晴れ上がった空のように・・

日常の出来事や読んだ本の紹介

2014年・・人生の収穫

2014年01月08日 | 
新年あけましておめでとございます
遅いスタートになりましたが、今年もよろしく~

あっという間に時間が過ぎ去り年末年始とあわただしかったです。
今年の抱負を考えよう!なんて思っていて、たいして考えもなくて・・
まぁ、
またマイペースで、やるしかないのですが・・
人生も後半と思うとやはり、時間を大切にしたいです

曾野綾子さんの
「人生の収穫」
を冬休みに読みました。他に読むのがなくて2回も読んでしまった。
前に読んだようなエッセイでしたが、、曾野綾子さんらしい格言がぎっしりつまってました。
若い人には意味が難しいところもあるだろうなぁ・・と思いつつ中高年の私たちには実によくわかるというか
耳が痛い?! しかし痛快でもあります。

最後の章では、反省もふくめ感銘を受けました。

戦争で戦死したのは国家と軍部の口車に乗せられて犠牲になったのだ、だから平和のためにも、自分が損になること
をしてはいけない、と戦後の教師は教えた。その結果が現在の日本人の姿である。
日本中が、いかなることのためにも、いささかでも自己の不利になることには黙っていないのが人間の権利なのだ、
と教育したのは日教組系の先生たちである。。。。
(略)・・私はキリスト教系の学校にいたから真の自由とは、時には自分が持っている権利さえも放棄することだと教えられた
聖書には、究極の愛とは他人のために命を捨てることだ、と・・だから戦死者にも敬意を払い続けている

人のために、いささかの犠牲を払うということは、大きな徳なのだ、、この徳は「得」とは違う。
人のためにいささかの損をできる人間になれ、と教えない教育では、社会は成り立たっていかないだろう・・

本当にその通りだと、考えさせられました。
ごみ処理場、空港、鉄道、原発、米軍基地、すべて誰かの犠牲がなくては済まないことです。

できれば損なことを選べるだけの精神の余力、魂の高貴さを持ちたい、、

年頭にあたり、心が清らかにリセットされた思いをしました。