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「君が代」不起立処分大阪府・市人事委員会不服申立ならびに裁判提訴当該15名によるブログです。

卒業式まっただ中集会 根津公子さんライブ講演会:「君が代」不起立の闘いは終わらないレジュメ掲載②

2020-03-15 19:39:00 | 支援の会

4.124日の市議会一般質問で前田議員がこの問題を取り上げた

 事前に通告した事項 1.天皇皇后両陛下八王子奉迎実行委員会とは?

(1)行政との関係

(2)町会自治会連合会との関係

(3)学校教育との関係

ア.保育園児、幼稚園児、小学生が沿道で出迎えをした経緯

イ.外国籍の子どもへの配慮

ウ.国際社会を生きる、子どもたちの未来のために


 質問の冒頭、前田議員は大日本帝国憲法下の天皇と日本国憲法下の天皇の違い、戦前と戦後の教育の違いについて、八王子の子どもたちが使用している教育出版社中学校歴史教科書から抜粋して紹介し、現憲法は天皇の退位即位を国事行為とは定めていないと発言。加えて、萩生田光一文科大臣(4月当時は自民党幹事長代行)のブログを読み上げ、質問に移った。

①議員:なぜ天皇に敬意を払うべきなのかを、学校はどう教えているのか。

教委:学習指導要領に「敬意」を教えるよう書いてある。学習指導要領に則った指導をしている。

議員:学習指導要領に記載されているのは承知している。ルールだからというのでは子どもたちが納得できる答えになっていない。生徒から「なぜこれが校則なのか」と訊かれて「ルールだから」と答えるのと同じだ。


②議員:八王子奉迎会実行委員会(結成)を呼びかけた主体はどこか。

市:八王子奉迎会実行委員会。

 議員:八王子奉迎会実行委員会の構成メンバー、会の目的、期間はどうなっているか。

 市:市は把握していない。

 議員:八王子奉迎会実行委員会から市は呼びかけられたと認識していいか。

 市:町会自治会連合会から呼びかけられ、同席した。

 議員:市からは誰が同席したか。

 市:市民活動推進部長と都市戦略部長。

 議員:49日付け「八王子奉迎会実行委員会結成について」の秘書課から発信された文書が手元にある。(文書を読み上げたうえで)連絡先は町会自治連合会と八王子市都市戦略課となっている。49日付け文書は市から発信されたと認識するが。

 市:奉迎活動を市は呼び掛けてはいない。市はむしろ、控えている。

 議員:萩生田議員も来ていたか。

 市:同席したが、出席者も含めて実行委員会の内容については、市は報告する立場にない。


③議員:沿道に立たせた学校は小学校3校とのことだが、保育園・幼稚園で沿道に立たせた園はどのくらいあるか。

 市:保育園が9園、幼稚園が5園と聞いている。

 議員:この14園には「奉迎」の情報がどこから行ったか。

 市:交通規制もあるので、安全面から市が情報提供をした。市民活動推進部の協働推進課長→子ども家庭部→私立保育園協会、私立幼稚園協会

議員:5歳の、人格形成途中の子どもたちに一つの考えを押しつけることは問題と思うが、いかがか。

市:各施設が決定したことであり、尊重したい。

議員:森友学園の幼稚園が教育勅語を暗唱させたのは驚きだが、私立園・学校にはそこの独自の考えがあってのこと。しかし、公立の小学校が沿道に立たせたのは、私立とは違う。なぜ、情報提供をしたのか。

 市:安全管理から。

議員:昨日(3日の即位の報告に関して)は沿道に立った小学校はあったか。

市教委:各学校から報告の義務もないが、沿道に出たという学校については確認していない。

議員:ということは、情報提供をしなかったということか。

市教委:道路交通部からの情報を全小中学校に流した。

議員:市教委が言うには423日のときは協働推進課からの情報だった、昨日は道路交通部からの情報だというが、変わったのはなぜか。

市:4月には(奉迎会)実行委員会があったが、12月はなかったことによる違い。

議員:423日については、情報提供のメール文に市教委が〈参加の可否 参加人数 小旗の希望〉を書いたが、小旗はどこから受けたのか。

市教委:70本あると、協働推進課から聞いた。

議員:協働推進課はどこから受けたのか。

市:奉迎会実行委員会が申請して入手したと聞いている。配布は町自連。

議員: D校(浅川小)は市(教委)からの情報提供ではなく、町会自治会から情報を得たということで、校長の判断で行ったとのこと。コミュニティ・スクール構想が出された時、このことを懸念した。校長が判断できればいいが、それができていないのだから。「思想・信条の自由」の観点からの文書を、市教委から町自連に情報提供しても良かったのではないか。

