10月7日 日曜日 西尾市市民体育大会 柔道の試合
待ちに待った西尾市市民体育大会だ。親子で闘いである。しかしこの親子、そんなに強くない。嫁さん曰く「ヘタレ親子」である。
周囲の期待は、
「頑張って!中年オヤジ!」というものもあれば、
「年なんだから・・・いい加減にしとき」という反応もあるのだ(特に職場)。まあどっちでもいい。しかし職場は理解が無いなあ。
いかん愚痴ってしまった。理解があるのは、友人や柔道の関係の人、家族だけでよいのだ。他人の見る目なんぞ気にしてはいかん!
嫁さんも早く起きて弁当を作り、子供も早起きして玄関を掃き、オヤジも早起きして洗濯掃除をする(?)。
8時半集合になっているが、8時過ぎには体育館に到着。うちの道場の子供達も、半分くらい来ておりました。T先生の奥さんにプログラムを見せて頂くと、うちの子供は隣のT城教室の結構大きくて強い子が相手。まあ勝ち目は少ないだろうが、
「お父さん、相手は大きいよ。多分負ける・・・」
「何弱気になっとんじゃあ!負けて元々なら、当たって砕けろだがあ!」
731部隊のように・・・いや間違った、731部隊は悪名高い石井細菌部隊だ。
息子よ、アメリカ陸軍442連隊を知ってるか。
第二次世界大戦中にハワイで招集されたアメリカ陸軍の日系人連隊だ。「日本人だから戦わないのではないか?」という人種差別的な視線を跳ね返すべく、欧州戦線では数多くの激戦区に投入された部隊だ。助けた白人アメリカ部隊は数知れず。助けられたヤンキー部隊は、涙して感謝したという。アメリカ陸軍史上でもっとも多くの犠牲を出し、最も多くの勲章を受けた部隊だ。その部隊の合言葉は、
「Go for broke!・・・当たって砕けろ!」なのだ。オヤジの大好きな言葉でもある。
お前も当たって砕け散って来い!
そんなおりT先生が、
「T岡さん、2試合出れますよ」
へっ?「無段の部」で、勝ちあがったら2試合ですか?
「いえ、『有段の部』もエントリーしてますよ。両方1試合ずつ」
有段の部?ひえええええ!聞いてないよー!黒帯相手にどうすればいいんですかあ!
T先生の奥さんにトーナメント表を見せていただく。
「無段の部」は4名だけの出場で、ちょっとホッとしました。7~8名と思ってました。相手は1回戦は高校生。勝てばいつも一緒に練習している社会人の人か高校生。これなら1回勝てば決勝戦です。ちょっとだけですが期待を持てそうです。
黒帯の部は・・・すいません相手の方は・・・T城教室の先生らしく、23歳の方らしいです。23歳という事は現役選手?・・・・殺される・・・・。
という訳で、「無段の部」だけでなく、訳の分らんうちに「有段の部」も出場する事になってしまった。
仕方がない、「当たって木端微塵」である。
オヤジは10月7日、西尾市中央体育館の武道場で、塵になる予定である。息子よ骨を拾ってくれ。
子供達が準備運動を始め、一気に武道場がヒートアップ。うちの子供はI君と打ち込み。お互いの得意技を打ち込んでるが、やはりこいつも緊張しているのであろうか。半分上の空である。
試合は団体戦が最初。次に低学年中心に始まり、5~6年生は最後である。
団体戦はうちの子供は当然のごとく出ておりません。結果は3位になりました。
子供のプライバシーもあるので詳しくは書けませんが、うちの道場の女の子達の闘志はすごいですね。一回りも大きな相手に向かって、果敢に攻めていきます。それにしてもうちの息子は・・・
さてうちの息子はの試合は、前回の果敢な戦いに比べ、何ともはや力の抜けたやる気のない試合だった。
「組んだらすぐ技をかける!」を全然せずに、ダラダラと相手の技を受け流してるだけ。相手の技量が上なので、当然のごとく途中で受け流せなくなり、こかされて終わり。秒殺以来の情けない試合だ。
「前の試合は負けたものの、背負いを7回も掛けただろうが。今回は2回しか掛けてない。返し技が怖いのか?掛けずに負けるより掛けて負けろ!」
と帰ってきた息子に、私と鬼嫁がきつい説教。この時の嫁さんの顔つきは鬼であった。息子びびって半泣き。
「前の子を見ろ、うちの道場の下級生の女の子だが、大きな相手に向かって怖がらずにどんどん技を掛けてるだろ。負けちゃったけど、お前もあれぐらいできんのか?」
技術の低さは仕方がないが、闘志を見せてくれい!
