夕螺の一言日記

毎日心に浮かんだことなどを書いてみたいと思います。。。(2014年3月13日開設)

池に浮かぶ月90【3月31日】

2018年03月31日 18時40分14秒 | 「池に浮かぶ月」
去年は正岡子規に触れながら俳句とは自然とその中で生活する人の営みが結びつく中で俳句はU和まれるといったようなことを考えていたようです。
俳句は花鳥風月の美しさをめでるだけではなくて、その美しさの中で、というよりも自然の厳しさも含めてその自然と人とがまじりあう中での人の心の表現ではないか。
俳句は、意味ではなくて17文字から伝わってくる感情なのかもしれない。そこには対自然があり季語により簡潔にその自然派のスケッチは伝わる。

「池の上に月が昇る
その池に写る月は現実の月ではない
しかし現実の月を写したものであることでその池に浮かぶ月も現実である
人間の過去もすでに現実としては存在しない
しかし過去の時間の中で現実であった」

3月31日という日

【2017年】ツイッターつぶやき父親が重い病気で入院する。 妻や娘たちは病院に駆けつける。 医師は余命数か月を言い渡す。 家族は毎日のように面会に行き、父親も楽しかった思い......

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

よくお読みいただいている記事(48)

2018年03月31日 17時09分39秒 | よくお読みいただいている記事
        2018年 3月

     3月 1日     フリージア
     3月 2日     俳句のユネスコ無形文化遺産登録
     3月 3日     
     3月 4日     もやしの中華サラダ
     3月 5日     俳句の窮屈さ
     3月 6日     エンゲル係数
     3月 7日     掌の十円玉
     3月 8日     もやしの中華サラダ
     3月 9日     俳句はなぜ自由でいられるか
     3月10日     貧困は自己責任か
     3月11日     玉ねぎライス
     3月12日   俳句のユネスコ無形文化財登録に向けては頭語の方法論ではない
     3月13日     もうすぐ7年
     3月14日     ”輝く”とか”活躍”とか言葉だけはいいが
     3月15日     資本主義は眠りにつく(4)
     3月16日     危機
     3月17日     12月13日という日
     3月18日     理想を持てない政治とは
     3月19日     発芽
     3月20日  俳句のユネスコ無形文化遺産登録に向けては討議の方法論ではない
     3月21日     七つ道具
     3月22日     夜桜船
     3月23日     理想を持てない政治とは
     3月24日     たばこ税・・・懲罰的税
     3月25日     安倍リスク(2)
     3月26日     レストラン仕様
     3月27日     HAIKU
     3月28日     力の世界
     3月29日     官僚
     3月30日     10月 6日という日
     3月31日     俳句大要――断片的感想
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2018年 3月31日(土)「ペペロンチーノ」

2018年03月31日 12時27分06秒 | 「男の料理」
昼飯は久しぶりにペペロンチーノをつくりました。
多めのオリーブオイルで焦げないようにニンニクのスライスと鷹の爪を炒めて香りを出してから皿に戻します。
香りの出たオリーブオイルにベーコンを入れ炒めます。ベーコンは厚切りベーコンを傍受にしたものがうまいですね。
ベーコンがこんがりしたらキャベツとしめじを塩コショウで炒め、鶏ガラスープの素を入れてさらに炒めます。ここのこんがりしたニンニクを戻し、アンチョビを入れてさっと炒めます。仕上げに醤油をひとたらし。
パスタを入れますので味付けは少し濃いめ。
ゆであがったパスタを入れて具となじませて火を止めたら仕上げのオリーブオイルを垂らしてさっとなじませれば出来上がり。
家族にも好評でした。。。。。。
それにしてもアンチョビはうまいですなぁ。。。。
トマトソースのパスタにも必ずと言っていいほどアンチョビを入れます。パスタやさんに行ってアンチョビを使っていないとムッとします。そういえば我が家はガーリックトーストにもアンチョビ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2018年 3月30日(金)「不思議なことが増えてきた」

