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「君が代」不起立処分大阪府・市人事委員会不服申立ならびに裁判提訴当該15名によるブログです。

『日本国憲法改正草案』がヤバすぎだ、と話題に…

2012-12-10 14:04:39 | 憲法

※ブログ『日本国憲法草案』がヤバすぎだ、と話題に…』を是非ご覧ください。

http://www.geocities.jp/le_grand_concierge2/_geo_contents_/JaakuAmerika2/Jiminkenpo2012.htm

衆議院選挙を前にして、巷で第一与党とおおいに予想されている自民党はどうやら本気で国民支配を企んでいるようです。

国民を守るはずの憲法からの180度大回転が起こるやもしれません。

ブログより、最初の部分を紹介します。

この後、現行憲法との対照表が掲載されています。

 

『日本国憲法改正草案』がヤバすぎだ、と話題に・・・

基本的人権・第十一条とは別の、第十章最高法規にある第九十七条を削除、
  なんでこれを削除する必要があるのか
  また、集団的自衛権の行使が可能だと、大胆にも、第九条二項に捻じ込んできた。
     「自衛権の発動を妨げるものではない」、と。

無茶しよるわ・・。
少なくとも、国民に不安を与える内容を含んでいては、憲法としてマズイだろう。
Q&Aにも、また直接タッチした作成者の解説を読んでみても、特に主要な条文について、どうしても改正しなければならない明確な理由が見当たらない。この憲法の先になにか目的がある・・、そう思われても仕方がない状況を生んでいる。
( 2005年版 では恐る恐るといった風情だったが、この版は思い切りケツ捲ってきた。)
2012.12.7 2012.12.3 2012.11.23初版

自民党 日本国憲法改正草案対照表 2012版

【 ご挨拶 】
このページは、自民党が公開している憲法改正案対照表 seisaku-109.pdf を html 化し、縦書きから横書きに変換して読みやすくしたものです。内容はそのままです。
ただ、普段の生活の中で、法律などに接することが少ないと思われる多くの人々が、独特の言い回しの法律条文に抵抗なく近寄っていただくにはどうしたらいいかと考え、朱色で強調したり青色文字でコメントを付加しました。

管理人の私もただの素人です。
が、素人の感覚で条文を表現できないものかとアレコレ考えてみました。素人の独断と偏見ですから間違っているところもあるかもしれませんが、その条文に気付いていただけるとしたら、このページをアップした甲斐があります。

「おや?この条文にはなんかありそうだ、もっと調べよう」
「管理人はヘンテコなコメントを付けているがホントはこうなんじゃないか」・・・などなど。
ちょっとしたきっかけで関心が生まれ、興味をもっていただけたましたら望外の喜びです。

このページの冒頭のところもそうですが、表現が不遜であったり、不適切であるところもあると思います。なんとか本質に迫ろうということであえて卑近な言葉を使っておりまして、お気を悪くされている人もみえるかもしれませんが、ご勘弁頂けましたら幸いです。
その代わりといってはなんですが、気分転換をしていただくにはちょうどいいブログなどをご紹介したいと思います。各条文について丁寧に解説くださっています。同じ条文でも違った見方をされているところもあり、新たな視点があることに気付かされます。要はこのページをネタにして大いに議論したり考えたり知識などを深めていただくことが大事だと考えています。 現に、ツイッターやブログ、フェースブックなどで考察や議論がされています。
順にご紹介していきます。

◇ 『Brave Old World at はてな』 「『日本国憲法改正草案』がヤバすぎだ、と話題に・・・」についてです --> こちら
   こちらは140文字制限があるツイート、丁寧とはいかないにしても多彩な議論がある- Togetter↓
◇ 自民党が公式に国民の基本的人権を否定し、さらに改憲案で日本国憲法第18条「何人も、いかなる奴隷的拘束も受けない」を削除してしまいました --> こちら
◇ 『Afternoon Cafe』 「2012年版自民党憲法改正案批判~(1)国民主権」 --> こちら
◇ 『Afternoon Cafe』 「2012年版自民党憲法改正案批判~(2)平和主義」 --> こちら

