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「君が代」不起立処分大阪府・市人事委員会不服申立ならびに裁判提訴当該15名によるブログです。

あまりにも恥知らずな中原パワハラ教育長④

2015-03-09 07:38:02 | 中原教育長下の大阪の教育

酷い!酷すぎる! ブラック企業が告発されて久しいが、人格無視の遣り方は負けず劣らずだ。中原教育長はかつてアメリカで弁護士をしていたそうだが、このパワハラぶりでは通用しなかったわけだ。しかし、日本だってもはや通用しない!

このシリーズ最後のIさんのレポートを掲載します。

Dさんの事例では、2013年11月中旬頃、突然教育長がDさんを呼び出し、小学校での英語教育のプランの作成状況を確認した際、教育長は目立った進捗がないことを不満に思い、「Dさんが仕事を進めることができないなら、もう辞めてもらいます。もうDさんは不要です。」と叱責しました。

また同月、関係者5人が同席する会議で、教育長が3時間にわたってDさんに対して「情熱がない」などの発言を繰り返しています。

さらに、2014年1月、教育長は、小学校1年生から6年生までの合計630コマの授業について、1コマ1コマの指導案を3月末までに作成するよう命じました。「できないのは情熱がないから」と発言。Dさんはプロジェクトチームメンバーに教育長の命令を諮ったところ、不可能との結論をだし、チームとして教育長に撤回を求めたが、それでも1週間毎の指導案の作成を命じられました。

 その後も、教育長はDさんを責め続け、Dさんへの教育長の詰問は1月にも2月にも2~3時間に及ぶことがありました。さらに、「仕事を外れてください。」「Dさんが仕事を続けるかどうか聴聞会を開きます。」などの発言が続きました。 Dさんは、退職にまで追い込まれました。

 第三者委員会は、「D氏に与えた精神的苦痛の大きさからしても,職場内の優位性を背景に業務の適正な範囲を超えて精神的苦痛を与える,いわゆるパワーハラスメントに該当する行為と言わざるをえない。」と断罪しました。
 

<大阪府教委職員Dさんへのヒアリング内容(調査報告書からの引用)>

■認定した事実

[前提事実]
 D氏は,教員として高校での英語教育に長らく携わってきたが,教育長の推薦によって職員として平成25年5月に採用され,教育長が直轄で進める小・中・高での英語教育改革のプロジェクトチームにリーダーとして参画した。教育長が進めようとしていた英語教育の改革の取り組みは,小学校への「フォニックス教育の導入」,高校への「TOEFL教育の導入」を中核とするものであった。しかし,教育委員会内でのプロジェクトチームの位置付けは明確でなく,チームの活動に対する予算措置については明確な形では存在せず,その都度高等学校課又は小中学校課にお伺いを立てて費用を捻出するという,不明確な状態であった。そして,チームは,D氏を含め7名であったが,D氏と同じく教育長の推薦により採用された外国人職員1名以外の他の5名(指導主事)はいずれも専従スタッフではなく,所属する部署も分かれ(組織として分かれていることにより勤務場所も別々であり,うち2名は大阪市中央区ではなく,大阪市住吉区我孫子の研修センターにおいて勤務していた。),かつ所属部署において他に多忙な業務を抱えていた。加えて,小学校で英語を教えた経験のある者はおらず,また,TOEFLを受けた経験があるのはD氏だけであったという事情から,マネージメントを含めチームとして機能するには様々な点で困難な状況があった。そうした状況の下で,D氏は,高校教員としての経験から,プロジェクトチーム内の職務分担としては,専ら自分の担当は高校の英語教育に関する事項であると認識し,GLHS(進学指導特色校)へのTOEFL・iBT教育の提案や高校入試での英語検定試験の成績を参考にした試験システムの変更等の課題に取り組んでいた。そして,小学校へのフォニックス教育の導入については,中学校でのフォッニクス教育の経験を有する外国人職員が担当したが,この取組みについては,教育長からは特に具体的なスケジュールを示しての指示はなく,その指示があったのは同年9月下旬頃のことであった。

