「その日のまえに」
重松清著 文芸春秋社
2005年8月出版、この夏文庫化もされました。
7つのストーリーの短編集ですが・・読み進むうち、最後はつながって感動しました。
突然、愛する家族が目の前から消えてなくなる・・命のはかなさや現実感の喪失・・
余命宣告され、残された時間をどう生きるか・・?残される家族の苦悩。想像を絶するものがあります。
「その日」とは、「死」を迎える日のことです。
「その日のまえに」「その日」そして「その日のあとで」
と、物語は進みます・
さすがに「その日」は涙で活字が揺れて読むのに苦労しました・・
小学生と中学生の息子を残し、がんでなくなる母親の姿は、とても身近に感じられ、胸がせつなくなりました。
途中、悲しい話ばかり、で読むのが億劫になりそうでしたが・・
最後には、残された家族の明るく前向きに生きよう!とする姿に勇気をもらったようで救われました。
「その日」を見つめて最後の日々を過ごすひとはじつは幸せかもしれない。
自分の生きてきた意味や、死んでいく意味について、ちゃんと考えることができるから。
でも、その答えはなかなか出てこない・・。
主人公の「和美」の夫は
「考えることが答えなんだ」
と、最後にいっています。そうかもしれないですね。
とても重いテーマでした。
重松清著 文芸春秋社
2005年8月出版、この夏文庫化もされました。
7つのストーリーの短編集ですが・・読み進むうち、最後はつながって感動しました。
突然、愛する家族が目の前から消えてなくなる・・命のはかなさや現実感の喪失・・
余命宣告され、残された時間をどう生きるか・・?残される家族の苦悩。想像を絶するものがあります。
「その日」とは、「死」を迎える日のことです。
「その日のまえに」「その日」そして「その日のあとで」
と、物語は進みます・
さすがに「その日」は涙で活字が揺れて読むのに苦労しました・・
小学生と中学生の息子を残し、がんでなくなる母親の姿は、とても身近に感じられ、胸がせつなくなりました。
途中、悲しい話ばかり、で読むのが億劫になりそうでしたが・・
最後には、残された家族の明るく前向きに生きよう!とする姿に勇気をもらったようで救われました。
「その日」を見つめて最後の日々を過ごすひとはじつは幸せかもしれない。
自分の生きてきた意味や、死んでいく意味について、ちゃんと考えることができるから。
でも、その答えはなかなか出てこない・・。
主人公の「和美」の夫は
「考えることが答えなんだ」
と、最後にいっています。そうかもしれないですね。
とても重いテーマでした。