管理人
【 業務連絡 】
ページを軽くするために、2つに分離しました。
後半部分、自民党新憲法草案全文(2005年10月28日発表)版は、--> こちら です。

※ 要約版をつくりました。 --> こちら
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自民党憲法改正案の本質

2012-12-10 13:50:21 | 憲法

※「憲法」が本当に危ない時代になりました。「憲法」を本気で考えることが必要です。自民党の憲法改正案について、

「マガジン9:http://www.magazine9.jp/」より、森永卓郎の「戦争を平和講座」第53回を転載させていただきます。

 

 

自民党憲法改正案の本質(森永卓郎)

 自民党の憲法改正草案が発表された。日の丸を国旗、君が代を国歌と定め、自衛隊を国防軍と位置づけるなど、従来からの主張を鮮明に打ち出している。それはそれで大きな問題なのだが、私が一番気になったのは、基本的人権を守ろうとする姿勢が大きく後退していることだ。

 例えば第21条は、「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する」との現行規定に「前項の規定にかかわらず、公益及び公の秩序を害することを目的とした活動を行い、並びにそれを目的として結社をすることは、認められない」という条文を追加したのだ。

 これだと権力者が「公益及び公の秩序を害する」と判断したら、表現の自由が許されなくなってしまうことになる。ファシズムもはなはだしいのだ。

 第12条にも「自由及び権利には責任及び義務が伴うことを自覚し、常に公益及び公の秩序に反してはならない」と書かれている。

 結局、秩序優先、公益優先で、権力者の意向次第で、国民の基本的人権は制約されるというファシズム、極右の世界観が、この憲法草案の基本理念なのだ。

 いま欧州では中道右派政権が行ってきた財政引き締め、新自由主義路線への批判が大きく高まっている。2000年頃に欧州では中道左派政権が崩壊し、中道右派政権が次々に誕生した。しかし、10年間に及ぶ新自由主義が創り出した弱肉強食社会では、経済が上手く回らないということを欧州の人たちは学習したのだ。

 その結果が、フランス大統領選挙であり、ギリシャの議会選挙なのだ。しかし、社会党のオランド党首が大統領選挙を制したとは言え、見逃してはならないことがある。それは、フランスの大統領選挙の第一回投票で、極右のマリーヌ・ルペンが、オランド、サルコジに続いて、第三位、18.0%もの得票を集めたという事実だ。

 中道右派から中道左派への政権回帰が進む陰で、極右勢力が急速に支持を拡大しているのだ。

 日本も、この動きと無縁ではない。国民の圧倒的支持を得ている橋下徹大阪市長は、「君が代斉唱の際の口元チェックは行き過ぎではないか」との記者の質問に対して、「君が代は公務員の社歌だ」と開き直った。また、市職員の入れ墨をアンケート調査し、調査に応じなかった職員は、在任期間中は昇進させない方針を明らかにした。

 ただ、さすがに入れ墨問題では、人目に触れる箇所に入れ墨をしている職員を市民の目に触れない部署に配置転換させる方針を打ち出した。これまでの勢いだったら、入れ墨をしている職員は、分限免職だと言い出しかねなかったのだ。

 法令遵守の心が橋下市長の心にも芽生えたらしい。しかし、橋下市長の言動は、細かい法律を守ったとしても、やはり法律違反だと私は思う。憲法に違反しているからだ。

 もし、この自民党憲法改正草案が原案通り成立したら、橋下市長のハシズムは、何ら法律違反ではないことになってしまう。

 そうやって、日本は基本的な人権を失っていくのだ。戦争で人命が失われることは、悲惨なことだ、しかし、それ以前に、集会、結社、言論、出版などの自由が失われることは、事実上命を失うに等しい苦痛を国民に与える。

 ファシズムの時代に戻るのか否か、日本人はいま大きな分岐点に立たされているのだ。

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