2018年03月30日 20時04分20秒 | 「東京日記」
最近、不思議なことがよく起きる。
朝、着替えようとこの前買ったシャツを着たらボタンが腹のあたりできつくて閉まらない。たしかⅬサイズを買ったはずだし。。。。。。
あきらめて着るのをやめて妻にシャツがはいらないといったら「うそっ!」と。もう一度着てみてよとシャツを持ってきたので着てみた。すると。今度は着れたのです。
ううううう・・・・・ん。不思議です。
そうこうしているうちに妻が朝食をつくりはじめたのですが、「お父さん、紫玉ねぎがどこかになくなった」と。行ってみると目の前にある。すると妻が「不思議よねぇ。出した覚えが全然ないんだけど」と。
不思議です。。。。
まぁ、このような不思議が超常現象としてあるわけがない。
結局僕は間違って息子のシャツを着ただけで、妻は「そういえば、出したような。。。」と。
年をとると不思議なことが増えるようですなぁ。。。。不思議なことが起きてわくわくするならいいですが、うっかりや記憶が弱まるなど老化現象からの不思議は困ります。
でも、不思議なことが起きたという意識は常に持たなくてはいけないことではないかと強く思いました。
なぜって、例えば老化して自分の金が亡くなったと家族まで疑いはじめるようなことがあるそうですが、これは自分を信じすぎて自分の老化であることを病的にも気がつかなくなるからです。この時に不思議なことがあるなぁ。。。。と澄ませることができて、しばらくしてカネがあった!と笑えるぐらいにならねばと思います。
しかし。。。。。
自分の老化であるというだけではなくて、今の社会は政治や経済もばかげた不思議ばかりです。この現実は自分がぼけているわけではなくて社会が老化現象や衰弱をしているわけです。ここはしっかりと見つめなければいけません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

池に浮かぶ月89【3月30日】

2018年03月30日 18時34分01秒 | 「池に浮かぶ月」
去年は部屋の中で冬を越したニチニチ草が元気に若葉が出ていました。
5月末ごろに外に出したら夏から秋にたくさんの花をつけました。
今年はインパチェンスで挑戦したのですが、やはり今年の冬の寒さでダメになったようで茎も見えなくなりました。でも、軌跡を信じて根っこが生きているかなと思いしばらく眺めていることにしました。
3年目になる松葉ボタンやトリニアの種をまいたのですが。。。。。
どうなるかなぁ。。。。松葉ボタンは少し目が出てきました。
また、去年は男の調理で味のムニエルをつくっていたようですが、味付けなど覚えていませんでした。
今年はブリの照り焼きです。
満月がきれいです。。。。。。
そういえば、去年は春になってから雨の日が続いて寒かったことを覚えています。
花たちもあまり元気がなかったなぁ。。。。。

「池の上に月が昇る
その池に写る月は現実の月ではない
しかし現実の月を写したものであることでその池に浮かぶ月も現実である
人間の過去もすでに現実としては存在しない
しかし過去の時間の中で現実であった」

「3月30日という日」

【2017年】ツイッターつぶやき去年の夏の終わり。。。。。ニチニチソウも終わるかなぁと思った時期に、根元に小さな芽が出ていました。それを6つほど集めて鉢に植えておきました。......

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

gooお題「さくらは開花しましたか?」

2018年03月30日 09時56分37秒 | *  花  *
東京はもう、散りはじめています。
昨日、花見に行ってきましたがちらちらと花弁が散っていました。
さっと風が抜けると花吹雪。。。。。。
きれいでした。
どうにか土・日までは散る桜を楽しめそうです。
我が家の近くの桜もたくさん花びらが散って吹き溜まりができています。
花が散ればガクがたくさん落ちてそのうち毛虫が。。。。。
人の人生もパット花咲く時期が何度かあって老いていく。。。。。。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2018年 3月29日(木)「出口」

