前記事の<桃太郎の地元訪問②(吉備津神社編その1)>の続きです。
岡山市北区にある吉備津神社。その長い回廊脇には趣のある光景がいくつもあります。この苔むす石灯篭の深い味わいがステキ。

さらに進むと右へ折れる道があり、

その先にあるのが御釜殿です。

御釜殿は鳴釜神事で有名。

●鳴釜神事とは・・・
蒸篭中にお米を入れて釜の上に置き、焚いた時に鳴る音で吉凶を占う神事。各地にあるが、発祥は吉備と考えられる。強く長く鳴るほど良いとされるが、原則的に音を聞いた人が各自で判断する。
ふーん。吉凶は各自で判断かぁ・・・。私は小さな音でも勝手にいい方に解釈するタイプだな。
吉備津神社の鳴釜神事は温羅(ぬら)退治が起源です。温羅については「桃太郎の地元訪問①」で簡単に書きましたが、鳴釜神事はその後のお話。
・彦五十狭芹彦命あらため吉備津彦命は、温羅の首をはねて征伐。
・はねられた後も温羅の首は大声をあげ、唸りが止むことはなかった。
・骨だけにしても唸り声は止まず。
・困ったあげく吉備津神社の御釜殿の釜下に埋めたが、声は止まず。
ある晩、吉備津彦命の夢に温羅が現れ、「私の妻に釜を炊かせろ。世に何かあれば私の釜の前に来い。幸あれば豊かに、反対に禍あれば荒々しく釜を鳴らす」と告げます。その通りにすると唸り声は止んだ。

御釜殿の中も見たかったけれど、社務所受付は遠いのであきらめました。
でもね、さすが今の時代、スマホでバーチャル体験ができる。

しかし、未だガラケーの私は体験できず。帰宅後にPCでもトライしたけど現地限定みたいで残念でした。
御釜殿入り口にあった「かなえボー」

吉備津神社編はあと1回続きます。
バーチャル体験とはすごいね。
体験してみたい
かなえ棒の赤鬼さんが可愛いです~
鳴釜神事、若い頃に別のところで体験したことがありますが、ボーっと大きな音がしていたのを覚えてる。でも無知だったせいで「だから何?」って感じでもったいなかったなぁ。今ならエンジョイできるのに(神事ってエンジョイするものでもないと思う)