大雑把な日常

日常のあれこれ。

停電の前に

2011-03-14 | 日記

地震直後。

仕事場の上司が別フロアからやってきて

帰れる人はすぐに帰りなさい

との早退の指示が出て、

そのなかで近くに住んでいるのは私だけだったので

早々に職場のビルをでました。

そのときの心細さったら。

とりあえず隣駅まで歩こう

と思いつつ、

国道に向かって坂を下りはじめました。

でも途中で

そんなに下ってしまっては

海に近付いて危険では?

と感じ、

道を逸れて住宅街に入り込みました。

迷ったか

と不安になって住人の方に道をきいていると

「その方向に行きますよ」

と歩いている五人組の中高年の皆様。

ご一緒させていただいて

とっても心が軽くなりました。

そのうち知っている道に出てからひたすらまっすぐ1時間40分。

最後の30分はひとりだったけど

その頃には国道は歩いている人でいっぱいに。

結果

日の沈む前に保育園に子どもを迎えに行けて

すごくほっとしました。

今から考えると

ものすごくラッキーだったし

めぐまれていました。

あと声を掛け合うって大事だな。と。

住んでいる団地に帰っても

集まっていた人と声を掛け合って

明るい気持ちになれた。

 

日本の国民性を本当にありがたく思います。

今も被災地の悲惨な状況を聞くにつけ

心が沈みますが

実際に被害にあわれている方にしてみたら

そんなこと知ったこっちゃないのだ。

わたしは自分に出来る限りのことをやろう。

コメント
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