2018年03月29日 21時48分01秒 | 「政治・経済」
黒田日銀総裁の続投も決まり、委員にはリフレ派という方がまた入っている中で、緩和金融政策がさらに続くように見えていたが、ロイターに渡辺元財務官という方の「日銀金融政策、年内の出口メニュー提示が望ましい」というインタビュー記事があった。
鉄鋼など、中国と日本へのアメリカの風当りが大きいが、今後日本はアメリカとの二国間交渉が行われたりアメリカの一部には吉銀緩和は円安誘導ではないかという懸念も出ているようです。たしかに円安誘導という面ではアメリカの分析の正しさがあるでしょう。しかしアメリカもドル安政策を行っていたのではないか?とはいってもアメリカの日本への力は大きい。
このアメリカからの圧力もあるが、同時に
「出口の選択肢などを示すのが望ましい。そうでないと市場が疑心暗鬼になる可能性がある」(上記リンク記事より引用)
という国内問題も抱えているようです。
アメリカの出方はそうは大きくないだろうという見方もあるようですが、日本国内の状態は、以前から量的緩和の限界が言われていましたし、現実に縮小している。日銀内の動揺もあるのではないでしょうか。またゼロ金利で銀行の経営が圧迫されているともいわれ、銀行は店舗数を減らしたり人員削減も。
このまま禁輸緩和を続けるにしても出口を模索するにしても、先にあるのはハードランディング。
ソフトランディングの可能性を言う方は多くいるでしょうが、日銀緩和では株価や企業利益はともかくほとんど経済の好転が見えなくなっています。インフレも起きずに2%は達成されず、そのうえ物価上昇は円安誘導による悪性の物価高。このような状態では、インフレ字の引き締めでも経済への影響は大きいのに、今の経済の状態ではさらに影響は大きくなるでしょう。
ソフトランディングは相当難しい。
唯一の道は一般国民の所得増と社会保障の充実ですが、安倍政権はこの逆のことをやってきたし今後も同じ方向を向いている。
ソフトランディングのためには政権が変わらないとだめでしょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

池に浮かぶ月88【3月29日】

2018年03月29日 20時34分39秒 | 「池に浮かぶ月」
東京は桜は満開で盛んに花びらが落ちています。
桜吹雪。。。。。。
去年は桜の精が現れて僕を満開の桜の木の下に誘っていたようです。
ポエム。。。。。

「池の上に月が昇る
その池に写る月は現実の月ではない
しかし現実の月を写したものであることでその池に浮かぶ月も現実である
人間の過去もすでに現実としては存在しない
しかし過去の時間の中で現実であった」

3月29日という日

【2017年】ツイッターつぶやきいつもの駅に電車から降りた。いつもと変わらない自動改札機に定期券を入れて改札を出た。いつものように車が走り、多くの自転車が入り乱れて走っていた......

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

池に浮かぶ月87【3月28日】

2018年03月28日 18時53分23秒 | 「池に浮かぶ月」
日本の平和は平和憲法があるからではなくて、日米安保があったからだという意見がありますがこれは間違いですね。
日米アンプの範囲から日本が国外に自衛隊を派遣しないことが平和主義としての憲法9条で下、少なくとも意見ながらも自衛隊の行動を抑えてきたから平和が維持されました。
ところが解釈改憲の中で自衛隊が海外に出ていくようになり、安倍政権では集団的自衛権が含まれるようになりました。自衛隊は日本を自衛するためのものからアメリカのアジアにおける軍事政策に含まれるようになり現実に参戦する危険性が深まりました。そして9条自体が邪魔になってきた。
これを見ても安保が日本を守っているというのは間違いが明らかです。

「池の上に月が昇る
その池に写る月は現実の月ではない
しかし現実の月を写したものであることでその池に浮かぶ月も現実である
人間の過去もすでに現実としては存在しない
しかし過去の時間の中で現実であった」

3月28日という日

【2017年】ツイッターつぶやき一部の人からは、戦後日本は平和主義と言われていたが、平和主義が日本を守ったのではなくて安保があったから日本の平和があった投意見がある。 一方で日......

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2018年 3月28日(水)2「散りはじめました」

2018年03月28日 12時24分30秒 | *  花  *
一枚二枚と花弁が落ちはじめた公園の桜にさっと風が通り過ぎました。
すると、、、、、花吹雪。
きれいですなぁ。
昔は花見といえば散る桜を見ることだったようです。
盃に花弁が1枚落ちてくる。。。。。風流ですなぁ。
盃に落ちてくる花びらを受け止めるなんて楽しいかも。
明日はおにぎりを持って花見に行く予定です。おにぎりでは風流味もないですが。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2018年 3月28日(水)「佐川さんのリスク」