(1)平成25年11月の発言
平成25年11月初旬から中旬頃,教育長は,D氏を呼び出し,小学生のフォニックス教育導入に関するプラン作成の進行状況を問いただした際,目立った進捗がないことを不満に思い,「Dさんが仕事を進めることができないのなら,もうやめてもらいます。そして己さんや庚さんに代わってもらいます。もうDさんは不必要です。」との趣旨のことを告げた。D氏は,教育長の物の言い方に極度に不快感を感じるとともに,教育長から指示されていた,高校の英語教育改革に関わる業務にも相当な時間を割いて携わっていたにもかかわらず,自分が不必要と言明されたことに大きなショックを受けた。これを契機に,D氏は,自らの進退について家族にも相談をするようになった。
また,同月の別の日に,関係者が5名同席する会議で,教育長は,3時間にわたってD氏に対し,「Dさんから小学校に関わる6か年の計画が出てこない。情熱がない。この改革を推し進める気がない。」という趣旨の発言をした。D氏は皆の前で罵倒されたと感じた。この時の教育長の発言は約3時間に及んだ。

(2)平成26年1月の発言(その1)
 平成26年1月7日,ほか1名同席の場で,教育長は,小学校1年生から6年生までの合計630コマの英語授業について,1コマ1コマそれぞれ何をするのか英語教育指導案を作成する旨,そしてそれを3月末日までに完成させる旨指示し,「とにかく早く630コマ作ってください。できないのは情熱がないからで,情熱があればできる。」という趣旨の発言をした。
 D氏がプロジェクトチームのメンバーに諮ったところ不可能との結論であった。そのため,チームの一員が教育長のところに行き撤回を求めたのであるが,それでも不可能と思われる1週間単位の指導案作成を指示された。結局,1週間の指導案作成についての作業は実施されずに終わっている。

(3)平成26年1月の発言(その2)
同年1月中旬から下旬のころ,関係者数人が同席する小学校の英語教育の成果指標に関する協議の場において,D氏が英語検定を成果指標に用いることは難しいと話したところ,教育長は激怒し,「誰がそう言っているんですか。」「プロジェクトチームの誰が言ってるんですか。すぐに名前を言ってください。」「Dさんが沈黙するということは,私という教育長を信頼していないってことですね。」と問い詰め,D氏が仕方なく辛さんであると答えると,今度は,「チームの人間の名前を言って,仲間を売るとはDさんはどういう人間なんですか。
 メンバーの若手を売るとはどういうことなんですか。本当は年上の壬さんあたりが文句言っているんでしょ。なのにDさんは,その年上の壬さんをかばい,年下の辛さんを売るなんてどういう感覚しているんですか。Dさんはフェアの感覚にも乏しい。」と発言した。教育長の発言は同趣旨の繰り返しで,2~3時間に及んだ。

(4)平成26年2月の発言
 同年2月18日,関係者数名が同席する協議の場において,提示された小学校の英語教育の計画案を見て,教育長は,学習者の英語力を測る指標として,英語検定5級を用いることをD氏に指示してきたにもかかわらず,児童英語検定ゴールドレベルを使用する内容となっていることに対して激怒し,「Dさんのやることは越権行為ですね。」「Dさんは,今は助けになるどころか邪魔になっているので,仕事を外れてください。」「教育監や教育次長さんと相談して,今後Dさんが仕事を続けるべきかどうかの聴聞委員会を開きます。」「その日程はまた知らせます。それまでは,今やっている仕事のルーティーン以外は,英語教育のことにはタッチしないでください。」と発言した。教育長の発言は約3時間に及び,同席者も萎縮し,助け船を出せる状況ではなかった。

翌日19日午前,教育長は,D氏を呼び出し,ほか1名同席のもと,委員会は開かないことになったと伝えた上で,その替わりとして,「大阪府における英語教育プログラムのゴールと,リーダーとしての責務」というテーマで,A4用紙5枚以上のレポートを翌日20日の正午までに提出するように指示した。D氏は,レポートの作成は,子供の反省文扱いに等しいと感じ,自分が職業人扱いされていないとの思いで屈辱を感じた。
D氏は,その時点でほぼ辞職することを決意し,上司に相談したところ,「とりあえずレポートを書き上げて提出し,それから先のことを考えたらよい。」と助言されたことから,レポートを作成し,20日正午までに,上司同席のもとに提出した。

 D氏が期限までにレポートを提出したところ,教育長は,夕刻,D氏を呼び出し,同席職員1名が同席する場で,「レポートに鑑文がないから失礼である。ですます調の文章でないから失礼である。反省のチャンスを与えているのに尊大で失礼である。自分がこれだけの時間を使ってDさんに反省のチャンスを与えているのにそれに対する感謝の言葉がないことが失礼であり,したがって行政官として失格である。訓練受けていない教員上がりはだから困る。」という趣旨の発言をし,さらに,プロジェクトリーダーとして責任を全うする責任感が文章から見えるように,また,リーダーとしての気概を表した文章を付け加えるように指示した。

