晴れ上がった空のように・・

日常の出来事や読んだ本の紹介

塞翁が馬 (さいおうがうま)

2010年05月02日 | 日記
書店の仕事は、朝がとても忙しいです
大量の雑誌、新刊書籍などをチェック、所定の場所に並べます。定期購読の雑誌、客注の本や図書館への搬入ぶんやら・・さまざまです。
開店15分前には清掃も完了して、朝礼です。
業務連絡にはじまり、店長の予定やら、スタッフの伝達、そして、その日のニュース、トピックスなどの情報交換をします。
たまに最近近くにできたカフェに出向き、朝礼になることもしばしば。おいしいコーヒーが飲めるので、ちょっと嬉しいひと時です。

そんな毎日の朝礼ですが、たまにはハッとするような話題になることがあります
店長の雑談の中でご自分の友人の話になり・・「塞翁が馬」だよ・・と、感慨深くおっしゃっていたのが耳に残りました。「塞翁が馬」・?災い転じて福・・かな?
恥ずかしいことに意味が良く分からなかったのです。
どうやら中国のことわざのようなのですが・・
がぜん、気になってしかたありません
仕事中でしたが、調べてみました。

塞翁が馬

人生の幸福は絶えず入れ替わって定まることがないというたとえ。「人間万事塞翁が馬」ともいう。

「故事」~昔中国で、北の国境のとりで(塞)近くに住んでいた老人(翁)の馬が逃げてしまった。しかしそのうちに名馬を連れて戻ってきた。老人の息子がその馬に乗っていると落馬して足の骨をおってしまった。その後隣国との間で戦争が起きた。が、息子はその怪我のために徴兵を免れ、死ななくてすんだ。「淮南子」

そうか~
新しい発見をしたようにちょっと、感動しました。
こんなに奥深い意味があったんだ・・と。

中国のことわざには人生の道標になるものがいっぱいありますね。座右の銘にしたいですね

不幸を嘆いてばかりいてはいけない・・塞翁が馬のたとえのように、きっとそのうちいいことがあるよ~

これって、今の世の中にぴったり!だと思いませんか?