2018年03月28日 09時58分54秒 | 「政治・経済」
「刑事訴追になる恐れがあるから・・・」というのも不思議なものですなぁ。しっじつ事実あるいは明確に答えたらその内容が訴追の条件となる。明確に真実をこたえる考えはないから、虚偽をこたえたら証人として訴追の条件となるから。これで喚問は終了。何も明らかにならないと言いながら。(ツイッターより)
佐川さんが刑事訴追を受けるとしたらどのような容疑でしょうか?
佐川さんが決裁文書を改ざんしたというのもあいまいで、森友学園に大値引きをしたというのも地震かどうかはわからない。佐川さんが理財局長になった時すでにこれらのものが決まっていたなら佐川さんのリスクは小さいでしょう。佐川さんも起訴されるかどうかは微妙です。
一方、証人喚問で、例えば総理夫人のことを語り、理財局全体で忖度をしたとなれば、安倍総理の責任や自民党の責任が大きくなって、それが偽証罪だと告発されるかもしれない。かといって嘘を通し続けて答弁すれば雇おう殻偽証罪ではないかとなる。こうなると佐川さんのリスクはだいぶ大きなものになりますね。
五十何回も「刑事訴追の恐れがあるから・・・・」と答弁拒否をしたのですが、これは何ら法的問題はないとなるでしょう。自分では答えられないと言っているわけです。あとは総理夫人でも前任者でも名前の挙がった政治家でも、誰でもいいから証人喚問をしてくださいという事です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2018年 3月27日(火)「俳諧大要ーー断片的感想」

2018年03月27日 20時45分03秒 | * 俳句 *
以下は2008年にホームページでそれまで「俳諧大要」を読んだ感想をまとめたものです。

時々子規の「俳諧大要」をペラペラ開きながら読み、そのつど感想をブログ内に「俳句考」として書いてきました。
まとまらないし解釈が妥当かは自信がないので巣が、「感想」としてと同時に「俳句ってなんだろ?」と考えながらの感想です。
これまで書いてきた感想の転載ですから箇条書き風になっています。

俳句のことを考えながら正岡子規でもと本棚を探していたら、「俳諧大要」という本が目についた。
もう15年以上昔に読んだ本です。
俳句とは?といったものを初心者に解説した本であり、同時に過去の俳句を紹介をして子規の味わい方のようなものの解説があります。
近代の俳句も子規から始まるとはいえ、子規亡き後は弟子たちの間にもいろいろな考え方も出て来て、今はさまざまな枝葉のような発展があるのだろうと思いますが、子規がどのように書いているかをあらためて読むのもおもしろいと思います。
俳句を文学(詩)に高めるための力強い文体に圧倒されます。
今読んでいる本に平行しながらぺらっと読み返したいと思います。

芭蕉の「古池や。。。。」の句を静寂とか解釈すが、芭蕉はただ、かえるが池にボチャンと飛び込んだというのを詠んだのだと。
漱石と子規とのあいだに、俳句はスケッチだという言葉がたしか出ていたと思うのですが、その自然などを見つめる目が大切ということだろうか?
「俳諧大要」は、初心者に向けて書かれていますが、初心者はまずこのスケッチをたくさんしろということかもしれない。
俳句には17文字とか季語を入れるとかいくつかの決まりがあるわけですが、子規は初心者に対してすごく寛大であり、字数。。。。18文字でもいいんじゃない。「雑」季語が要れられないならそれも。。。とか、まずは見つめる目を養うということを教えているのかもしれません。
かえって俳句のお師匠さんを気取る方への批判も。
決まりごとに縛られるより自由に目を肥やす。それがだんだんと決まりごとを守れるような俳句に進歩していきますよ♪。。。そんな子規の笑顔が見えるような著書です。
オリジナリティーな自由な心の中から出てくる言葉。。。。

東京は天気がはっきりせず薄ら寒さも感じます。
5月や10月、一年間のあいだに過ごしやすい季節というのは2ヶ月ほどかもしれません。まぁ、夏は好きですが。。。。
でも、過ごしやすいというのは人間から感じる自然です。もしかしたら人間だけではなくてすべての生物にもいえるのかもしれません。自然は、生物に対して厳しさを持つというのが基本かもしれません。生物は自然に順応することで生き延びている。
そうならば、一生物である僕も順応するしかない。もちろん順応しているから生きているわけですが、気持ちの中にある「嫌な季節・天気」というものにも心として順応しなくてはいけないのかなということです。
まぁ、嫌なものは嫌なのですが、自然を見つめる事でどうにか順応できるのではないかと思います。幸いに日本にはきれいな自然の移りゆきがありますし、それを心で感じ取ろうとする俳句というものがある。ううう。。。。ん、俳句かぁ・・・・

