1月18日の「合理的配慮無視の処分撤回!」奥野裁判の不当判決について、奥野さんを支える叫ぶ石の会事務局の枡田さんからの報告を掲載します。
〇 なお末尾の、4/13(土)午後[天満・PLP会館]の年次総会は、
「奥野さんを支える叫ぶ石の会」と「応援団」との、合同で開催します。
ご予定をお願いします。
高裁判決及び次の総会・集会について
皆さまへ
18日13:15~の「合理的配慮無視の処分撤回」裁判高裁判決は、他の案件と同時刻に6件の判決言い渡しの一つとして「棄却、棄却、棄却・・」を連発する中、弁護士入廷と同時に10秒もかからない判決でした。
まさに「ジュッパヒトカラゲ」の横着ずさんな、控訴人と、この裁判にかける支援者、傍聴者の思いを足蹴にするような、ふざけ切った、裁判所の尊厳も崇高さのひとかけらもないような棄却判決でした。
半分予想していたとはいえ、このようないい加減で「軽い」取り扱いにあらためて国家権力と通底した司法の劣化、右傾化を見た思いでした。
怒号の中を逃げるように消えていった裁判長の名を絶対忘れないと思いながら、報告会場の中の島公会堂へ急ぎました。
これまでともに闘い、支援してくださったZAZAのメンバーはじめ、たくさんの傍聴者と、あまりにも短い法廷だったため、間に合わず報告会に駆けつけてくださった方もある中、会場が窮屈でしたが、約40人の参加者で報告会を行いました。
判決骨子のコピーが届くまで、奥野さんより、今までの資料をプロジェクターを通して解説がありましたが、少し画面が暗くてわかりにくいものとなってしまったのは申し訳なく残念に思います。
弁護士到着後「裁判所の判断」部分のコピーを参加者に配布し、池田弁護士からの分析と発言を戴きました。
「初めに結論ありきの判決で、地裁判決の引用のみで、十分上告して闘う余地がある」と、力強い発言を受け、小坂弁護士からも「手続き上の瑕疵の違憲指摘が認められなかったことが残念だった」と悔しさをにじませて感想が述べられました。
傍聴者からも、上告の是非、判決内容の中身、について活発な討論があり、教育現場の上意下達の実態、一方校長権限の自由度、教育実践の自主性と専門性などについても現場を踏まえた貴重な意見が多く寄せられました。
今の司法の実態からすると上告への期待は厳しいけれど、高まることを参加者で確認し、これからの共闘と支援を訴え、また総会の日時をこの場で発表して散会しました。
*奥野さんを支える叫ぶ石の会総会・集会は、4月13日土曜 PLP会館中会議室を13時から17時まで予約しています。詳細はおってご案内します。
以上簡単な報告とします。