 D氏は,レポートの修正をやり遂げ,教育長から,合格なので通常業務に戻るように指示されたが,心労が限界となって体調不良となり,修正したレポートを提出した日の翌々日から2日間連続して欠勤した。

(5) D氏は,実質的には直接の上司である教育長との上司・部下の関係が勤務を継続しうる信頼関係にはないと感じ,同年4月末日をもって退職した。

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あまりにも恥知らずな中原パワハラ教育長②

2015-03-08 19:48:11 | 中原教育長下の大阪の教育

中原教育長や松井知事は、いまだに続投の姿勢です。しかし、このようなパワハラ発言が許されてもいいのでしょうか。

<大阪府教委職員Bさんへのヒアリング内容(調査報告書からの引用)>

■第三者委員会が大阪府教委職員Bさんに対して「認定した事実」

平成25年6月,関係者数人が同席した協議の場で,府立高校入学試験へのマークシート導入に要する費用について,B氏の部下が教育長に対し説明をしたところ,教育長はB氏に対し,「B氏を経由するとバイアスがかかって高額になっている。向こうに座っている○○(役職名)や○○(役職名)らは,自分が直接依頼するとちゃんとやってくれるのに,B氏を経由するとバイアスがかかる。」旨発言した。B氏がそのようなことはない旨返答すると,教育長は,「私は,この関連に強い弁護士を知っている。もし,出てきた資料について,彼らに聞いて問題ありとなったら,Bさんには学校事務長に行ってもらう。」との趣旨の発言をした。なお,府立学校には,事務部長,並びにその部下の事務長及びその他の事務職員が数名いるが,現在のB氏の役職からすれば,学校の事務長となることは事実上の降格ないし左遷人事を意味するものである。

■第三者委員会の「認定事実についての評価」

教育長の「もし,問題ありとなったら,Bさんには学校事務長に行ってもらう。」との趣旨の発言は,費用の見積もりに関するB氏の職務の在り方を問題として,指揮監督権を有し,人事権についても事実上有すると言える教育長が,B氏に対し降格もしくは左遷人事となる学校事務長への転出を示唆する発言と言うべきであり,仮に教育長が主張するとおりB氏の職務の在り方を問題視しての発言であったとしても,教育長の発言としては極めて不適切である。そして,職務上の地位という職場内の優位性を背景に,業務の適正な範囲を超えて,精神的苦痛を与える行為,すなわち職場におけるパワーハラスメントとも言える行為である。

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あまりにも恥知らずな中原パワハラ教育長①

2015-03-08 19:20:58 | 中原教育長下の大阪の教育

「恥を知る」というのは、日本で古来より重んじられて来た文化です。日本人はいつから「恥を知る」ことを忘れてしまったのでしょうか。あれほどのパワハラが認定されたにもかかわらず、それでも職を辞さない中原教育長は恥知らずというよりほかありません。子どもにどの面さげて教育を語れるというのでしょうか!

大阪の会Iさんによる報告です。

大阪府議会では、中原教育長のパワハラ発言について辞職を要求する声が強まっていますが、中原教育長や松井知事は、いまだに続投の姿勢です。しかし、このようなパワハラ発言が許されてもいいのでしょうか。第三者委員会の調査報告書から中原教育長のパワハラを明らかにします。


2月23日、中原教育長のパワハラ行為について第三者委員会の調査報告書が公表されました。その中では、今回の事件の発端となった中原教育長による立川教育委員への言動を「パワハラと認定されても決して不合理とはいえないもの」とし、大阪府教委職員4名に対しては明確にパワハラと認定し、中には「精神的攻撃という点でパワハラとして違法と評価しうる行為」の認定もありました。

調査報告書を読めば、中原教育長がいかに卑劣で強圧的なパワハラをしており、これほどひどい人権侵害が行われていたのかと、驚愕します。


中原教育長は、職員のヒアリングに対してことごとく反論し、自己弁護に終始していますが、
第三者委員会は中原教育長の反論をしりぞけました。中原教育長の反論には、全く反省していないことがありありとでています。

■それでも中原教育長は教育長職に居座ろうとしています。即刻、教育長職から解任するように教育委員会に求めてください。

要請先
大阪府教育委員会 教務総務企画課
電話:06-6944-8041
Fax:06-6944-6884
メール
https://www.shinsei.pref.osaka.lg.jp/ers/input.do?tetudukiid=2008100167


