S2000と茶の湯 日々是好日

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ぶつぶつと 私の備忘録

不昧流不昧会 管田庵茶会に行ってきました 

2024-12-15 22:39:18 | 道具



松江市の文化振興課主催のお茶会でした
 
なかなか お茶会に貸していただくことができない場所ですので
1席13名 4席
 
私たちは12時15分の案内で 16名でした
 

 
お山の上にあります
下の駐車場までご当主の有澤氏が迎えに来てくださって
上まで ご案内がありました
 

 
こちらが御成門で不昧公が歩かれた道
 

 
観光客の方は 白の看板があるほうの道を歩かれます
 

 
門を開けていただいた先は
 
紅葉がきれいでした
 

 
先に見えているのが 有澤邸 管田庵
 

 
雨が降ったりやんだり
 

 
途中で池があったり
 

 
道が悪く 着物は3名
その中に私も入りましたけれど
スニーカーを履いて 野袴と雨コートで
完全武装
スニーカーよかったですよ
帰りのスーパーのお買い物も
そのままでした
 

 

 
この先が管田庵茶室 
1畳台目 隅炉 中板
 
その先に上にあるのが
 

 
大きな お湯殿
奥の右側が サウナになっています
 
鷹狩のあと こちらで汗を流して
下の茶室で一服 
 

 
ドウダンツツジの大木 250年くらいたっているそうです
 

 
管田庵の茶室の写真は

2022年の今日会のお手伝いの時の写真です
 
お茶席は 不昧公のお軸で 時代の竹の一重切り
花は四箇村とコバノズイナ
 
四箇村椿は こちらから お城に帰る途中で見つけた椿です
四か所の村を回った中で この椿が一番だと
それでついた名前です
 
江戸でのお好みが獅子王
地元では四箇村
 
何方も白一重 中輪以上 大輪未満 の大きさの花です
咲き方は違いますけれど
とても大切にされていた椿のようです
 
我が家の獅子王 今年初めてつぼみが付きました
とても楽しみです

高麗 砂手御本筒茶碗 

2024-12-15 22:36:37 | 道具




 
砂手御本 筒茶碗
 
御本というのは お手本のことで
希望のお茶碗の絵を書いて 韓国へ発注したもの
 
まるい斑点のような景色を御本とも言いますが
 

 
砂手というのは 砂気の多い陶土で作られた茶碗のことを言います
 
こちらは砂手と言われる 高麗です
 
筒茶碗で そこがつるっと まんまる
陶芸の先生がおっしゃるには
削るカンナが日本の物では
こんな風に削れないという事でした
 
どんなカンナかな ? と
何度も そこをなぜていらっしゃいました
 

 
箱はこんな感じで 桐箱です
桐も古いです
 

箱の底が二重 丸紐
 

 
アナのサイズ3ミリ 
通す紐がありません
どうやって通したのかな ?
 
これは 遠州流さんの 江戸時代の箱です
今のお道具は 普通の箱になっています
 
古いお道具は 面白いです
箱一つでも その時代が分かるというか
人の手を渡るたびに 仕覆や札や箱が増えていくのに
 
これは 箱一つですので
どなたかが 長らくお手元に置かれたお道具かも
付属品が少ないですから
 
 
 
 

蕎麦茶碗 干した茶碗順番に片付け 今回は高麗が多い

2024-12-15 22:33:20 | 道具


5日たったので
楽を最後にして 固いものからお片付け
今度 何時出番があるかわからないので
しっかり干しておかないといけません

 

こういう状態にして 保管
 

 
二重箱の外は 大宗匠で裏千家の紐
 

 
中は園能斎の箱で 紐は園能斎の紐
ご自分の色の紐をお持ちの宗匠もおられたようですね
 

 
箱に入れる前のひとそろえ
 
初めは園能斎の箱だったのを
お道具やさんが 箱を整えて 鵬雲斎宗匠に書付をお願いされたのでしょう
 
買う側としては 園能斎の箱だけでもいいようなものですが
その分 お値段が高くなりますよね
 

 
目跡の付け方が 作った方の その時の気持ちが表れるそうです
 

 
ゆったりした気持ちの時でないと こういう風な目跡にならないそうです
 
目跡というのは 焼かれた陶磁器が地面やほかの作品にくっつかないよう、 陶磁器同士や地面の間にかませた粘土の痕跡 です。釉薬が熔けてもかませた粘土のおかげで作品が熔着するのを防いでくれます。作品の上に次の物をのせるときにも貼り付けます。
貝殻の中に粘土を詰めて その上に作品をのせて焼くこともありです。
お茶碗の高台に 貝殻のあとが残ったものも目にすることがあると思います。
 
陶芸をされる方なら よくご存じだと思います
私も昔はしておりましたけれど
ちっとも 上手にならないので 止めてしまいました
窯焚きだけは 上手でしたが
 
山に陶芸の窯が投げっぱなしで 炭と藁に埋もれています
 
 

 
焼き物をされる方に見ていただきましたけれど
 
私にはよくわかりませんが
 
でも とてもいい茶碗だとほめていただきました。
 
道具は出会いで
高麗茶碗 好きです