前回の俳句考1では、俳句はスケッチのようにそのままを詠むということかと書きましたが、俳句はこのように四季の自然を用いる事が基本で、その意味においてのスケッチといえるかもしれない。
しかし子規は、俳句に表現されるものは自然の景物に限るものではないと。「季以外の雑財」を取り入れて読むべきだと。そしてこの両者が並ぶ事により句の狭さがなくなると。
では、この「雑題」が何かを考えると、四季の自然以外ということから人の営みということだろう。それは農耕をはじめに四季折々の習慣などかもしれない。
自然に対する人間(人工)は、なんとなく見方によっては対立的にも見ることができるが、子規はこの両方がないと駄目だと。それは言うに及ばず人の感情が入るということではないか?
この意味においての人間の姿のスケッチでもあるということではないか?
ここに俳句の複雑さと面白みがあるのだろう。
子規は、このような意味での俳句を(人間の感情が入るにしても?)難しく詠めば高尚な句であると勘違いをしてはならないといっているようである。そうではなく「平凡なる句はなかなかに貴し」という。
その意味では
朝顔に釣瓶取られてもらひ水
という有名な句は、スケッチ的でありわかりやすく平凡さもある。
しかし子規は書く
「このもらひ水といふ趣向俗極まりて蛇足なり」と。。。。。
人の行いが現れているし、朝顔という自然の貴さも出ているが、これは俳句とは呼べないとも。厳しいですなぁ。。。。
もっと自然な形の中に心を表せということでしょうか?。。。。うううう
難しいですなぁ。。。。

第6章では、就学第二期に入ります。
「利根のある学生俳句をものすること5千首」
このぐらい詠めれば第二期に入れと。
利根。。。賢く機転が利くというような意味だそうです。「学生」については先のほうにも出てきましたが難しいです。
普通の人でも少しは学問のある者でも1万首詠めば第二期に入ってもよいだろうと。
この少しは学問がある者というのが難しいですなぁ。
明治の時代のインテリは、漢文や古事に詳しくといった教養を連想しますし、さらさらと毛筆で達筆な手紙をきちんと書けるとか。俳句にもこのような教養が出てくるようです。現代でも俳句の世界ではこの教養のあるないに俳句の深みが決まってくるのでしょうか?
仮にこれを伝統的な俳句とするならば、現代的インテリジェンスや教養、あるいは現代人の持つ機転のある頭のやわらかさから来る俳句もあるはずですね。季語も変化してきているようです。明治の子規の句も現代俳句、今の俳人の句も現代俳句なのでしょう。。。。
まぁ、どちらにしてもよりすぐれた頭脳や少しは学問のある普通の人でもない僕としてはたじろぎますなぁ。。。。
しかし、ここで書いている子規の言葉は、最後の第三期に上り詰める志、プロとはいわないまでも俳句雑誌などで名が通るような、俳人になることを目的にしているのかもしれません。これに対して学問はないが少しでも俳句を楽しみたいといういわば素人がいてもいいわけです。「俳諧大要」で言えば修学第1期にとどまる素人が大勢いることもまた俳句の世界を広げるわけです。でも、ただの大衆受けをするようなだけの俳句の世界ができてもとは思うが。。。
うん。。。1匹狼の自己満足?
こういう俳句もあっていいのかも(笑)
でも、学問はないから大層なことは書けないが、それでも正直に素直に書くこと。俳句でも読書感想文でも。

新聞の俳句欄を時々開いて入選した句を読ませてもらいます。
しかし、その句がどのような意味を持つのかがよくわからない。難しい漢字は読めないしその意味となるとなおわからん。
子規は書きます。
「天然を研究して深きものが熟慮したる句を示すとも、諸学の人はその句の美を感ぜざるべし。けだし彼は天然の上にかかる美の分子あることを知らざればなり。」
(66ページ)
優れた句を読み、その表現される世界を感じ取れないという事は、結局は優れた句は素人には作れないという事なのかもしれない。
子規は例句をあげながらその句は何を歌っているのかを書いている。たしかに子規の書く解釈を読むとその句の意味することがよくわかる。
たくさんの句を詠む事、読む事は、一緒だという事でしょうね。それには、さまざまな事物に心向けて勉強しなければならないということでしょうし、感じ取る心が必要なのでしょうね。
たった17文字ですが、それを文学に高めようとした子規ですが、初心者には優しさがありますが、17文字とはいえ奥深いものだぞと教えているのでしょうね。
でも、俳句の中の言葉は、その時代により現代人では理解できない時代性がある。現代人からすれば明治も遠い時代です。それ以上に明治の前ははるか遠くに過ぎた時代。現代語にも今の時代としての心に響く言葉があるはず。でも、子規の時代から離れた奇抜さだけの句は。。。。
今の時代の言葉で花鳥風月を。。。。それには、決まりという制約を受けながらもそこに真の自由のおもしろさがあるのかもしれない。

