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「君が代」不起立処分大阪府・市人事委員会不服申立ならびに裁判提訴当該15名によるブログです。

主務教諭修正提案を巡る大阪市教委の暴挙に抗議する

2018-03-03 21:54:26 | 大阪の教育
またもや大阪維新の会の暴挙が大阪市の教育を壊そうとしています。大阪市吉村洋文市長は、なんとしても学校に階級制を導入すべく新たな職「主務教諭」を、この4月1日に任命したいようです。

2月19日に主務教諭制度反対の陳情を審議した大阪市教育子ども常任委員会では、問題点が噴出し、ついに山本教育長は、制度案についての再検討を表明せざるを得ませんでした。

それを受けて、大阪市教育委員会は、制度案の修正を、3月1日と2日にすべての教職員団体に提示しました。なかまユニオンでは、修正提案を受ける前に、制度案そのものについて要求書を提出していましたが、その交渉の過程で、主務教諭の職務の内容や選考基準など、また現場の教員に制度案についての周知徹底が不十分であることなど問題が多々あることも明らかになりました。

そして、それは、交渉に出た市教委官吏の方々も十分理解されたことも伝わってきました。ところが本日で交渉を終了しなければ「追加募集の選考に入れない」との理由で、修正案の論議に入る前に交渉に応じませんでした。いったいなんのために交渉なのか!

彼らの言動から察するに、彼らの頭のなかには、吉村市長の命に従うことしか選択肢はないようでした。

私は、これはとても恐ろしいことだと思います。問題があることがわかっていながら、上からの命令にイエスマンとして応じる。やがてはそれは「アイヒマン」になるやもしれません。つまり、命令されたから〜という思考回路において、自らの責任を回避するわけです。思考停止状態といってもいいかもしれません。

考えてもみてください。今、学校は年度末の最も多忙な時期です。この時期に、吉村市長が「成果」としてウリにしたい主務教諭制度を市教委が問題があることを承知しながら無理筋で通そうとしているわけですから将来において禍根を残すことは明らかです。

大阪維新の会が、これ以上大阪の学校を管理支配統制しようとすることには「君が代」強制と同じ様に問題にしていきたと思います。(辻谷博子)


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