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「君が代」不起立処分大阪府・市人事委員会不服申立ならびに裁判提訴当該15名によるブログです。

緊急のお願い・神奈川県立瀬谷西高校における菅義偉前首相を招いての講演会を中止することを求めます

2022-06-04 18:42:04 | 全国から

「日の丸・君が代」強制反対・大阪ネットの事務局の山田です。13日の実施を断念させるために緊急のお願いです。

以下の要請書が「個人情報保護条例を活かす会」(外山さん、メール:ugg30543@nifty.com)から呼びかけられています。ご賛同頂ける団体・個人のみなさん、6月6日までに都道府県名を添えてご連絡・返信頂ければ幸いです。

2022年6月7日
神奈川県教育委員会 教育長 花田忠雄様   
神奈川県立瀬谷西高校長 小林幸様                                

神奈川県立瀬谷西高校における菅義偉前首相を招いての講演会を中止することを求めます

神奈川県教育委員会のホームページによると、神奈川県立瀬谷西高校において、シチズンシップ教育の一環として、高校3年生を対象に、菅義偉前首相を招いて政治参加に関する講演会を実施することが報道されています。

私たちはこの報に接し、大変驚きました。選挙のたびに教職員の政治的中立性を口酸っぱく言っていた県教委がこともあろうに、手のひらを反すような講演会をホームページで宣伝しているからです。


講演会は6月13日ということですが、現在参議院選は6月22日に公示、7月10日に投開票と言われています。まさに選挙直前の講演会開催に当たります。また、菅首相と言えば、自民党の前総裁であり、昨年まで首相の座にいた方です。新聞によれば瀬谷西高校は「前首相の考えを支持したりするのではなく、政治参加を促進させる目的」と言っていますが菅氏の話の内容がどうかという以前に、菅氏自身がすでに自民党の代表的な人物であることは公知の事実です。それだけで自民党を利する、もっと言えば自民党に便宜を図った講演会開催と言えます。もし、そうでないというなら、すべての政党を講演会に招くべきです。


講演対象が3年生280人程度と報道されています。3年生はすでに選挙権を持っている生徒もいると思われます。そういう生徒に対しては大いに自民党の宣伝になるでしょう。生徒からすれば、テレビなど画面でしか見たことのない人が自分たちのために駆けつけてくれたと思うことでしょう。一枚のポスターより大いに宣伝効果があると思われます。


教育基本法第14条は特定の政党を支持・反対する政治教育を禁じています。権力に利用され、多くの学生を戦争に駆り出してしまった戦前の教育を反省したうえに、現在の憲法や教育基本法は存在します。教育の政治的な中立は当然、様々な政治的な圧力と緊張関係をもたらすと思いますが、それに屈しない緊張感があってこそ教育は不当な支配を排除できるのだと思います。しかし、今回の事例はその緊張感を全く感じさせません。自分たち自ら教育基本法を放棄したようにさえ見えます。ホームページにはまったく悪びれたそぶりもないからです。


この事態を私たちは非常に深刻に受け止めております。教育基本法に反する行為というだけではありません。生徒にとって、瀬谷西高校の主権者教育の成果が、法を軽視することであったというのは悲しいことだと思います。


神奈川県教育委員会および神奈川県立瀬谷西高校は速やかに菅氏を招いての講演会を中止すべきです。「政治参加を促進させる目的」であるなら、菅氏を招かなくても、党派性もなく政治的中立を守って話せる人はいるはずです。教育の自殺行為はやめていただくことを強く訴えます。
                                       以上

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「君が代」調教NO!裁判第8回口頭弁論案内

2022-06-02 10:27:37 | 「君が代」裁判
原告松田幹雄さんからの案内とお願いです。
 
6月1日、被告(大阪市)は、弁論終結、請求棄却判決を求める被告第5準備書面を出してきました.
 
不起立を隠した理由を明らかにすることを求める求釈明については、「円滑な進行」に加えて「混乱を小さくしたい」という「理由」が追加されています。「混乱」の中身を明らかにさせる必要があります。
また、被告第5準備書面では、「今後の進行について」という項目をたて、「原告は縷々主張するが、判例・通説を離れた独自の主張や、法解釈・要件事実とは無関係な独自の思想信条に基づいた意見を繰り返すだけであって、被告においてこれ以上反論することはない。」「原告は尋問を申請するかもしれないが、すでに必要十分な尋問を、審査請求時に原告、山本校長、忍に対して実施しており、これ以上実施する必要は皆無である。」「早急に弁論を集結し、請求棄却判決が言い渡されるべきである。」としています。
自分たちが答えられない論点について、こちらが主張することについていらだっているようです。
 
 裁判は証人尋問に移る重要な時期に来ています。裁判長の判断が注目されます。引き続きご支援、よろしくお願いします。
 
なお、「君が代」調教NO!裁判第8回口頭弁論案内をD-TaCブログに掲載されています。

 

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