市教委:「思想・信条の自由」を侵すことはない。


④議員:八王子には13000人の外国籍の人が在住し、427人の外国籍の子どもが市立学校に通学している。かつて、日本が侵略したり植民地にした国のお子さん、また、日本にも天皇制を肯定できない・肯定しない子どもがいる。そうした子どもへの配慮が必要ではないか。

 市教委:外国籍であっても、我が国の公立学校に在籍すれば、等しく学習指導要領に基づいた教育をする。

 議員:近頃、若い世代では東アジアとの交流がされているが、相手の国の文化や受けてきた教育を知らないと、理解に悪影響が生じる。一事例をあげると、知人が韓国のお子さんを多摩御陵に連れて行ったら、その子が泣いて怒ったという。学校教育で日本による侵略の歴史を学んでいたから。

人格形成の過程にある子どもに、天皇についての一つの考えを教え、政府見解や国家イデオロギーに沿って子どもたちを動かしてはならないと考えるが、教育長の考えを聞きたい。

 教育長:憲法1条に規定するのだから、天皇退位や即位に祝意を示すことは当然。学習指導要領にも「敬意」を書く。中立・公正を担保するためにも教えるのは当然。

 議員:憲法が示す国事行為の中には、今回の祝い、儀式に関することは含まれていないと私は理解する。

市長に聞きたい。政治的に中立でなければならない市として、奉迎会実行委員会の呼びかけ主体になっていないとの答弁だったが、奉迎会実行委員会が設置されたのは問題ではないか。

 市長;奉迎会実行委員会は任意団体の活動。地域住民自らの意思で歓迎行動を行うことは、当然あってよいこと。

議員:市最大の任意団体は町会自治会連合会。こういったところの活動を市が積極的にフォローしていくことに問題がないのか。私は問題があると考える。


5.今後の活動

 市や市教委、萩生田大臣に対して追及や働きかけをしていきたい。

また、オリンピック聖火リレーの際に再び子どもたちが沿道に立たされないよう働きかけと監視をしていきたい





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卒業式まっただ中集会 根津公子さんライブ講演会:「君が代」不起立の闘いは終わらないレジュメ掲載①                                 根津公子

2020-03-15 19:32:00 | 支援の会

昨日の卒業式まっただ中314集会・デモにご参加いただきありがとうございました。

メインスピーカーの根津公子さんさんは、「『君が代』不起立の闘いは終わらない」と題して、昨年の八王子のける「天皇奉迎」にあろうことか子どもたちを動員するという動きに対して、それに反対する市民の会を結成しての取り組みについてご報告いただきました。当日配布した詳細なレジュメを2回に分けて掲載します。


「君が代」不起立の闘いは終わらない
       

                         根津公子


■処分を受け続ける中で体験し見てきたこと

  ・処分対象の教育行為は「日の丸・君が代」、従軍慰安婦問題(「君が代」不起立訴訟の判決はこれらを「積極的妨害」という)

  ・天皇制容認が多い今←「日の丸・君が代」反対の闘いを広げられなかった


■■都教育委員会の傍聴や都教委への働きかけ



■■■「天皇奉迎」に子どもを動員することに反対する八王子市民の会の行動

1.2019423日に天皇夫妻が昭和天皇の墓に退位の報告に来た際に「天皇奉迎」に八王子市の3小学校が子どもを動員。

  市教委は以下のメール文を天皇夫妻の車が通る沿道の二小、横山二小、陵南中に出した(4151859)。陵南中は沿道に立たせなかった。市教委からの「情報」ではなく、町会自治会からの「情報」で立たせたのが、浅川小。

また、「幼稚園が5園、保育園が9園、園児を沿道に立たせた」と市議会一般質問で答弁。

 

