ZAZA当該の山田肇さんの「第81回教育祭」・反対行動の報告の報告です。
大阪城公園の一角にでんと聳える教育塔、その前に数十本の菊花を供え、白黒の幔幕を張りめぐらして周囲を囲い、入り口には5~6人、側面には3mおきに大阪教組役員で警備させ「関係者以外立入禁止」「お静かに願います」の立て札まで立て、あの「教育勅語」が発布された10月30日、「我らの日教組」は、「第81回教育祭」を行った。
“教育塔を考える会”を中心にして、この「教育祭」に反対する人々10数人が、参加者に対してビラ配布、プラカードを持ってのスタンディングを行った。「追悼音楽」と称して駆り出されたブラスバンド部の中学生にビラをわたしていると、なんと、大阪教組役員2人が生徒からビラを回収していたという。「不都合な真実」は生徒に見せない、この所業に抗議したと聞く。
10時に「第81回教育祭」が開始され、まず、日教組副委員長が挨拶。(日教組委員長は“醜聞”か事実か分からないが、恥ずかしくて「教育祭」に出て来られないのか?)
日教組副委員長は、「1934年の室戸台風を契機に、教育塔は建立され・・・」と言い出したが、その前で教育祭を主催してきたのは、天皇制教育=「皇国臣民化」教育を進めた翼賛団体の帝国教育会であった、その教育塔と教育祭を、戦後、ひきついだのが日教組であるという、この厳然たる歴史的事実は言わない。
つづいて、文部科学大臣挨拶、代読。
そして、松井大阪府知事挨拶、代読。
沖縄・高江で「土人」「シナ人」と差別、侮蔑発言をした大阪府警機動隊員を「ご苦労様」と慰労した松井知事は、あの恥知らず発言を弾劾されることを恐れて、今年は出席しなかったのか?
さらに、大阪府教育委員会・向井教育長挨拶。
大阪市長挨拶、代読。
日政連議員・神本みえこ参議院議員。
府議会議長はじめ弔電多数の紹介。
そして、教職員代表として、山梨県教組書記長が追悼のことば。
今年の教育塔合葬者は教職員3名、教育関係者6名と報告。
そのうちの2人が山梨県教組だった人。
一人は県教組書記長の後、校長になった人。
もう一人は郡の書記長から校長を経て教育委員長にもなった人。
「自分の背中を見せることによって、私たちを導いてくれた・・・」人たちらしい。どんな「背中」だったんだろう?
ある時までは組合委員長や書記長、そのうちに組合を踏み台にして、校長や教育委員会の課長。体制に順応し、うまく泳ぎ渡り、こっちからあっちへ行った、高槻のあれこれの人々の顔が思い浮かぶ。彼らもやがて教育塔に合葬されるのだろうか?
そして、遺族の代表の挨拶。
最後に和泉市立南池田中学校・ブラスバンド部の追悼音楽。
かくて「第81回教育祭」は終わった。
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『ブラックボードに義』
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