花びら餅は 裏千家のお正月のお菓子です
表さんは 常盤上用 武者小路さんはきんとん だったような ?
それぞれの流派さんで お菓子は違っています
昨年は自分で作りましたけれど
今年は バタバタで作り損ねてしまいました
お正月が終わったけれど
お餅があるので 作ってみようかな
いただいた白みそもあるし
このあたりの花びらは 求肥の花びら餅の形をしたお菓子
本当はお餅です
お餅で 作りたて 中の味噌餡はとろとろ
そんなものを作っても お商売になりませんからね
すぐに固くなるので
お家元さんでいただくのは 平たくて 大きい
お餅の熱で 中の味噌餡が水分を吸ってゆるゆる
ゴボウは外に出ていません
20年ぐらい前 初心者でどうして食べようかと迷いました
とにかく大きい そして お家元様がお点前に出られる前に
食べてしまわなければいけない
周りを見回したら お年を召した先生方が ぺろりと ・・・
とにかく早い 手でお餅の両端をつまんで
輪のほうが下になるように半分に畳んで
クレープのように手で食べていらっしゃいました
何年か後 業躰先生も 手で半分に畳んで と教えてくださいました
楊枝で切って食べている方は 皆さん苦労されています
餡が懐紙に流れて おまけに お餅だから 思うように切れない
花びら餅は 宮中のお雑煮の形で
本来 ゴボウやニンジンの挟んだほうが手前だそうです
それをお菓子にしたので 遠慮して向きが逆だったそうですが
ここ数年 宮中のお雑煮と同じ向きになっていますね
手で取るときも この向きのほうが採りやすいです
黒文字が1本つきますので 黒文字と手で懐紙に乗せます
一度 地元の友達が どうでも食べたいというので
食べずに ホテルまで持ち帰り 近くの黒猫さんから
ほかのお菓子と一緒に送りました
彼女は 裏千家の花びら餅が来るからと
ほかの友達に電話して 3人で荷物を待ったそうです
一つの花びらを3個に切って ・・・
・・・ 貴女 固かったわよ ・・・ と
そりゃそうでしょう お餅だもの
食べたことない人は 求肥のように思うんでしょうね
いただいてすぐに ジップロックに入れましたけれど
かたくなりますよねえ お餅だと
笑い話みたいですけれど