 指導部担当部長が当該校に出したメール文

「天王皇后両陛下 武蔵陵昭和天皇山陵に親謁の儀に伴う八王子奉迎(沿道お迎え)対応について」

上記の件について情報提供させていただいたところですが、423()の行幸に関する八王子奉迎実行委員会からの資料を入手しましたので、添付にてお送りします。

 学校用の小旗が70本事前に準備されているとのことです。(中略)

 なお、子どもは優先して前列にしてくださるようです。小旗の対応について検討しますので、お手数ですが、418()までに以下の内容についてお知らせ願います。

 1.参加の可否

 2.参加の場合の人数

 3.小旗についての希望(複数校が希望される場合は70本をお渡しできない場合があります)

                                   

2.9月、「天皇奉迎」に子どもを動員することに反対する八王子市民の会を結成

・市教委、八王子奉迎会実行委員会(奉迎会実行委員会)・町会自治会連合会(町自連)、3校の校長への申し入れ及び3校教職員へのチラシまき。

  その過程で、事実経過について、奉迎会実行委員会の代表であり町自連の会長である秋間氏の発言と市教委の発言に齟齬が出た。

市教委:「『何時にどこを通る』という情報を415日に奉迎会実行委員会からもらった。小旗は町自連が用意してくれた。」(5月末~102日)

秋間氏:「町自連としては市教委に要望や要請、強制は一切していない。それはしてはならないことだ(と認識している)。」 冒頭、「手帳に書いてあったのでそこに行ったが、何の会なのかも、いつだったかも覚えていない。誰かが推薦して、私が代表になってしまった。」104日) 


・秋間氏は小旗についても虚偽発言。事実は、奉迎会実行委員会が申請して小旗を調達した。

日本文化興隆財団のHPに「国旗小旗頒布事業 平成30年度上半期助成団体一覧(平成30年7月~令和元年6月)に「66 天皇皇后両陛下八王子奉迎会 昭和天皇山稜親謁の儀 奉迎」 2500(申請本数) 2500(頒布本数)」と記載。

「町自連として市教委に渡したり必要数を聞いたりしてはいない。」(事務局員 104


・それ以降、市教委は秋間氏の発言に沿ったものに修正。 「奉迎会実行委員会→市教委」を取り消し、「町会自治会連合会→市協働推進課→市教委」という迂回ルートからの「情報」提供だとして、奉迎会実行委員会・町会自治連合会とも教育への介入はしていないとした。


・萩生田文科大臣の指令であることが判明。

 萩生田議員のブログ、永田町見聞録の426日の欄には、

「天皇皇后両陛下は、昭和天皇への退位のご報告の為、八王子の武蔵陵を訪問されました。警備の関係もあり、いつもはギリギリまで日程が公表されないのですが、今回は宮内庁から3週間ほど前に内示があり、町自連、安協、八王子まつりやいちょう祭りの実行委員会にも呼びかけ、『両陛下をお迎えする会』を組織し準備をしました。八王子インターから浅川大橋、追分から御陵まで、沿道にはかつてないほどの市民が出迎え、両陛下は長い道のりを窓を開け、手を振り続けてくださいました。日の丸の小旗4000本はたちまち無くなり、沿道の小学校、幼稚園、保育園の子供たちは手づくりの小旗で集まってくれました。」とある。

412日の欄には、

4231100頃八王子インター着で両陛下の『今上天皇としては最後の武蔵陵参拝』が決まりました。浅川大橋を渡り、バイパスで追分武蔵陵の予定です。片道だけですが、いちょう並木を通って平成最後の来王となります。いつもは直前まで日程を公表しないのですが、今度ばかりは最後という事で、宮内庁も早めに連絡をくれました。」「『両陛下 武蔵陵行幸啓』は、今上天皇として最後となりますので、各町会を通じて通行予定をお知らせする事となりました。是非沿道へお出かけいただき、お迎えいただければと思います。」とある。

  なお2018316日のブログには、秋間氏について、「秋間家は私にとっては身内以上の間柄」と書く。


3.123日に天皇夫妻が即位の報告に昭和天皇・大正天皇の墓に来た際には子どもたちは動員されなかった。

 萩生田ブログにも一切の記述なし。 「奉迎会実行委員会は解散した」

 当日、私たちは沿道で監視。制服や公安から暴力と尾行。









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支援学校の「君が代」不起立応援団通信No.14

2020-01-02 21:19:00 | 支援の会
支援学校の君が代不起立応援団通信No.14をご覧ください!











