グループZAZA

「君が代」不起立処分大阪府・市人事委員会不服申立ならびに裁判提訴当該15名によるブログです。

合理的配慮無視戒告処分撤回裁判判決のお知らせ

2023-05-16 13:46:37 | 「君が代」裁判

合理的配慮無視の戒告処分撤回裁判の原告、奥野康孝さんからのお知らせです。

 

ご支援感謝します。

明日判決が出ます。13:30 大阪地裁809号法廷です。

報告集会は大阪弁護士会館904室で14:30〜15:55の予定です。

裁判報告資料を用意しています。傍聴と報告集会の参加ご支援お願いします。

勝訴の場合14:30から記者会見があるので、原告と弁護士は報告集会に遅れます。

弁護団の池田直樹弁護士、中村ちとせ弁護士、小坂梨緑菜弁護士には、最終準備書面提出のギリギリまで(4月17日)頑張っていただきました。

長い裁判、みなさまのご支援に感謝します。

またこの日は、

コロナ在宅勤務不払い裁判判決も合理的配慮無視の戒告処分撤回裁判に先立って出ます。併せて傍聴支援をよろしくお願いします。

大阪地裁判決 5月17日(水)13:15地裁809号法廷

報告集会 同日 16:00 大阪弁護士会館1205号室

 

叫ぶ石の会と支援学校の君が代不起立応援団の合同総会は、6月10日(土)PLP会館の中会議室です。

6月10日(土)総会を13時半から始め、その後、記念講演と裁判報告・裁判分析・自由討議の予定です。

 

 

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コロナ在宅不払い裁判判決!!

2023-05-11 09:11:51 | 裁判

グループZAZAのメンバーである松田幹雄さんは「君が代」不起立処分撤回裁判以外で、コロナ在宅不払い裁判」の原告でもあります。

この裁判は維新教育施策の「君が代」強制問題と密接に関係があり、また、それだけではなく維新のコロナ施策がいかに無策であるかを問う裁判でもあります。是非ともご注目ください。

コロナ在宅不払い裁判

判決:5月17日(水)1315 大阪地裁809号法廷

報告集会:同日 16:00 弁護士会館1205号室で16

 

 「コロナ在宅勤務不払い裁判」って?

大阪市立中学教員だった松田さんは、‘203月に、教職員なかまユニオンのILO・ユネスコ合同専門家委員会(CEART)要請団の一員としてスイスジュネーブに行き、維新政治における教員の「君が代」処分や人事評価が、国連「教員の地位に関する勧告」(1966年)に反していると訴えました。

帰国して、新型コロナウイルス政府専門家委員会が欧州からの入国者(帰国者)に2週間の待機と公共交通機関不使用を要請する方針を出したことを知り、校長に確認の上で自宅勤務を始めました。ところが大阪市教育委員会はそれを認めずに「欠勤」とし、そのうえ人事評価は最低評価とし、合計132,498円の賃金・賞与が差し引かれました。

松田さんは、20209月大阪地裁に、未払い賃金・賞与の支払い、及び損害賠償を求めて提訴しました。

松田さんは、「市教委の欠勤扱いはおかしい。大阪市新型コロナウルス感染症対策本部長・松井市長の責任で、勤怠の扱いを見直してほしい。」と訴え続けましたが、松井市長はその訴えを無視しました。

ある意味、深刻な感染実態を隠すことばかりに注力している大阪維新のコロナ無策を転換させるための裁判といえます。

詳細は下記教職員なかまユニオンHPをご覧ください。

「松田組合員・コロナ在宅勤務不払い裁判」

https://www.nakama-kyoiku.com/archives/category/theme/saiban-corona

 

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2023グループZAZA連続講座第 高作正博さん講演会第1回「 安全保障政策の大転換 ~ 安保3 文書がもたらす世界~」