■調査報告書の中から中原教育長のパワハラを訴える職員のヒアリング内容を抜粋して紹介します。

<大阪府教委職員Aさんへのヒアリング内容(調査報告書からの引用)>

平成25年6月4日の夕刻,各中学校において絶対評価により作成される内申書の府立高校の入試における取扱いについて,府下全中学校を対象に統一テスト(チャレンジテスト)を導入することに関し,担当部署において協議を行ったが,協議の場で、A氏が教育長に対し,統一テストを年間複数回実施することは教育現場として困難であるし,府の予算の関係からしても困難であるという趣旨の発言をしたところ,この発言に対して教育長は突然立腹し,予算の関係で無理とはどういうことか,予算編成について何もわかっていないのに教育長である自分に対して偉そうな意見を言うな,○○(A氏の役職)ごときになにゆえ自分が予算のことで反論されないといけないのか,自分の方が経験あるのになめた口をきくものではないなどといった趣旨の発言をし,叱責した。


そして,翌日5日の9時半頃(始業時刻),教育長は,教育長が執務する教育総務企画課のフロアにA氏を呼び出して,総勢約40人が執務するフロアのほぼ中央にある会議テーブル付近において,同フロアの全員に聞こえる可能性があることを認識しつつ,むしろそのことを積極的に認容して,冒頭に「みんなに聞いてもらいます。」と発言した上で,A氏に向かって,前日にA氏がした上記の発言について下記の趣旨の発言を行った。

なお,教育長とA氏が対置した場所のすぐ傍に2名の職員が立ち会っていた。



「みんなに聞いてもらいます。」
「あなたの職員としての不適切な態度からまず詰めて,松井知事のところに行きましょう。あなた予算について何もわかってない。無理ですといったでしょう。」
「組合の代表みたいな人が何で〇〇(A氏の役職)をやってるのですか。」
「人を刺しに来るときは,刺され返されることを考えてからやらないと。」
「そういう人が一匹いれば同じようなものが何匹もいる。」
「僕が,何でそんな〇〇(A氏の役職)に,2億なんか動かせないよと言われなきゃいけないの。」
「先生によくいるんですよ,こういう人,自分で責任をとらないんですよ。」
「名前を出して,全部責任をとってもらいますよ。」
「次にこういうことがあったら,教育センターで研修してもらったらいい。」

この間の教育長の発言時間は約20~30分間であった。その間,A氏は,前日の会議の場での発言の趣旨ないし真意について,教育長が問題視する趣旨とは異なることを説明しようとしたが,教育長は,即座にたたみかけて発言を遮り,A氏の説明を聞こうとしなかった。また,周囲にいた関係者が取りなそうとしても全く取り合おうとしなかった。

前記のとおり,教育長が発言していた場所は,教育総務企画課フロアのほぼ中央付近で,在室する全員から見通され,かつ全員に声が届く場所であり,始業時刻であったこともあって,教育総務企画課総勢約40人のほぼ全員が当該フロアに在室し,教育長の発言をまさに眼前で見聞きしていたのである。加えて,同フロアには,当時,教育長の指示を受けて教職員人事担当の職員2名も在室し,上記のやりとりを聞いていた。


■ここに紹介する内容だけでなく、是非とも全文も読んでください。
調査報告書(PDFで96ページあります。大阪府教委HPより)
http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/5181/00180630/k1.pdf

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明らかになった中原教育長のパワハラ

2015-01-06 22:21:21 | 中原教育長下の大阪の教育
大阪の会のIさんからの情報です。

■中原教育長は立川教育委員からパワハラ告発を受けたことを契機に、大阪府教委職員へのパワハラもあったことが明らかになりました。
10月30日、中原教育長は大阪府教委各室長・課長から要望事項を聴取しました。その内容は「13の改善項目」にまとめられ府議会に報告されています。

その内容は、以下の通りです。PDFを添付します。

①できるだけ課長を通して仕事をしてほしい
②教育長について行こうとしていることは信じて欲しい
⑨会議の最初の立会いで結論を言われると、用意していたベーパーにつき、説明できなくなってしまう
④論理的につめられると、反論しづらくなる
⑤「イエスですか、ノーですか」という質問だと答えにくいときがある
⑥こちらの艶明が不十分・間違っていた点を指鏑していただくのは有難いが、指摘が長いと時間が勿体無い
⑦いくつかの企画のリスクを教育長に十分に伝える時間が取れなかった
⑧会議の1回1回が長くなり、他の案件への時間が取れないことがあった
⑨案件を進めることも大切だが、もっと人の育成にも力を入れて欲しい
⑳肯定的なコメント・評価をもっと出して欲しい
⑳事務局内の他課の問題点・批判を聞くのはつらい
⑳課題を指摘した後は、フォローもして欲しい
⑳説明を最後まで聞いて欲しい