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井前処分を撤回させる会からのお願い

2019-06-05 15:02:16 | 支援の会
「井前処分を撤回させる会」の間苧谷さんからのお願いです。
6月3日、大阪府教育庁教職員人事課管理・公務災害グループの高取氏に、「要望書」を提出してきました。

高裁判決で井前さんの処分が取り消されたことを踏まえ、大阪府に最高裁への上告をせぬこと、上告をすでにしている場合は取り消すことを主旨とした要望書です。

高取氏の回答は予想通り、上告については「検討中」とのものです。いずれにせよ上告期限は6月6日に迫っています。

そこで皆さんにお願いなのですが、私たちが提出した「要望書」の線で、大阪府教育庁に対して井前さんの件に関して上告するな、の声を電話なりFAXで集中していただけないでしょうか。

連絡先:TELは06-6941-0351(大阪府代表番号)にかけ、大阪府教育庁教職員人事課管理・公務災害グループにつないでもらって下さい。

FAXは、06-6944-6897です。教職員人事課管理・公務災害グループを明示して下さい。

以上です。個人、団体を問わず、ご協力をよろしくお願いします。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


2019年6月3日
大阪府知事 吉村洋文様
大阪府教育長 酒井隆行様

要望書

「井前処分を撤回させる会」 代表;森節雄


【要望事項】
(1)大阪府は、「平成30年(行コ)第50号戒告処分取消等請求控訴事件」において、大阪高等裁判所が5月23日言渡しを行った判決における、1(1)すなわち、「大阪府教育委員会が控訴人井前弘幸に対してした平成26年6月17日付け戒告処分を取り消す」に係る最高裁への上告を行わないこと。またすでに上告を行った場合はこれをただちに取り消すこと。
(2)大阪府はこの判決を受けて、控訴人井前弘幸の戒告処分を取り消す手続きに直ちに入ること。

【理由】
 大阪高等裁判所(第12民事部、石井寛明裁判長、以下、高裁)は、第一審での証人証言を精査し、当該校長による「職務命令」がなかったことを認定し、井前弘幸さんに対する戒告処分を取り消しました。
 校長からの「職務命令」が存在しなかったことは本会がすでに何度も指摘してきたことであり、府教委にも伝えてきた所です。証人証言を予断も偏見もない目で見れば、校長からの「職務命令」が存在しなかったことは一目瞭然の事実です。
 府教委はこの判決を受け、ただちに井前さんに対する処分取り消しの手続きに入り、これを取り消し、あらぬ処分を加え、物心両面にわたる苦痛を与えたことを井前さんに謝罪すべきです。
 さらに、府教委は、なぜ校長が「職務命令」を発しなかったということに思いを致すべきです。特定の政治勢力がこの間大阪府の教育行政に介入したことによって、教育現場はまさに上意下達、「命令」づくしの場へと変化しています。卒業式・入学式における「日の丸・君が代」強制はその端的な例であり、上意下達体制を作り上げた典型的なものです。このような体制が、かつて人権尊重・共生の教育を目指した大阪の教育にふさわしいものかどうか、一度胸に手をあてて考えていただきたいものです。
 そのためにも、卒業式・入学式等行事の際における「君が代」斉唱時の起立斉唱を命じた「教育長通達」を、府教委として撤回されることを切に望みます。
以上
本日(3日)午前、大阪府教育庁教職員人事課管理・公務災害グループの高取氏に、添付ファイルのような「要望書」を提出してきました。

高裁判決で井前さんの処分が取り消されたことを踏まえ、大阪府に最高裁への上告をせぬこと、上告をすでにしている場合は取り消すことを主旨とした要望書です。

高取氏の回答は予想通り、上告については「検討中」とのものです。いずれにせよ上告期限は6月6日に迫っています。

そこで皆さんにお願いなのですが、私たちが提出した「要望書」の線で、大阪府教育庁に対して井前さんの件に関して上告するな、の声を電話なりFAXで集中していただけないでしょうか。

