先日、ツマグロヒョウモン(蝶)が羽化後に鮮血を流して死にました。⇒ 野生のエグさ
そして、今日も門扉の階段に鮮血を発見。イヌもネコも私もケガ等で流血はしていない。あぁ、きっとまたツマグロヒョウモンが死んだのね・・・。
赤い血のあった場所、その真上にある壁掛けプランターを持ち上げてみる。あぁ、やっぱり!ツマグロヒョウモンのサナギが空っぽになってぶら下がっていたわ。
今回もあたりに死骸はなかったけれど、せっかく羽化したのになんで流血して死んじゃうんだろ?サナギが100個あるとすれば、いったい何個が蝶々となって飛び立つのだろう。
よく見るとそして、ツマグロヒョウモンのサナギには金色の点々がある。これは何なのかしらね。
そこで調べてみた。
<< ツマグロヒョウモン >>
・♂と♀ではハネの模様が異なる。
左♀、右♂。黒い部分がある雌の方がやや派手
※ウィキペディアより写真引用しました
・幼虫はスミレ(庭のパンジーやビオラも)を食べる。
・幼虫は黒地に赤いスジ模様。トゲトゲの体だが毒はなく、触っても痛くない。
※ウィキペディアより写真引用しました
・サナギは胸付近に金色や銀色の突起がある。(突起部分は薄膜が何枚も重なっていて、これに光が当たると金色や銀色に輝いて見える)
なぜわざわざ金色や銀色の突起があるのかと言えば、
・サナギが枯葉に似ており、枯葉の穴を通る光を再現するための擬態
・この不気味さで天敵の鳥を怖がらせる
などの説があるらしい。よく考えられているわねぇ~。感心!
そして、ワタクシ最大の謎、なぜ羽化後に出血して死ぬのか?
結論から言うと、出血してないし、死んでない!
蛹の体内には幼虫時代に蓄えた体液がいっぱい。
↓
羽化後、その体液を羽のスジに送り込むことにより羽が広がる。
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体液が余ると、羽を広げ終わった後にお尻から出る。これを蛹便(ようべん)と言う。ツマグロヒョウモンの蛹便は真っ赤でまるで血のよう。
私が見てビックリしたのは蛹便だったのよ。何も知らない私は、蝶のお腹が破れて中身と血が出て、息を吹きかけても微動だにしない姿を見て死んだと勘違いしたの。でも生きてた。その証拠に死骸は見つからなかったもの。
あぁ、自然はよく出来ている。地球が誕生した頃から生物も併せて進化適応してきた結果と言えるのでしょうが、特定の宗教を持たない私はこの悠久の時を経た大自然こそ神さまと呼ぶべき存在なのかもと感じました。この狭小庭にも神様がいっぱい!
YUKIちゃまの前向きの観察日記、私には到底出来ません(^^;)
さよ~なら~💦
お疲れさまです~
先日、ヤモリが花の鉢にいた。2~3日経つけど、まだいるんじゃないかと気味悪くて、その付近には近寄れずにいます。なのでお庭のお掃除が滞っています。