台風19号の被害状況についてテレビ各局が空撮を中心に映像を流しています。
これを見ていて腹が立ってきました。見る側が知りたいのは自分の身近でいったい何が起きているのか。それがテレビは「絵になる」映像にこだわって全体像が欠けています。
現場のカメラマンはとにかくズームが大好きで、急速なズームで寄るので状況説明が出来ていません。昔のカメラマンは必ず全体像、周囲の状況から入っていました。
今回は私の住む地域に隣接する豊野地区が千曲川の堤防決壊で冠水していますが、テレビが捉えるのは自衛隊のヘリコプターで救出される住民や救助を求める人たち、決壊した堤防、半分水没した新幹線車両が中心。不適切かも知れませんが、まさに「絵になる」映像です。しかもズームで寄った映像なのでそれがこの地方のどの場所なのかが全くわかりません。肝心の情報である交通規制の状況はほとんど伝えていません。
今日は千曲川の対岸、須坂市の母の家に行く日でしたが、千曲川を渡る必要があるのに橋はどうなっているのか、渡れるのか渡れないのかが知りたいのです。小布施橋はアップルラインが通行止めなので使えないと判断しましたが、昨日は通れた立ヶ花橋はどうなのか、南の村山橋は?
結果的に村山橋は通行可能で無事に母の家に行くことが出来ましたが、それは自分の生活範囲だからで例えば県外の人が被害に遭った知人の家を訪ねるのは困難です。
報道の使命は直接役に立つ情報を的確にわかりやすく伝える事だと思うのですが今のテレビは根本的に方法を間違えていると思います。
半世紀に渡って映像に取り組んできた身として言いたい事は山ほどありますが全部書いたら本が書けるかも知れないので今日はここまで。
これを見ていて腹が立ってきました。見る側が知りたいのは自分の身近でいったい何が起きているのか。それがテレビは「絵になる」映像にこだわって全体像が欠けています。
現場のカメラマンはとにかくズームが大好きで、急速なズームで寄るので状況説明が出来ていません。昔のカメラマンは必ず全体像、周囲の状況から入っていました。
今回は私の住む地域に隣接する豊野地区が千曲川の堤防決壊で冠水していますが、テレビが捉えるのは自衛隊のヘリコプターで救出される住民や救助を求める人たち、決壊した堤防、半分水没した新幹線車両が中心。不適切かも知れませんが、まさに「絵になる」映像です。しかもズームで寄った映像なのでそれがこの地方のどの場所なのかが全くわかりません。肝心の情報である交通規制の状況はほとんど伝えていません。
今日は千曲川の対岸、須坂市の母の家に行く日でしたが、千曲川を渡る必要があるのに橋はどうなっているのか、渡れるのか渡れないのかが知りたいのです。小布施橋はアップルラインが通行止めなので使えないと判断しましたが、昨日は通れた立ヶ花橋はどうなのか、南の村山橋は?
結果的に村山橋は通行可能で無事に母の家に行くことが出来ましたが、それは自分の生活範囲だからで例えば県外の人が被害に遭った知人の家を訪ねるのは困難です。
報道の使命は直接役に立つ情報を的確にわかりやすく伝える事だと思うのですが今のテレビは根本的に方法を間違えていると思います。
半世紀に渡って映像に取り組んできた身として言いたい事は山ほどありますが全部書いたら本が書けるかも知れないので今日はここまで。
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