先日久しぶりに火を入れたら調子が変だった大昔の ENG カメラ Ikegami HL-83 が棚の隅で寂しそう。
どんな調子だったっけ。
作業台に載せて電源を入れ、モニターも繋いで確認したら、画面が真っ赤。
こりゃだめだと思いながら念のためホワイトバランスをとったら「あれっいいじゃない!」。
被写体はこれです。
でもしばらくすると画面が微妙に揺れてぼやけてきました。
今は本気で構ってやる気はありませんがもしかすると POWER ユニットが温まると不安定になるのではと考えて
手元にあった送風機で冷やしてみました。
これで映像は安定しました。
このカメラは当面使う予定がありませんが、調子が良ければ非常に鮮明な映像が出ます。
撮像管は恐らくサチコンでしょう。
とにかく映像が出れば結構、カバーを付けて棚に戻しましょう。
ところが昼飯をはさんで片付けようとしたら電源を入れっ放しでした。
外に向けたら映像はボケボケ。
でも慌てません。さっそくファンで冷やしてみたら1分後に鮮明な映像に戻りました。
POWER ユニットを折をみて調べるとしてここまで。
ここで紹介しますが、このカメラはフィルターが面白い仕掛けになっています。
通常の回転式じゃなく差し替え方式なんです。
上のフィルターはND1/25 と素抜け、下のフィルターは色温度変換と素抜け。
面倒なようですが、古いシネカメラではゼラチンのシートを切ってホルダーに挟むのが普通ですからそれよりは楽です。
片付ける前に POWER ユニットを抜いて開いてみました。
電子回路は何度も申しますが素人です。
でも丸印のトランジスタはかなり発熱するんじゃないでしょうか。
これが熱くなると隣りの電解コンデンサーだって平気じゃないと思うのですが。
そのうちスプレー急冷剤を買って映像が不安定になった状態で吹き付けてみましょう。
って、前にもそんな記事を書いたような。デジャブ?、メビウスの輪?。