3月16日という日
2014年の今日、「真鶴」というものを書きました。
真鶴
路地裏に風も吹かずに春近し
人も無き路地を下れば海光る
静まりて小さき船は揺れもせず
見上げれば貴船の石段古びたり
華やかな祭りの景色思いおり
凪に似て動かぬ時はゆらゆらと
真鶴や人の心は幻か
華やかな祭りの影に心揺れ
時も無き心の景色激しけり
誘われて波打つ磯に何を見る
波に濡れ誘うも心我が心
ゆらゆらと祭りの船は燃えており
現世の光る水面も幻か
燃える船うつつの闇も光りけり
夢うつつ時の流れにさ迷えり
庭先に時は動いて梅一輪
磯辺にて海苔掻く音は響きおり
川上弘美さんの小説『真鶴』を読み終わり、真鶴を訪ねてみたとき書いたものです。
川上さんの不思議な世界を表現した作品です。この不思議な世界は川上さんの作品の特徴です。
興味のある方は是非お読みになってはいかがでしょ。
先の文章は、俳句を17行並べたものです。
5行、7行、5行の構成です。17文字17行の私的なもの。
勝手ながら「俳連詩」と名付けています。この「俳連詩」という言葉や形式が昔からあるのかどうかは和k理ません。
「カテゴリ」に「俳連詩」があります。
なかなか私的な気分になれないのですが、また異聞が乗ったら書いてみようと思います。
季語にはこだわらないですが、5,7、5行の各連句の一つに最低一つの季語を入れています。
2014年の今日、「真鶴」というものを書きました。
真鶴
路地裏に風も吹かずに春近し
人も無き路地を下れば海光る
静まりて小さき船は揺れもせず
見上げれば貴船の石段古びたり
華やかな祭りの景色思いおり
凪に似て動かぬ時はゆらゆらと
真鶴や人の心は幻か
華やかな祭りの影に心揺れ
時も無き心の景色激しけり
誘われて波打つ磯に何を見る
波に濡れ誘うも心我が心
ゆらゆらと祭りの船は燃えており
現世の光る水面も幻か
燃える船うつつの闇も光りけり
夢うつつ時の流れにさ迷えり
庭先に時は動いて梅一輪
磯辺にて海苔掻く音は響きおり
川上弘美さんの小説『真鶴』を読み終わり、真鶴を訪ねてみたとき書いたものです。
川上さんの不思議な世界を表現した作品です。この不思議な世界は川上さんの作品の特徴です。
興味のある方は是非お読みになってはいかがでしょ。
先の文章は、俳句を17行並べたものです。
5行、7行、5行の構成です。17文字17行の私的なもの。
勝手ながら「俳連詩」と名付けています。この「俳連詩」という言葉や形式が昔からあるのかどうかは和k理ません。
「カテゴリ」に「俳連詩」があります。
なかなか私的な気分になれないのですが、また異聞が乗ったら書いてみようと思います。
季語にはこだわらないですが、5,7、5行の各連句の一つに最低一つの季語を入れています。