( 広島酒たち 広島駅前「福屋」) 2011/9/2
■2011/9/2(金) 風雨
広島駅前には、福屋百貨店という地場のデパートがある。 食事の前にちらりと寄ってみた。
風雨が激しくなった天候のせいもあるのだろうが、建物の割に中は閑散としていた。 入って最初に目に入ってきたのが、「なでしこJapan」への副賞で話題になった熊野化粧筆。 これも広島が誇る世界のトップスター御用達の逸品だ。 そのコーナーを通り過ぎ、地下一階の日本酒・広島の地酒コーナーへ向かった。
敢えて「広島酒」と書いたのは、広島はいろんな地区でいろんな酒造りをしてそれぞれに味も個性も違うのだ。 呉の酒、 竹原の酒、 三原の酒、 中国山麓の酒等々あるから 近年 東広島の人口増加と共に全国的にも知られるようになってきた西条地区の酒も広島全体からみるとその一部というのがわかる。
地元の酒のコーナーに立ちチェック 「蜃気楼(これは酒祭りで賀茂鶴酒造で最初に味見した発泡性うすにごりだ。) 白牡丹の生・雨後の月・宵・菱正宗・醉心もあるな・・・・」とぶつぶつ。 そして私が注目している「美穂」を見つけた。
これを「みほ」と読むなかれ、「BIHO(びほ)」 私の好きな酒米「広島八反」の原形にあたる酒米を使って作っている希少酒で、関西ではまず目にすることはできないかも。女性杜氏 美穂(みほ)さんが作っている酒。
でも今夜は敢えて買わなかった。 美しい穂、気まぐれで早く刈り取ってしまっては、後の楽しみも無くなるというもの、出張帰りにこの酒を買って帰るというのが、何とも自身の気持ちが許さなかった。 これはいずれプライベートな機会の楽しみにとっておくことにした。
楽しみは後回しにする方がいい。
(寅)