2023-05-09 07:38:41 | グループZAZA連続講座

2023年度グル ープZAZA連続講座

高作正博さん講演会

 『改革・変革の批判的検討と 今後の課題』

 岸田政権による大軍拡路線 、敵基地攻撃能力を明記した安保三文書の閣議決定。私たちも含め 多くの人々は、今、「新しい戦前」にいるのではないかとの危惧を抱いています。 本年は、関西大学法学部法学政治学科教授、高作正博さんに講演をお願いしました。高作正博さ んには、私たちの「君が代」不起立裁判の「意見書」をはじめ、講演もたびたびお願いしてきましたが、今 4 回にわたる連続講座で、なぜ、日本社会はここ までの危険領域に至ってしまったのか 、そして、今後に向けた私たちの課題は何かについて、お話しいただきます。

「様々な改革や変革が行われてきてはおりますが、その総括的な検討が必要ではないかと思います。 ある程度時間が経過したものから現在進行形のものまでありますが、『改革 ・変革の批判的検討と今後 の課題』というテーマでお話ししたいと思います」と言われています。どうぞ奮 ってご参加ください。

 

◆高作正博さんプロフィール

1967年生。関西大学法学部教授。琉球大学法務研究科准教授を経て現職。20 16年から学長補佐も務める。 「法律学・政治学は、社会の現実と向き合う中で学問を行う。現実が議論の出発点で、結論の妥当性も現実の中で 考える必要がある」と語る学者としての姿勢を決定 づけたのは「たまたま就職の口があった」という沖縄での経験だという。(2019.12.10 毎日新聞より )

 

1回テーマ

安全保障政策の大転換

~ 安保3 文書がもたらす世界~

6 2 4 ( ) 1 4 : 0 0 ~

エルおおさか6F 606号室

資料代 500

リモート(Zoom)での参加もできます。

   今後もコロナウイルスの感染拡大は予断を許さず、講演会そのものの延期や中止もあり得ますので、下記の連絡先やブログ『グループZAZA 」でお確かめ下さい。

主催   グループZ A Z A     連絡先:090-6067-0560

ZAZA( ザザ)は「座座」「すわる仲間」というような意味です。2012~ 19年の卒 業式・入学式で、「君が代」不起立を理由に懲戒処分や再任用取消を受け、人事 委員会や裁判で処分や再任用取消の撤回を求めて闘っている小中高支援学校 の教職員のグループが、ZAZAです。

 

※ リモ ート( Z o o m )

6 22()までに下記QRコード (https://onl.sc/LKHiMXg)からGoogle フォームに移動し、必要事項を記入して送信ください。

ご連絡頂いた方には 、別途 、参加費 (5 0 0 ) 振込みの方法と当日の参加リンクをご案内します。お申込みいただいた方限定で、後日You Tube よる見逃し配信(限定公開)も行う予定です。

 

2023年度ZAZA連続講座の予定

2回 8 12 () 午後2~  エルおおさか770 8 号室

ーマ「教育改革のその後--学校の現場はどうなったか」

31021 () 午後2~ エルおおさか5階視聴覚室

ーマ「デジタル革新と人権・民主主義・平和」

41125 () 午後2~ エルおおさか7708号室

テーマ「構造改革後の日本社会を総括する」

各回資料代5 0 0

 

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教科書全国集会2023〜小学校教科書採択に向けて〜琉球弧の軍事要塞化と戦争教科書

2023-05-07 09:51:28 | 教科書

子どもたちに渡すな!あぶない教科書大阪の会からのお知らせです。

今年の小学校教科書採択に向けた集会の案内です。

ぜひ、ご予定ください。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

教科書全国集会2023~小学校教科書採択に向けて~

琉球弧の軍事要塞化と戦争教科書 

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

 

■日時 6月3日(土)14:00(開場13:30)

■場所 エルおおさか 本館6階大会議室

     (大阪メトロ「天満橋」、京阪「天満橋」)

■講演 北上田毅さん(沖縄から来阪)

■報告 小学校教科書の内容

    採択制度の民主化に向けて

    藤井寺市での教科書汚職事件

■資料代 800円(学生、しょうがい者無料)

