※東京の闘い、大阪の闘い、私たちはつながっています。渡部秀清さんからのメールです。
2003年「10・23通達」から10年!
2013年『2・3総決起集会』が近づいてきました。
1月17日の都教委要請行動の写真ややり取りについては、
「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
をご覧下さい。
そこではまず、
「要請内容を事前に出す必要はない」ことが確認されました。
当然です。もし必要ならこちらから自主的に出し、
要請の場で交渉するでしょう。
それとも、もし事前に出せば、
担当部局の責任者が誰か来て、
交渉に応じるのでしょうか。
しかしこれまで都教委は、こちらの要請に対しては、
教育情報課が窓口(防御壁)となり、
一度も担当者を出してきたことはありません。
しかも今回も、その教育情報課・課長は、
「今日は話を伺うだけです。聞かれても応答はなしです。」
と言っている有様です。
文部科学省でも、他道府県でもこのようなやり方はありません。
反対者には扉を閉ざし、批判を受け入れようとしない、
硬直化した異常な体質の都教委です。
(いじめや体罰で「現場の体質」が問題に
されていますが、その根源にはこうした
「上部の体質」があるのです)
要請の内容は、主に、田中聡史さんに対する
「再発防止研修」の異常さについて追求するものでした。
どうぞブログをご覧下さい。
またブログには、1月26日に開かれた、
<河原井さん・根津さんらの「君が代」解雇を許さない会>の
『国旗に一礼しない村長の講演会』の様子も
写真入りでアップされています。
現在、卒業式を前に私たちは、
< 河原井・根津らの「君が代」解雇をさせない会>とともに、
都庁前ビラまきを続けています。
<解雇させない会>は第2、第4木曜日の<朝>、
私たちは第1、第3木曜日の<夕方>です。
昨日(1月31日)には包囲ネットの仲間5人で
200枚ほど撒きました。(ビラの内容はブログを見てください)
<夕方>は<朝>と違って、帰宅時間がまちまちなので
<朝>ほど撒けませんが、それでも私たちは続けています。
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ところで、この間の「体罰」について、
ところで、この間の「体罰」について、
いくつか述べておきたいと思います。
大阪の市立桜宮高校の「体育課」の入試中止について
橋下市長は「素晴らしい決定」と言っています。
そして多くの評論家なども評価しています。
しかし何が「素晴らしい」のでしょうか。
それは他でもなく、彼が「体罰」事件を口実にして、
市立高校(体育科から)を潰し、
府立高校に移管することへの第一歩を
切り開くことができたからではないでしょうか。
それは、金のかかる体育課ではなく普通科にして、
府立の体育科を定員増にしたことにも表れています。
「体罰」を容認していた彼の体質は全く変わっていません。
それは受験生・在校生・保護者らの声を
全く考慮しないところにもよく表れています。
あれだけ多くの生徒・保護者たちが悩み苦しんでいるのに
彼は晴れやかな顔で「素晴らしい決定」と言ってのけるのです。
「体罰容認の<体質>を変えることが大事」と
多くの評論家らは述べていますが、彼らが、
その一番の責任者である橋下市長の<体質>を糾弾し、
責任を追求しようとしないのは全くの誤りです。
多くの評論家も橋下市長同様、責任はすべて
生徒・保護者・教職員に押し付けているのです。
次に、女子柔道の監督の「体罰」についてです。
これについて、「オリンピック招致が危ぶまれる」
と声高に述べられています。
しかし、「危ぶまれる」ではなく、
本当に「体質」を変えたければ、
よく高校の部活がそうする(される?)ように、
日本は「オリンピック参加を自粛すべき」であり、
自主的に「オリンピック招致活動を降りる」べきです。
「危ぶまれる」と言うところに、
オリンピックによる(国威発揚、景気回復が)
「危ぶまれる」という本音がよく現れていると思います。
前にも書きましたが、「体罰」と「日の丸・君が代」強制は、
権威・権力で人々を押さえつけるという点で同じ体質です。
また、「体罰」は軍隊とも無縁ではありません。
それは「体罰」が横行していた
戦前の軍隊と学校を見れば明らかです。
「日の丸・君が代」強制に反対することこそが
「体罰」をなくする道につながるのです。
また、「体罰」に反対することは、
「日の丸・君が代」」強制反対と結びつく必要があるでしょう。
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(10・23通達から10年!)『2・3総決起集会』
<日 時> 2013年2月3日(日) 13:30開会
<場 所> 杉並区阿佐ヶ谷 産業商工会館
(JR阿佐ヶ谷駅南口下車5分)
<主 催>都教委包囲首都圏ネットワーク
<内 容> ・今までの闘いを振り返る総括的発言
・分限免職をさせない闘いの発言
・大阪からの発言 他
<スローガン>
(メイン) ・10・23通達撤回! ・「君が代」処分撤回!
(サブ)
・校長による学校運営の独裁をやめさせ、
教職員の協力と協同を回復しよう!
・教職員の団結で業績評価をとめ、賃金差別を廃止しよう!
・非正規雇用拡大反対、雇用差別をやめろ!
・貧困による差別に反対し、いじめをなくそう!
・競争をあおる学力テストを廃止しよう!
・教科書採択は現場の声に従え!
・排外主義をあおり、戦争につながる愛国心教育を廃止しよう!
<主催>都教委包囲首都圏ネットワーク
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この「One for All ! All for one !」のメールは、
この春の東京都の入学式でたった一人の被処分者になった
田中聡史さんの闘いを支援し、処分を食い止めるためのものです。
11月7日の東京高裁判決は田中さんにも有利に働くと思います。
(その後の第二次安倍内閣の誕生も気になりますが)
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