( 御所市「東川酒店」 ) 2011/9/17
■2011/9/17(土) 晴~曇時々雨
まるで別府温泉か!? 湯けむりを上げているような白い雲が葛城山を取り巻いていた。 また 大雨が降ると大変なことになるな・・・。 連日、全国ネットのニュースでは、奈良県の五條市・十津川村の地名が流れている。 国道168号線を下れるのはいつになるだろう。
海に面していない奈良県、東北地方のような海津波は考えられないが、1500m級の山々が連なる中、谷間に点在する集落は、その山々を駆け下りてくる洪水が、津波と同じく集落を呑みこみ傷跡を残している。
下に降りると私の家も白い雲に包まれていたが、そんな雲を見ながらまずは、大雨にならないことを祈った。
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さて今日は、もうひとつの地元の日本酒の供給基地(酒屋さん)を紹介したい。御所市「東川酒店」 どこの街角にもあるごく普通の酒屋さんといった感じのお店だ。 但し、現在では御所市長の自宅店舗ということでもある。
小雨が降りやんだ中、扉を開くとチャイムがなり奥から奥さんが出て来られ「いつもありがとうございます。」と物腰やわらかに挨拶してくれ、早速おすすめのお酒の話をしてくれる。
奥さんは、私とわかるなり早速「秋の限定酒 「風の森」笊籬採り(いかきどり)がこの秋でたばかりで、とても美味しくておすすめですよ~」とすすめてくれた。
何とも上品で丁寧な物言いに私は二つ返事で、「じゃ それにしようか・・」と言いかけたが、実は一升瓶でしか作ってないとのことで、泣く泣く断念となった。
「四合瓶なら即買いしてるのに 冷蔵庫に一升瓶なんか入れると夫婦争議のもとだから・・・」と言うと 「ええ、そうですよね~ そんなお客さん、結構いらっしゃいます。 秋の涼しくなる頃まで待ってみられるのもいかがでしょうか。 」という言葉に諭され 機会を待つことにした。
この店は、特に油長酒造の「風の森」を主力にフルラインナップで取り扱っている。 奥さんが話してくれる油長酒造の新製品情報が楽しみで、時々ではあるがこの店に寄るようにしている。 今日は、霜月祭や御所の旧家の話しを奥さんから聞くこともできた。
本日、手にしたのは「風の森」秋津穂の四合瓶。 11月後半ぐーっと涼しくなった時には、風の森「いかきどり」購入に再チャレンジしたい。
(寅)