■オンライン希望者は添付のQRコードから申し込んでください。

 (5月31日までに)

■主催 「戦争教科書」はいらない!大阪連絡会

     iga@mue.biglobe.ne.jp

 

■呼びかけ

□「愛国心教育」の道具にされる小学校教科書

今年の夏に採択される小学校教科書の検定結果が出ました。

 道徳では、教育出版2年生の「私の町のあんこやさん」という教材のテーマが、「ちいきのよさに気づく」から「国やちいきのよさに気づく」に変えられ、本文では「これからも日本のあじをつたえていきたいね」が付け加えられました。また、日本文教6年生の姫路城の修復を取りあげた教材では、「木組みの技術」が「日本古来のすぐれた木組みの技術」に変えられました。

「あんこ」は東アジア共通の食品です。「木組みの技術」は仏教の伝来とともに、中国・朝鮮を経て伝わった寺院建築の技術であり、いずれも日本独自のものではありません。子どもたちが学ぶべきは、視野の狭い「日本すごい!」ではなく、国際理解と多文化共生の大切さではないでしょうか。

社会科では、北方領土・竹島・尖閣諸島は、すべて「日本固有の領土」と記述されました。これらの領土問題は日本の侵略戦争と深く関わっています。したがって、歴史的背景と相手国側の主張も教えてこそ、領土問題の平和的解決を考える力を養うことができます。文科省の領土教育は相手国への憎しみを煽ることにしかならず、好戦的な国民を育成する危険な教育です。

 日本文教6年生では、自衛隊のイラク派兵(2004年)の写真のキャンプションが、「はじめて実際の戦闘地域に派遣された自衛隊」から「イラクで活動する自衛隊」に書きかえさせられました。イラク派兵は激しい戦地への派遣で、帰国後PTSDを病んで、幹部も含め29名もの自衛官が自殺するような悲惨な結果となりました。それを隠ぺいし、あたかも平和的なボランティア活動だったかのように、子どもたちがイメージするように文科省は誘導したのです。

 

□琉球弧(南西諸島)の軍事要塞化を企む岸田政権

 このような「愛国心」の刷り込みの背景にあるのが、岸田政権の軍拡と増税政策です。岸田政権はウクライナ戦争をきっかけとした国民の不安感を利用して、「敵基地攻撃能力」を持つために軍事費をGDPの2%(5年間で43兆円)に上げるとしました。そのための大増税ももくろんでいます。すでに沖縄や奄美などの南西諸島では、自衛隊のミサイル基地建設が着々と進められています。日本は「新たな戦前」=「戦争準備の開始」に踏み込みつつあるのです。

 アメリカは「台湾海峡有事」に備えて沖縄の米軍基地を強化しています。岸田政権はアメリカに全面協力し、沖縄県の反対を無視し、辺野古の海の埋め立てを強行しています。今回、講師としてお呼びした北上田毅さんは辺野古の海底がマヨネーズのようにゆるく、埋め立てるには無理があることを明らかにして、反対運動の先頭に立ってこられた方です。講演では、辺野古の最新の状況と、南西諸島の軍事要塞化の実態についてお話していただきます。

 

□「平和・人権・共生」を大切にした教科書の採択を!

戦争をするためには「お国のために命を捨てる覚悟」を持った国民を大量に育成しなければなりません。「愛国心教育」が不可欠なのです。安倍政権が進めた侵略戦争の歴史の抹殺と、道徳の教科化。私たちはそれに立ち向かい、2020年には大阪市、東大阪市などで育鵬社中学校教科書の採択を阻止しました。藤井寺市では大日本図書と癒着した元校長らによる不正採択が明らかになり、採択のやり直しがおこなわれました。これらは市民の教科書運動の成果です。

市民アンケート、採択会議の傍聴など、今年もぜひいっしょに取り組んでください!