「俳諧大要」読了。
その他のものは後日時間があったら読み返したいと思います。

2018年追記:またそのうち読んでみたいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

池に浮かぶ月86【3月27日】

2018年03月27日 18時11分18秒 | 「池に浮かぶ月」
今日、国会では佐川前理財局長の証人喚問が開かれました。
去年の今日も森友学園問題について官僚の忖度について書いていました。
総理や大臣が直接佐川さんに命令をしなくてもその命令の趣旨を忖度することはあり得ます。もちろんそれは忖度するような材料があるからです。佐川さんも命令を直接受けたのではないと思いますが、総理夫人や政治家の名前が決裁文書にあるわけですから何かしらの忖度せざるを得ない状況はあったのかもしれないとみるのが自然です。
今点について今日の証人喚問では、肝心なところになると「訴追の恐れがあるから・・・・・」で逃げていたように思います。この時点で忖度せざるを得ない状況がなかったという結論は無理でしょう。疑惑が深まったという事です。

「池の上に月が昇る
その池に写る月は現実の月ではない
しかし現実の月を写したものであることでその池に浮かぶ月も現実である
人間の過去もすでに現実としては存在しない
しかし過去の時間の中で現実であった」

3月27日という日

【2017年】ツイッターつぶやきまずはツイッターから「知恵を出す」。総理大臣の名前や政府職員がついている公人の総理大臣夫人の言葉自体に大きな言葉の力がる。総理夫人が副校長になれ......

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

池に浮かぶ月85【3月26日】

2018年03月26日 20時22分10秒 | 「池に浮かぶ月」
安倍総理の言葉によるポピュリズム的政治の言葉がバブル崩壊をはじめているのではないでしょうか?
と、去年は思いを語りました。
安倍政権において、「国民の皆様にお約束いたします」といった約束がこの1年を見てもどうなったか?逆に選挙公約では大きく取り上げなかったものが最優先に勧められたことはないか?
モリカケ問題はこの1年でどうなったか。。。。疑惑はさらに深まりました。
労働の規制緩和はどうも労働者のための物ではなくて企業利益のためではないかというものが見え始めました。
安倍内閣をも一度総括して見つめなおす時期に来たのだと思います。

「池の上に月が昇る
その池に写る月は現実の月ではない
しかし現実の月を写したものであることでその池に浮かぶ月も現実である
人間の過去もすでに現実としては存在しない
しかし過去の時間の中で現実であった」

3月26日という日

【2017年】ツイッターつぶやき安倍総理は国会内の答弁等において「国民の皆さんにお約束します・・・・・」という言葉での約束を連発していたと思う。どことなくアメリカのトランプさんも......

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

gooお題「次に引っ越しするならどこに行きたい?」

2018年03月26日 16時38分36秒 | 「思うこと」
若いころからの夢でもあるのですが、京都や奈良に近いところに引っ越したいですね。。。。。
できれば近くに良い温泉があればなおいいです。
となると和歌山県北部か三重県の北部の山の中でしょうか?
年金生活で節約しながら電車でのんびりとお寺巡り。昔のカメラ、マミヤプレスを担ぎながら。絵心がないので下手な写真になりますが何かの形として残ればと思っていました。
時にはユースホステルにでも止まって人と人とのお付き合いもあれば楽しいかもしれない。
ずっと東京暮らしですから関西の食い物は僕にとっては新鮮かもしれませんので、食ったことがない者を食ってみたいと思います。
しかし、時には大都会も恋しくなりますから大阪にもふらっといければいいなぁ。。。。。。
こんな夢を書いてきましたが、年齢が年齢ですからなぁ。。。。。。。そして実行力のない僕ですから、たぶん夢で終わってしまうでしょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする