夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

テレシネ装置を8ミリでも使えるように

2020-07-23 15:45:44 | Weblog
先日テレシネのテスト中に撮影用バッテリーが劣化していることに気がついて液を補充、一日充電して回復した気でいましたが結局ダメでした。


電圧がこんなに落ちています。

これはあきらめましょう。先程木材を買いに行った近所のホームセンターに農機具用A19が¥5K台で置いてありました。
近いうちに買ってきましょう。

16ミリのテレシネ装置はほぼ完成、これって、元は8ミリ用だったので8ミリも兼用できるようにします。
実は以前8ミリもエリアルイメージでテレシネに挑戦したんですがイマイチ結果が良くありませんでした。スクリーンプロセスの方が画質がいいって、それじゃあんまりです。
今度は本気です。映写機はSH7じゃなくてFUJICA SCOPE SOUND SH9でした。ランプが点かないのを¥1,080で買ったもので、ランプはソケットの接触不良で磨いたら点灯しました。速度調整ができるので好都合です。


ランプは12V20Wのハロゲン球ですが元は何用だったか忘れました。(ブログで書いた気がするけど)
苦労して取り付けてあります。


まず8ミリ映写機の台をなんとかしないと。
これは前に8ミリのテレシネ用に作った残骸です。


短くカットして下駄を履かせました。木工ボンドが固まるまで放置。


この映写機は本来12V100Wのランプですがテレシネ用に置き換えた20Wでは光量が足りません。

ガラクタの中に反射鏡がありました。
これを使って光をアパーチャー部に集めたらどうかな。都合よくフィルム面に一様に光が集まればいいんですが。

前に改造した部分です。またアルミ板を切ったり曲げたりが始まります。


最初にやるのは本来の映写ランプ取り付け部に反射鏡を取り付ける作業です。

アルミ板は必要な寸法にカット済みです。

考えが決まればひたすら加工作業です。材料はいくらでも余っています。
ここで私の独自の穴加工をお見せしましょう。
ドリルで端材の帯鋼に穴を開けます。


穴開けに使ったドリルの尻の面取り部をグラインダーで落として平らにします。


ドリルを上下逆にチャックにセット。ドリルは回しません。

ドリルが穴にスムーズに入る位置に帯鋼を置きます。

今回やろうとしているのはアルミ板に半円の切り欠きを入れようというのです。
アルミ板の切り取ろうとする位置を合わせてボール盤のハンドルを勢いよく「ガーン」。


ほら、きれいに打ち抜けました。


丸ヤスリで削るよりもっともらしい出来栄えです。ドリルはシャンク側が微妙に細いのでこんなことができます。工場労働者時代に思いついた手です。パッキンの穴の打ち抜きにも応用できますよ。


今日はここまで出来ました。左が本来映写ランプが取り付けられている部品です。


反射鏡はどうやって取り付けましょうか。

こういうのを考えるのって、楽しいですよ。


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