ロイターのコラムに「「悪い賃上げ」が招く株価と景気の失速リスク」という記事がある。
その中に現在現れている賃上げ傾向(実際に実質賃金の上昇かどうかは別として)を復興や公共事業からの一時的な労働力の需要とこれ以下社会での労働力の不足からとしてその中での賃上げを「悪い賃上げ」としているように思われる。この悪い賃上げが株価や景気の失速に結びつくことからも悪い賃上げとされる。
しかしその前に「悪い賃上げが株価や景気の失速に結びつくこと」という「株価や景気」の現状が良い景気回復なのかが問題でしょう。
悪性の物価上昇やそれと関連する人為的な株価や景気(人為的な円安)だからこそ悪い賃上げは付随するということでしょう。
悪性の物価高や株価の値上がりによる金融バブル的な景気とそれに付随する高級品などが中心の景気。このような景気を支える個人消費の維持には機械的な賃上げ(名目賃金)が必要ということです。日銀が民間や国に対してそれを求めることは自然でしょう。何よりも金融緩和(量的緩和)だけでは景気は回復しないのですから。悪性の物価高を作れな悪性の賃上げも含めた悪税の税制や悪性の減税など様々な政策が必要となりそれの集約されたものが成長戦略でしょう。
たしかにこのような視点からだけに賃上げを見れば悪い賃上げとも見えなくもないのですが、賃上げの必要性はこれまでバブル崩壊後の企業利益を支えるために低賃金化が進められてきたわけですが、その低賃金化がデフレの継続にも結び付いて経済を冷え込ませた側面があるわけですから、その矛盾を解決するための賃上げは「良い賃上げ」となるでしょう。
労働力不足は労働人口の減少だけに問題があるわけではなくて、ブラック企業という言葉が一般化するほど労働力の浪費をしてきたツケにあります。バブルをソフトランディングさせるには労働時間の短縮と雇用・賃金の維持が必要にもかかわらず高齢者を窓際族扱いをし若い人も含めた低賃金化を生産性の向上と勘違いした経済学や経営哲学に走り、ついには労働意欲を若い人から奪ったり自由な働き方を不安定雇用という形でごまかしたりしてきたツケとしての労働力の浪費があったわけです。これを反省点とした賃上げが必要という意味においてそれは「良い賃上げ」なのです。賃金だけではなくて労働時間や労働日数そして労働条件全般に改善が必要なのです。労働条件の劣悪さや社会保障の充実なしに高齢者や女性労働力の活用も進まないでさらに労働力の浪費に向かわせる。特に女性労働力の活用は間違えれば更なる少子化を招くでしょう。
その中に現在現れている賃上げ傾向(実際に実質賃金の上昇かどうかは別として)を復興や公共事業からの一時的な労働力の需要とこれ以下社会での労働力の不足からとしてその中での賃上げを「悪い賃上げ」としているように思われる。この悪い賃上げが株価や景気の失速に結びつくことからも悪い賃上げとされる。
しかしその前に「悪い賃上げが株価や景気の失速に結びつくこと」という「株価や景気」の現状が良い景気回復なのかが問題でしょう。
悪性の物価上昇やそれと関連する人為的な株価や景気(人為的な円安)だからこそ悪い賃上げは付随するということでしょう。
悪性の物価高や株価の値上がりによる金融バブル的な景気とそれに付随する高級品などが中心の景気。このような景気を支える個人消費の維持には機械的な賃上げ(名目賃金)が必要ということです。日銀が民間や国に対してそれを求めることは自然でしょう。何よりも金融緩和(量的緩和)だけでは景気は回復しないのですから。悪性の物価高を作れな悪性の賃上げも含めた悪税の税制や悪性の減税など様々な政策が必要となりそれの集約されたものが成長戦略でしょう。
たしかにこのような視点からだけに賃上げを見れば悪い賃上げとも見えなくもないのですが、賃上げの必要性はこれまでバブル崩壊後の企業利益を支えるために低賃金化が進められてきたわけですが、その低賃金化がデフレの継続にも結び付いて経済を冷え込ませた側面があるわけですから、その矛盾を解決するための賃上げは「良い賃上げ」となるでしょう。
労働力不足は労働人口の減少だけに問題があるわけではなくて、ブラック企業という言葉が一般化するほど労働力の浪費をしてきたツケにあります。バブルをソフトランディングさせるには労働時間の短縮と雇用・賃金の維持が必要にもかかわらず高齢者を窓際族扱いをし若い人も含めた低賃金化を生産性の向上と勘違いした経済学や経営哲学に走り、ついには労働意欲を若い人から奪ったり自由な働き方を不安定雇用という形でごまかしたりしてきたツケとしての労働力の浪費があったわけです。これを反省点とした賃上げが必要という意味においてそれは「良い賃上げ」なのです。賃金だけではなくて労働時間や労働日数そして労働条件全般に改善が必要なのです。労働条件の劣悪さや社会保障の充実なしに高齢者や女性労働力の活用も進まないでさらに労働力の浪費に向かわせる。特に女性労働力の活用は間違えれば更なる少子化を招くでしょう。