「ピースボート日記」 その3
これを書いているのは、6月24日です。ピースボート(PB)の旅程は3分の2を過ぎ、残すところ約1か月となりました。今回は、乗客の様子と、PBの日常生活についてレポートしたいと思います。
乗客は、約1400人。コロナ対策もあって、船の収容人数にはかなりの余裕があるようです。実際、5月頃コロナ感染者がかなり出たようですが、隔離のために予備の客室を利用していました。20代前後の「若者」は1割程度で、乗客の平均年齢は70代だそうです。60代になったばかりの私は、よく「若いねえ~」と言われます。国籍は、「日本」が圧倒的に多いのですが、中国本土、台湾、香港、韓国、シンガポールなどの人もかなりいて、船内の案内は、常に「日本語」「中文」「英語」「韓国語」の4言語対応です。6月19日には、世代・国籍の壁を超えた「洋上運動会」が開催されました。
船内での生活は、基本的に乗客の自由意思に任されています。私は大体6時ころに起き、デッキを船首から船尾までぐるーっと散歩してから、デッキで開催される「洋上ラジオ体操」に参加しています。「ラジオ体操なんて…」と思っていましたが、100日以上の船内生活を規則正しく送るために役立っています。そこで会った知り合いと朝食をとり、いったん部屋に戻ってギターを担ぎ「楽器練習ひろば」に向かい、前回紹介した船内バンドの練習をしています。6月23日には、「沖縄デー」の関連企画として、三線奏者や沖縄県人会の方々ともコラボして、「島唄」「涙そうそう」「オジー自慢のオリオンビール」などを演奏して大いに盛り上がりました。エイサー隊にもたくさんの方が参加していたし、沖縄戦や基地問題などに関する講座やしゃべり場も充実していて、PBならではの1日を過ごすことができました。
(写真は、洋上運動会の「子ども玉入れ))