晴れ上がった空のように・・

日常の出来事や読んだ本の紹介

カエルの楽園

2016年12月27日 | 
カエルの楽園  百田尚樹 著

リクエストしてもずっと待たされて忘れたころにやってきました!
何かと話題の百田尚樹さんの問題作!
面白かった~

これは寓話的「警世の書」と言われたようにまるで今の日本が直面している外交や防衛の問題を
風刺しているおとぎ話のようです!

カエルの世界でカエルが主人公ですから小学生でも読めますよ。

殺戮の争いの絶えない国に嫌気がさし、平和で暮らせる土地をもとめて旅にでた
アマガエルのソクラテスとロベルト・・ネーミングがちょっとダサいと思いますが。

困難を乗り越え、やっと平和で豊かな国「ナパージュ」にたどり着きます。
そこでは心優しいツチガエルたちが、奇妙な戒律を守り穏やかに暮らしていました。
その戒律とは、、
 「三戒」といって、1、カエルを信じろ 2、カエルと争うな 3、争うための力を持つな
でした。。。
これって、どうも憲法9条みたいでつい笑いそうになりました。

恐ろしいウシガエルがじりじりとナパージュの国に迫ってきて、、これって中国?
いつもにらみを利かし守ってくれていたスチームボードは巨大なワシでした。。これは米国?^^

まぁ・・途中くどいくらい「三戒」を守れ~!のリーダーや年老いた元老たちの攻防で
一体こいつらは自分の愚かさを全く知らない。まさに「井の中の蛙」だなぁ・・なんて感心!?したり。

百田さん、この作品は国民に向けて言いたかったんですよね~
このままじゃ、このカエルたちのように、日本はいつか滅びるぞ!って。
あ~恐ろしや・・