 

 

 

 

 

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2024年度使用小学校教科書の採択に関する要望書と公開質問状(大阪の会より)

2023-05-07 07:51:28 | 教科書

子どもたちに渡すな!あぶない教科書 大阪の会からのお知らせです。

 

今年の小学校教科書採択を控え、

大阪府内の全ての市町村教育委員会に要望書と公開質問書を送りました。

 

************************************

2024年度使用小学校教科書の採択に関する要望書と公開質問状

2023年5月6日
教育委員会 教育長  様
教科用図書選定委員会 様  
                       子どもたちに渡すな!あぶない教科書 大阪の会

 貴教育委員会の教育への日頃のご尽力に敬意を表します。
 さて2024年度から使用される小学校教科書の採択に向けて、貴教育委員会も準備作業を進めておられることと存じます。3月の末に公表された文部科学省の教科書検定結果では、道徳教科書において愛国心教育を強化しようとする記述が増え、社会科においては日本の加害の事実を曖昧にする記述が増えました。また、全ての出版社で「北方領土」「竹島」「尖閣諸島」を「日本固有の領土」と記述もされました。しかし、これら三つの領土問題は、かつての日本の侵略戦争と深く関わっているという歴史的背景があります。それを教えずに日本政府の主張だけを教えれば、相手国への反感を子どもたちに植え込むことにしかなりません。
 また昨年11月には藤井寺市で教育委員を巻き込んだ教科書汚職事件が発覚し、元校長の有罪判決、教育委員の辞職、さらには全国で初めて教科書採択をやり直す事態にまで至りました。このような事態に至った要因として、教育委員をはじめ採択に関わる者の認識が甘かったことだけでなく、市教委が非公開の選定委員会の議事録を作成せず、市民に完全に閉ざされた環境の中で選定委員会「答申」が作られていたことがあげられます。採択過程を広く市民に公開することが、不正を防ぐ大きな抑止力になることが改めて明らかになりました。藤井寺市での教科書汚職事件を他人事してはなりません。再度、教科書採択の公正性、透明性が十分確保されているかどうか、点検することが必要です。
 そこで私たちは、日本国憲法に体現される基本的人権、平和、民主主義、そして近隣諸国との友好関係を深める観点から、公正かつ透明性のある教科書採択が行われるよう貴教育委員会に要望するとともに、以下の公開質問への回答をお願いいたします。なお、貴教育委員会からの回答は公表を予定しています。ご多忙と思いますが、回答を5月末日までにお願いします。(回答用紙は別紙)

【要望書】

1.採択関係者が「利害関係者」でないことを厳密にチェックしてください。
教育委員、選定委員、調査員については、「利害関係者」でないことを、事前に厳格にチェックしてください。2019年の小学校道徳採択から、大阪市では教育委員からも「利害関係者ではない」ことを宣誓する「誓約書」の提出を義務づけました。貴教育委員会でも大阪市と同様に教育委員からも「誓約書」を義務づけてください。

2.人権、平和、共生など日本国憲法の精神を尊重した調査研究と採択を行ってください。
貴教育委員会が作成する「教科書を調査研究する観点」には、従来から「人権の取り扱い」が項目に含まれています。大阪では、部落問題や在日外国人問題、障がい者問題などさまざまな人権に関わる問題について、教育課題としても積極的に取り上げられてきたところです。道徳の教科書採択に当たっても、人権、平和、共生など日本国憲法の精神を重視する観点から調査研究をおこない、そのような観点から評価の高い教科書を採択してください。

3.偏狭なナショナリズムに繋がる「愛国心」を調査の観点に入れないでください。
教育基本法には、「愛国心」に繋がる目標がありますが、そこには「他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと」が同時に明記され、偏狭なナショナリズムに陥ることがないように求めています。  しかし、小学校教科書検定結果を見れば、「日本美化」「日本人はすばらしい」と言った内容がことさら強調されている教科書があります。これらは偏狭なナショナリズムにつながっていくものです。調査の観点に偏狭なナショナリズムに繋がる「愛国心」を採択基準に入れないでください。

