茶花には 入れていけない花が何種類かあります
炉の時期では 山茶花
茶の字がはいって 茶が重なるとか ?
こじつけとも
椿と山茶花は 花が同じ時期で
花の散り方が違います
山茶花は 花びらがはらはらと
椿は 花全体がぽろっと落ちます
余談 すぐにひらっておかないと 蜜が畳についてしまいます
椿の潔さが お茶の世界にあっているんではないでしょうか
お掃除も 楽ですし
花は 南方六に
花入に入れない花はじんちょうげ、みやましきびにけいとうのはな
おみなえし、ざくろ、こうほね、きんせんか、せんれん花をも嫌う也けり
おみなえし、ざくろ、こうほね、きんせんか、せんれん花をも嫌う也けり
とありますけれど
沈丁花 ・・・ これはにおいがきつい
香りのきつい花はさけるという事だと思います
百合もつぼみの時はいいけれど 咲くとすごい香りがしますから
お香の邪魔をしますね
みやましきび 蜜柑科の植物で 棘があり毒もあるそうです
棘や毒のあるものは避けるという事かな ?
今なら バラなどはみんなお花屋さんが棘をはさみで落とされます
よね
トリカブトは毒ありの代表みたいですが 花はきれいです
毒は根ですが
けいとう ・・ これは 仏壇 お盆のイメージかな
ちょっと毒々しい
日本画の画材に良くなりますね
女郎花 ・・・ これは字が悪い
今では 普通に茶花です
コウホネ ・・ 根が骨に似ている こじつけ
骨の字がいけないのでしょう それなら 別名で かはなぐさ と
きんせんか ・ 仏壇用かな
せんれいか ・ 何の花か ?
ざくろ ・・・ 実がなる 食べれるという事かも
わたくしの師は 茶花がとてもお好きで
お稽古場は いつも 違うお軸に花入れ 茶花 ・・・
茶花は野にあるものを手元で整えて
一発で花入れに入れると
籠以外は そうして入れるものだと習いました
手元で形を作り 入れると
活花のように 手直しをしないと
いろいろ 書きましたけれど
今日のお花は 禁花です
お稽古場ですから 承知のうえで
山ぶどうの照葉と姫リンゴ
まずいのか カラスもほかの鳥もつつきません
花入れは 備前 伊勢崎伸さんの旅枕
山ぶどうの葉は巨大で なかなか こんな小さくて色づいたのはありません
はるか上のほうで 巻き付いて
虫食いですが 名残で 残り物で 何でもありです
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます