育鵬社教科書採択の不正!
採択のやり直しを求める全国交流集会
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■日時:2016年6月25日(土)14:00~17:00
■場所:国労会館大会議室(JR環状線天満駅を東へ徒歩5分)
■資料代:800円
■主催:「戦争教科書」はいらない!大阪連絡会
■プログラム
1. ニュース映像
2. パネルディスカッション
「大阪市・呉市の育鵬社採択の不正の実態を暴き、今後の運動の展望を探る」
3. 各地からの発言
横浜市、藤沢市、東大阪市など
4. 韓国からの特別報告「韓国史教科書の国定化問題」
5. 方針提起
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6.25集会に多くの市民の参加を呼びかけます!
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<育鵬社とフジ住宅の結託を示すフジ住宅内部資料>
2015年夏、大阪市と呉市で何が起こっていたのか?
*大阪市ではフジ住宅が市民アンケートを水増し!
昨年、大阪市教育委員会は「市民アンケート重視」を決めて採択の参考としました。採択会議では「育鵬社に肯定的な意見が7割」と報告して、大阪市民は圧倒的に育鵬社を支持しているかのような印象を与えました。しかしこの7割のアンケートには、同じ筆跡でほぼ同じ内容のものが多数あることが、情報公開によってあきらかになりました。
さらにそのカラクリがフジ住宅内部資料からあきらかになりました。育鵬社が「大阪市では市民アンケー重視」という情報をつかんでフジ住宅の今井会長に伝え、フジ住宅が会社をあげて市民アンケートに取り組んだ結果だったのです。今井会長はフジ住宅の組織的水増し工作であることがばれないように、「会社のバッジを外し、制服は脱いで行く」ように指示までしていました。
*呉市では育鵬社に有利に作成された選定委員会答申に基づいて採択!
2011年に育鵬社教科書を採択した広島県呉市は、昨年再び育鵬社を採択しました。
ところが採択の判断材料とされた選定委員会答申はデタラメなものでした。公民の調査では他社にもたくさんあるコラムをカウントせず、育鵬社だけ大量のコラムを特別にカウントして他社より評価を高く見せかけ、歴史・公民では全社で合わせて1054カ所のまちがいのあるままの杜撰な選定資料で採択しました。また呉市の「規定」では調査員と選定委員は重複できないにもかかわらず、指導主事が選定委員と調査員を兼ねていました。
採択後、情報公開を活用して不正を暴く!
このような不正を暴くことができたのは、市民が教育委員会に採択関係の資料の情報公開を求め、詳細に分析したことによります。大阪ではヘイトハラスメント裁判事務局からフジ住宅内部資料が提供されたことが決定的でした。
大阪市では市議会で3回も取り上げられ、国会では呉市の問題が取り上げられました。大阪市・呉市ともマスコミでも大きく報道されたことによって、馳文科大臣も大阪市と呉市の採択には大きな問題があったことを認めざるをえませんでした。その結果、大阪市では大森教育委員長が、呉市では工田教育長が辞任しました。
東大阪市・和泉市でも育鵬社とフジ住宅が暗躍!
育鵬社は東大阪市では乾教育委員長に採択を直接働きかけていました。結果、育鵬社は選定委員会答申には入っていなかったにもかかわらず、乾委員長のリードによって育鵬社の公民教科書が2011年に続いて採択されました。和泉市ではフジ住宅の社員が辻市長に面談して育鵬社採択を要請し、その際辻市長は教育委員に育鵬社採択を働きかけたと答えました。和泉市では育鵬社は採択されませんでしたが、辻市長が政治介入していたことはあきらかです。
「戦争教科書」はいらない!不公正な採択のやり直しを!