4.「考え,議論する道徳」を重視する調査の観点を設定してください。
 新学習指導要領では、「考え、議論する道徳」が強調されています。しかし、教科書の中には、教材の前後に「学ばせたい徳目」に誘導する設問を設けて、子どもたちの学びを特定の価値観に誘導しようとするものがあります。子どもたちは、自由に発想し、幅広く考え、意見交換する中で自分の考えを深めていきます。自由な発想は、「考え、議論する道徳」の基になるものです。特定の価値観に誘導する教科書はそれらに逆行しています。

5.採択にあたっては子どもの実態をもっともよく知る教員の意見を尊重してください。
ILO・ユネスコの「教員の地位に関する勧告」には、「教員は生徒に最も適した教材および方法を判断するための格別の資格を認められたものであるから、承認された計画の枠内で、教育当局の援助を受けて教材の選択と採用、教科書の選択、教育方法の採用などについて不可欠な役割を与えられるべきである。」と明記されています。「教員の意見を尊重した採択」は、国際基準です。従って、教員が調査員をつとめる「調査員報告」や「学校意見」を集約する形で選定委員会「答申」を作成し、それに基づいて採択してください。

6.選定委員会「答申」や、「調査員報告」、「学校意見」では教科書の長所・短所を記述するようにしてください。
 いうまでもなくどんな教科書にも長所と短所があります。しかしながら近年、「答申」や「調査員報告」、「学校意見」に「特長(すぐれた点)」しか書けない形式にしている地域があり、これでは教員の意見は伝わりません。また優劣がわからないため正しい判断もできません。
 
7.選定委員会「答申」では、専門的な調査研究の結果として「順位付け」「絞り込み」を行ってください。
 一部マスコミが「文科省は採択にあたっては教員による順位付けや絞り込みを禁止している」と報じ、また同じような解釈をしている一部の教育委員会がありますが、これは誤りです。下村文科大臣(当時)は、国会答弁で「(教科書採択は)教員や保護者を初めとする調査員による綿密な調査研究を行った上で、適切に行われる必要がある」(2015.4.22)と述べ、文科省初等中等教育局長も「調査研究の結果として何らかの評定を付し、それも参考に教科書の採択を行うことが不適切だというものではない」(同日)と述べています。選定委員会「答申」の「順位付け」や「絞り込み」は、教育委員会での公正で公平な採択を行うためにも必要な資料となるものです。

8.選定委員会の議事録(発言者名を入れた)を作成し、市民に公開してください。
 大阪府内では、発言者名を入れた選定委員会議事録を作成している教育委員会はまだまだ一部にとどまっています。しかし、藤井寺市での教科書汚職事件の教訓は、教科書採択が公正で民主的な手続きで実施されるためには、採択過程の透明性を高めることが不可欠だということです。また、教育委員会での議事録に発言者名を明記していなかったことも、教育委員の甘い認識を生みました。選定委員会や教育委員会議の発言者名入りの議事録を作成することは、採択の透明性を確保するために絶対に必要なことです。

9.採択教科書を決める教育委員会会議は、傍聴希望者全員が傍聴できるように配慮してください。
 近年、教科書採択には市民の関心が高く、傍聴希望者が増えています。しかし、採択会議は教科書教科書会社も来るので、抽選になると傍聴できない市民が多くなります。市民に開かれた公平・公正な採択のためにも、市民の傍聴を保障することは大切です。

10.採択会議の傍聴者には、選定委員会答申など採択会議の審議内容がよくわかる資料を配布してください。また、終了後に配布資料を回収するのはやめてください。
 傍聴者に配布された資料は公開されたものであり、回収する意味はありません。

11.要望書や市民アンケートに書かれた市民の意見も採択の参考にしてください。市民の要望書やアンケートの意見は、必ず選定委員や教育委員にも見せるようにしてください。
 一部の市では教育委員会事務局が、市民の意見を選定委員や教育委員に一切見せずに採択を進め、その結果子どもたちにはふさわしくない教科書が採択されてしまいました。採択権限は教育委員会にあるとしても、選定委員会や教育委員会には、公平・公正な採択のために広く市民の意見に耳を傾ける謙虚な姿勢を持ってもらいたいと考えます。