連絡先;TELは06-6941-0351(大阪府代表番号)にかけ、大阪府教育庁教職員人事課管理・公務災害グループにつないでもらって下さい。

FAXは、06-6944-6897です。教職員人事課管理・公務災害グループを明示して下さい。

以上です。個人、団体を問わず、ご協力をよろしくお願いします。


2019年6月3日
大阪府知事 吉村洋文様
大阪府教育長 酒井隆行様

要望書

「井前処分を撤回させる会」 代表;森節雄


【要望事項】
(1)大阪府は、「平成30年(行コ)第50号戒告処分取消等請求控訴事件」において、大阪高等裁判所が5月23日言渡しを行った判決における、1(1)すなわち、「大阪府教育委員会が控訴人井前弘幸に対してした平成26年6月17日付け戒告処分を取り消す」に係る最高裁への上告を行わないこと。またすでに上告を行った場合はこれをただちに取り消すこと。
(2)大阪府はこの判決を受けて、控訴人井前弘幸の戒告処分を取り消す手続きに直ちに入ること。

【理由】
 大阪高等裁判所(第12民事部、石井寛明裁判長、以下、高裁)は、第一審での証人証言を精査し、当該校長による「職務命令」がなかったことを認定し、井前弘幸さんに対する戒告処分を取り消しました。
 校長からの「職務命令」が存在しなかったことは本会がすでに何度も指摘してきたことであり、府教委にも伝えてきた所です。証人証言を予断も偏見もない目で見れば、校長からの「職務命令」が存在しなかったことは一目瞭然の事実です。
 府教委はこの判決を受け、ただちに井前さんに対する処分取り消しの手続きに入り、これを取り消し、あらぬ処分を加え、物心両面にわたる苦痛を与えたことを井前さんに謝罪すべきです。
 さらに、府教委は、なぜ校長が「職務命令」を発しなかったということに思いを致すべきです。特定の政治勢力がこの間大阪府の教育行政に介入したことによって、教育現場はまさに上意下達、「命令」づくしの場へと変化しています。卒業式・入学式における「日の丸・君が代」強制はその端的な例であり、上意下達体制を作り上げた典型的なものです。このような体制が、かつて人権尊重・共生の教育を目指した大阪の教育にふさわしいものかどうか、一度胸に手をあてて考えていただきたいものです。
 そのためにも、卒業式・入学式等行事の際における「君が代」斉唱時の起立斉唱を命じた「教育長通達」を、府教委として撤回されることを切に望みます。
以上
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池北「君が代」処分を撤回させる会第4回総会報告記

2018-07-03 07:15:17 | 支援の会
6月30日の池北「君が代」処分を撤回させる会第4回総会の報告記です。田中浩昭さんは、同会のメンバーであると同時に、増田さんと同じ大阪教育合同労働組合員でもあります。


千里中央で「池北『君が代』処分を撤回させる会(まっすんサポーターズ)」第4回総会が6月30日にありました。

〇最初に会の代表から「社会に対して傍観者でいることは、加差別の立場になること。異義を唱える増田さんの側に立ちたい。」と挨拶がありました。

〇谷次郎弁護士からは、地裁判決の不当性、控訴審のポイントが簡潔に説明されました。

〇記念講演としてジャーナリストの西谷文和さんが次に話をされました。
テーマは「世界の紛争地取材から見えてきたもの。教育とメディアの役割について」です。
南スーダンの取材から、自衛隊の駐屯地を挟んだ交戦があったことやそれを報じないメディアの問題、
軍事費をめぐって自衛隊、商社、米兵器産業、マスコミの「安保村」ができていることが語られました。
また嘘がはびこる今の政治とナチスとの類似性にも触れられました。

〇「君が代」不起立被処分者ZAZAのメンバーからのアピールに続き、増田さんは、この運動を通じて充実した経験や出会いがあったことを話されました。

最後に会の事務局長から、会計報告や今後の取り組みの提起があり16時半に終了、総会の参加者は30名超、高校支部からは7名が集まりました。
(田中浩昭)

※写真は本集会のものではありませんが、いろんなところでギターを持って歌っている増田さんをご記憶の方も多いのではないでしょうか。

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