカスがいる部屋に送って行った。・・彼女は、ブルックとペイトンとの親友関係を、ルーカスを挟んでまずくさせようと画策したってことかな。
レイチェルは悪い子じゃないとは思うけれど、たぶん、自分がその場の中心にいたい子。チアチームを仕切りたいし、かっこいいルーカスとも付き合いたかった。ブルックとキャラが競合してしまうのか、なにかと張りあってしまう。
風邪気味でなんて言ってたレバンは、スキルスとプールサイド。スキルスに「まさか泳げないの?」とか「大丈夫だから、あなたをおぼされたりしない」とかいいながら、延々とプールで、スキルスを「浮かせる」練習をしている。この二人のデート、いつもなんだか可笑しい。
朝、二日酔いの頭でレイチェルの仕業だと気がついたペイトン。そもそもレイチェルと飲もうと思ったことが間違いとルーカスは言っていた。二日酔いのペイトンがまだ寝ていて、ルーカスが着替えをしている部屋に、ブルックが荷物を引きずって帰ってきた。・・・、こ、これは大変。当然、ブルックは顔色を変えて・・・怒って出て行った。ルーカスがブルックを追いかけて、事情を説明する。 ペイトンとは何もないと。ルーカスの「お互いを信じるんだろ、俺らでペイトンをささえてやらなきゃ」という言葉を、ブルックは信じた! あの雨の中の大喧嘩は意味があったみたいね。この二人には以前よりも信頼関係ができている。
ブルックはいろいろ考えた結果、友達といられるのは今だけ。17歳の今しかできないことを取ることにしたらしい。それでローグボーグを捨てて、チア大会に駆け付けてきた。 レイチェルは振付を変えたからブルックの場所はないよと言ったけれど、チアメンバーたちはブルックキャプテンが帰ってきたことを大歓迎している。 やっぱりチアキャプテンはブルックだよ。残念だったわね、レイチェル。
チア大会。 レイチェルはキャプテンきどりで皆にあれこれ注意、仕切っている。ブルックが最後にもう一つと声をかける。「楽しもう!」
レイチェルは苛立っていて、ダンス中にペイトンに「遅い」。ペイトン「誰かのせいで二日酔いなの!」と言い返す。 スキルスのかけ声にレバンが反応・・ 調子が崩れてしまい・・絡まって転んでしまう。他のメンバーも動揺して、ダンスが止まってしまった・・・そしたら!音楽に乗って、ブルックが先頭に出て、一人で踊りだした。とてもとても楽しそうに。それを見て仲間が笑いだした。みんな音楽に合わせて自由に踊りだした。レイブンスのメンバーもステージに上がり、キャアキャア大騒ぎ。他のチームやチアチームもみんなステージに上がって踊りだした。チアダンスの大事な要素って、選手も応援も一緒になって、こんなふうにみんなで楽しむというところにあるのかもね。
キースが「死ぬまでこんな日が続いたら 幸せな人生だよな」と言う。「結婚して」とカレン。「君からなんてダメだ、俺が・・」という言葉をさえぎって、カレンがキースにキスをする
人生は一瞬一瞬の連続だ
流れる景色のように 通り過ぎていく
でも時々 はっとする一瞬がある
その瞬間は消えずに記憶に残る
そういう一瞬があると
その時の思い出は一生色褪せない
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