以上

【公開質問状】

1.貴教育委員会の採択制度(公開度も含めて)は、2020年の中学校採択から変更がありますか。
   ①ある
   ②ない

2.教科書の調査研究に各学校・教員はどのように関わっていますか。
   ①学校意見を集約している。           
   ②教員の意見を集約している。
   ③教員研究会の意見を集約している。
   ④意見集約を行っていない。

3.選定委員会「答申」や「調査員報告書」はどのような形式で作成されるのでしょうか。
   ①各社の長所と短所を記述している。
   ②各社の特長(すぐれた点)をまとめている。
   ③その他(                        )

4.選定委員会の「答申」はどのような方法で行う予定ですか。
   ①順位付けをして答申する。
   ②何社かに絞り込んで答申する。
   ③全社の長所と短所を文書表記して答申する。
   ④全社の特長(すぐれた点)を文書表記して答申する。
   ⑤その他(                      )

5.採択において選定委員会「答申」を重視しているのかどうか、その位置づけを教えてください。
   ①選定委員会「答申」を重視する。
   ②選定委員会「答申」を参考にする。
   ③選定委員会「答申」には一切左右されない。

6.教育委員会議では、どのような方法で採択をする予定ですか。
   ①話し合いによって採択する。
   ②記名投票(挙手)で採択する。
   ③無記名投票で採択する。

7. 教育委員会議の会議録作成について教えてください。
  ① 発言者名入りの議事録を作成している。
  ② 発言者名のない議事録を作成している。
  ③ 議事録は作成していない。

8.選定委員会の会議録作成について教えてください。
   ①発言者名入りの議事録を作成している。
   ②発言者名のない議事録を作成している。
   ③ 審議のおおまかなメモを作成している。
   ④議事録は作成しない。

9.選定委員会「答申」の公開はいつの時点ですか?
   ①「答申」ができた時点で公開請求があれば公開する。
   ②「答申」は採択日以降に公開する。

10.教育委員協議会(採択の教育委員会の前に開かれるもの。名称は教育委員会によって異なる場合がある)は秘密会としておこなわれています。採択過程の透明性の確保の観点から、協議会も議事録を作成すべきだと考えますが、どのようにされていますか。
  ①協議会の議事録は作成している。
  ② 協議会の議事録はないがメモは作成している。
  ③協議会の議事録もメモも作成していない。
  ④協議会のような会議は行っていない。

11.市民からの要望書や市民アンケートの意見を、選定委員や教育委員に見せていますか。
    ①すべて見せている。
    ➁見せていない。
    ③一部は見せている(見せているもの:       )

12.採択の教育委員会議の傍聴者について
  (1)2020年の中学校採択時、傍聴人数は何人に設定されましたか?  (    )人 
  (2)傍聴希望者の手続きについて
     ① 当日、会議開始前に集合
     ② 事前に申し込みを必要としている
     ③  その他(                )

13.傍聴者が定員を超えた場合、どのように対応されていますか?
    ① できるだけ全員が傍聴できるように配慮している。
    ② 傍聴希望者で抽選を行い、定員内の傍聴としている。
    ③ その他の対応(                       )

14.傍聴者に配布した資料の取扱いについてどのようにされていますか?
   ① 配布資料は回収している。
   ②配布資料は回収しているが、後に希望者には配布する。
   ② 傍聴者には資料を配付していない。

15.情報公開請求に対して、市民アンケート(教科書アンケート)は公開されていますか。
    ①名前、住所を含めて全て公開している。
    ②名前、住所以外は全て公開している。
    ③名前、住所以外にも非公開部分があり、部分公開としている。
    ④ 公開していない。

16.今年度の小学校採択に関して、貴市の市長、教育長、教育委員に対して、教科書会社から何らかの接触・働きかけがありましたか?
    ①あった。
    ②あったが、詳細ははっきりしていない。
    ③ない。

以上

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