文科省は昨年の採択の問題を「検定中の教科書を見せた」ことや「交通費・謝礼」だけを問題にして、育鵬社の不正には寛容な態度を取っています。しかし育鵬社は採択に直接関与する教育長や教育委員長にダイレクトに採択を働きかけており、その悪質さは他社の比ではありません。
安倍政権・文科省の育鵬社擁護を許さず、採択のやり直しを求める声を全国から上げましょう。
採択のやり直しを求める全国交流集会
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■日時:2016年6月25日(土)14:00~17:00
■場所:国労会館大会議室(JR環状線天満駅を東へ徒歩5分)
■資料代:800円
■主催:「戦争教科書」はいらない!大阪連絡会
■プログラム
1. ニュース映像
2. パネルディスカッション
「大阪市・呉市の育鵬社採択の不正の実態を暴き、今後の運動の展望を探る」
3. 各地からの発言
横浜市、藤沢市、東大阪市など
4. 韓国からの特別報告「韓国史教科書の国定化問題」
5. 方針提起
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6.25集会に多くの市民の参加を呼びかけます!
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<育鵬社とフジ住宅の結託を示すフジ住宅内部資料>
2015年夏、大阪市と呉市で何が起こっていたのか?
*大阪市ではフジ住宅が市民アンケートを水増し!
昨年、大阪市教育委員会は「市民アンケート重視」を決めて採択の参考としました。採択会議では「育鵬社に肯定的な意見が7割」と報告して、大阪市民は圧倒的に育鵬社を支持しているかのような印象を与えました。しかしこの7割のアンケートには、同じ筆跡でほぼ同じ内容のものが多数あることが、情報公開によってあきらかになりました。
さらにそのカラクリがフジ住宅内部資料からあきらかになりました。育鵬社が「大阪市では市民アンケー重視」という情報をつかんでフジ住宅の今井会長に伝え、フジ住宅が会社をあげて市民アンケートに取り組んだ結果だったのです。今井会長はフジ住宅の組織的水増し工作であることがばれないように、「会社のバッジを外し、制服は脱いで行く」ように指示までしていました。
*呉市では育鵬社に有利に作成された選定委員会答申に基づいて採択!
2011年に育鵬社教科書を採択した広島県呉市は、昨年再び育鵬社を採択しました。
ところが採択の判断材料とされた選定委員会答申はデタラメなものでした。公民の調査では他社にもたくさんあるコラムをカウントせず、育鵬社だけ大量のコラムを特別にカウントして他社より評価を高く見せかけ、歴史・公民では全社で合わせて1054カ所のまちがいのあるままの杜撰な選定資料で採択しました。また呉市の「規定」では調査員と選定委員は重複できないにもかかわらず、指導主事が選定委員と調査員を兼ねていました。
採択後、情報公開を活用して不正を暴く!
このような不正を暴くことができたのは、市民が教育委員会に採択関係の資料の情報公開を求め、詳細に分析したことによります。大阪ではヘイトハラスメント裁判事務局からフジ住宅内部資料が提供されたことが決定的でした。
大阪市では市議会で3回も取り上げられ、国会では呉市の問題が取り上げられました。大阪市・呉市ともマスコミでも大きく報道されたことによって、馳文科大臣も大阪市と呉市の採択には大きな問題があったことを認めざるをえませんでした。その結果、大阪市では大森教育委員長が、呉市では工田教育長が辞任しました。
東大阪市・和泉市でも育鵬社とフジ住宅が暗躍!
育鵬社は東大阪市では乾教育委員長に採択を直接働きかけていました。結果、育鵬社は選定委員会答申には入っていなかったにもかかわらず、乾委員長のリードによって育鵬社の公民教科書が2011年に続いて採択されました。和泉市ではフジ住宅の社員が辻市長に面談して育鵬社採択を要請し、その際辻市長は教育委員に育鵬社採択を働きかけたと答えました。和泉市では育鵬社は採択されませんでしたが、辻市長が政治介入していたことはあきらかです。
「戦争教科書」はいらない!不公正な採択のやり直しを!
文科省は昨年の採択の問題を「検定中の教科書を見せた」ことや「交通費・謝礼」だけを問題にして、育鵬社の不正には寛容な態度を取っています。しかし育鵬社は採択に直接関与する教育長や教育委員長にダイレクトに採択を働きかけており、その悪質さは他社の比ではありません。
安倍政権・文科省の育鵬社擁護を許さず、採択のやり直しを求める声を全国から上げましょう。