■これだけでも、中原教育長がいかに職員の人権を無視した対応を取っていたかわかりますが、しかし、これはその一端に過ぎません。
 今日、この10月30日にあった中原教育長による各室長・課長への聴取の概要が情報公開請求によって明らかになりました。13項目の詳しい内容が出ています。生々しい府教委幹部の言葉が並んでおり、府議会に出されたものが簡単なメモでしかないことがよく分かります。これを読めば、中原教育長は府教委幹部以上にその部下にあたる職員に対して、激しいパワハラをやっていたことが推察されます。この資料を活用して中原教育長の府教委職員へのパワハラの全体を明らかにさせる必要があります。

以下全文です。PDFでも添付します。

教育長と事務局室・課長との意見交換(10月30日)

●組織として、各課を軸とした指示・指導を行って欲しい。基本は課長へ!そうでないと課内の人材育成ができない。また、他課の評価を言うのは止めてもらいたい。また、さまざまな調整を必要とする案件については、その必要性を認め、信頼して任せてもらいたい。

●教育長と目的・目指す方向ゴールは同じであり、教育長について行こうとしていることは理解してほしい。ただ、そこへ向けての進め方は違う。長年課題を指示されれば調整を行いある程度道筋をつけて報告する習慣となっていることを理解してほしい。
 入口でひっかかってしまい肝心の内容説明ができない。まず部下の説明を聞く耳をもっていただきたい。もっと我々を信頼し任せて欲しい。
 課員を信頼し任せている。あまり強くいわれればへこんでしまう。

●教育長はとても頭脳明晰。明晰すぎて、他人の理解が自分についてこれないのが苛立たしいのだろうと思う。
 教育長に対して反論するのは勇気がいる。「イエスですか、ノーですか」といったオール・オア・ナッシングで聞かれると答えにくいときがある。私は誰よりも反論している一人だと自認しているが、私とて、反論する時は大きな緊張感をもって、腹を据えて臨んでいる。それだけ、教育長と議論するのは大変なこと。

●組織において、施策を企画・立案していく際、リスクがあることをトップにあげ議論することが大事だが、教育長の時間が(一つひとつの会議が長時間化することで)常にふさがっており、現在の事務局においては即座にあげられていないのではないか。
 教育長の指摘が尤もで我々が反論できなくなり白旗をあげているのなら、直ちに再考を命じて頂きたい。そうすることで会議の時間が短くなる。教育長は見方を変えれば親切すぎる。良いものにしようと指摘を続けられるのだが、ドライに再考を命じて欲しい。

●教育長と議論や意見交換をすると、1回あたりの時間が長くなることが多いので、それを短くすることによって、議論をさせていただく回数を増やしていただけるとありがたいです。

●説明をまず聞いてほしい。また、やる気を鼓舞するということも考えて発言してほしい

●教育長に対する事業説明等での教育長の発言、(苦言、注意、叱る等)特に叱る場合において、弘が居る場合は弘に言ってほしい。特に課員(主事)などは、教育長からの直接叱られると「へこむ」し、同席していて聞いていられない。情けなくなる。
 教育長に対する事業説明等において、評価できる出来であれば、特に課員をしっかり褒めてやってほしい。叱るだけでは駄目で[飴とムチ]が重要で、自分自身も褒められればやる気も起こる。

●長時間にわたる会議等では、せっかく指導を受けても十分に消化しきれず、一部しか残っていない場合がある。
 「褒める」や「労う」など、少し間口を広げて肯定的な評価がいただけると、職員の理解がより深まるのではないかと思う。

●当初は課の懸案事項の説明の際など、例えば、用語の定義や事業の本来目的などから議論され当惑した面もあったが、我々のように行政に長くいると当たり前に思ってしまっていることに、今一度振り返って掘り下げて考えてみるという意味で、新鮮で勉強させられる部分があった。
 一方で、教育長といえば、職階でも随分上位の存在なので、教育長に説明する際には、我々課長でも緊張するし、担当者であれば尚更であり、そのような状況の中で、対等に議論するのは難しい。
 議論の際には、とことん論破するのではなく、我々の考えもまずは一通り聞いてもらいたいし、議論の結果に拘わらず、一定のフォローをお願いしたい。

●説明を途中で遮らず最後まで聴いてほしい。課長がいる前で課員を叱責することはやめてほしい。
 仕事を通じて互いに信頼関係を深めていく方向でのマネジメントではなかった。

●教育長室に入るのがほんとうに気が重い。最初の1分ですべてが決まってしまう。それを誤ると、あっという間にどうしようないところまで持って行かれる。部下の手前、明るくはふるまっているが、実はとてもしんどい。せめてもう少し話を聞いてもらえたら。

●教育長室に入ると職員が固まってしまう状態であるが、最近は少し緩んできている。他課長発言と同様、出来の悪い課長であるが、直接私にご指導願いたい。

●はじめは、教育長から何を求められているのか理解できなくて、正直戸惑ったが、昨年途中ぐらいから、思考の在り方が理解できるようになり、話ができるようになった。目の前で、部下が、理屈ならまだしも、気持ちの部分(反論しにくい)言われ方は、きつい。各グループ長の思いを どのように教育長に伝えるか苦心している。
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中原教育長が立川教育委員を恫喝した理由②

2014-11-14 21:18:45 | 中原教育長下の大阪の教育
中原パワハラ問題に関わる経緯

※以下は、「平成26年10月委員会会議会議録」(http://www.pref.osaka.lg.jp/kyoikusomu/meeeting/kaigiroku2610.html)、府議会HPの録画と府教委側との面談(11/10)時に得た情報を基に作製

8月1日~ 「認定こども園」の学級編成基準を25人以下とする条例案に関するパブコメ

9月19日以前 中原教育長(以下、中原)は、定員を25人とする条例案について、知事部局から内々に打診を受けた。この時、中原は、国の基準にあわせて定員35名にした方がよいという意見を述べ、25人のままで意見照会を受けたら、反対しますよと言った。(意見照会とは、教育委員会には直接決定権のないことに対し、知事部局から参考までに意見を求められるもので、これまで全て「意見なし」〔=賛成〕と回答してきた。)[府教委側の情報]

9月19日 午前中;教育委員会会議(この提案の件は議題にならず)午後;「意見交換会」(中原+府教委担当の35人定員案を検討。20分程度の議論で資料は3枚→「全員了解」(立川・小河〔「立川委員はずっと反対」・陰山の認識と食い違い)

9月22日~ 35人でのパブコメ(約1800のうち、ほとんどが反対意見とのこと)

9月25日 府議会本会議開会、30日~10月3日本会議(代表質問)6日~9日(一般質問)

10月8日 知事部局から文書で35人定員案に対する意見照会。文書には回答期限が書かれていなかったが、中原はその日のうちに「代決」を行い、35人案に「意見なし」と答えた。

10月14~17日 教育常任委で「35人」に疑問・反対、21~23日教育常任委(知事質問予定)

10月21日 教育常任委の直前。府議会の知事答弁で立川委員が質問を受けるかもしれないということで、中原と立川が話し合い。その時中原は立川に、個人の意見を言うのはかまわないが、35人定員で合意しているものを合意していないように言うのをやめてほしいと求めた。課長が想定問答を用意していたので、その通り言うように求めた(この際、パワハラ発言←10月29日の教育委員会会議で立川から暴露された)。

10月27日 本会議 松井知事(以下、松井)「35人」撤回

10月28日 松井「25人」で再提案→本会議可決

10月29日 教育委員会会議(10月8日の中原の「代決」の承認案件なし。「意見交換」の中で、9月19日の「意見交換会」の位置づけ、さらにこの間の経緯をめぐって紛糾、最後の方で立川による中原のパワハラの暴露)。

11月7日 臨時教育委員会会議(【採決の結果】以下の項目について調査を実施することを決定。 「1 立川委員から指摘のあった中原教育長の発言の事実確認について /2 大阪府認定こども園の認定の要件に関する条例一部改正に係る教育委員会としての意思決定のプロセスについて /3 小河委員長職務代理者から指摘のあった中原教育長から教育委員会事務局職員へのパワハラ発言の有無・事実確認について /調査にあたっては、複数の弁護士等の第三者に協力いただく。」

11月12日 21日までに教育常任委で調査との報道  12月4・9・10・15日 本会議

 

 

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