ひとしきり鬼嫁説教が終わり、子供が鞄の中をごそごそ。
「お父さん、僕の服は?」
「僕の服は・・・って、自分の服は自分で用意するのが当たり前だろうが!お父さん知らんぞ!」
「えーっ!無いの?」
この一言で鬼嫁が激怒!
「小学校6年生にもなって、着替えを親に揃えさせるって、この馬鹿!」
鬼嫁火山大噴火!もうオヤジには止めれません。
親戚のHysさん親子がせっかく見に来ていただいたのに、見せ場も何もない不甲斐ない試合であった。申し訳ございません。
さて本日は少年大会の終わりに、パラリンピックに出場された広瀬誠先生のお話と、技の講習会がありました。
広瀬先生の事は、以前のブログに書きましたが、今日知った事がありびっくりしました。何と広瀬先生は、高校になってから柔道を始めたとの事。パラリンピック出場のエリートさんなので、小さい子供の頃からされてたのかなあと思ってました。いわば途中入社組みたいなものですが、中途採用でてっぺんまで登られ立って事は、その努力は凄いものであったと想像できます。
その美しい巴投げと袖釣りを見て、子供達は熱心に聴いておりました。
さて昼からは中学・高校・一般の部である。いよいよ決戦の場だ。
「次号予告、オヤジ玉砕」
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待ちに待った西尾市市民体育大会だ。親子で闘いである。しかしこの親子、そんなに強くない。嫁さん曰く「ヘタレ親子」である。
周囲の期待は、
「頑張って!中年オヤジ!」というものもあれば、
「年なんだから・・・いい加減にしとき」という反応もあるのだ(特に職場)。まあどっちでもいい。しかし職場は理解が無いなあ。
いかん愚痴ってしまった。理解があるのは、友人や柔道の関係の人、家族だけでよいのだ。他人の見る目なんぞ気にしてはいかん!
嫁さんも早く起きて弁当を作り、子供も早起きして玄関を掃き、オヤジも早起きして洗濯掃除をする(?)。
8時半集合になっているが、8時過ぎには体育館に到着。うちの道場の子供達も、半分くらい来ておりました。T先生の奥さんにプログラムを見せて頂くと、うちの子供は隣のT城教室の結構大きくて強い子が相手。まあ勝ち目は少ないだろうが、
「お父さん、相手は大きいよ。多分負ける・・・」
「何弱気になっとんじゃあ!負けて元々なら、当たって砕けろだがあ!」
731部隊のように・・・いや間違った、731部隊は悪名高い石井細菌部隊だ。
息子よ、アメリカ陸軍442連隊を知ってるか。
第二次世界大戦中にハワイで招集されたアメリカ陸軍の日系人連隊だ。「日本人だから戦わないのではないか?」という人種差別的な視線を跳ね返すべく、欧州戦線では数多くの激戦区に投入された部隊だ。助けた白人アメリカ部隊は数知れず。助けられたヤンキー部隊は、涙して感謝したという。アメリカ陸軍史上でもっとも多くの犠牲を出し、最も多くの勲章を受けた部隊だ。その部隊の合言葉は、
「Go for broke!・・・当たって砕けろ!」なのだ。オヤジの大好きな言葉でもある。
お前も当たって砕け散って来い!
そんなおりT先生が、
「T岡さん、2試合出れますよ」
へっ?「無段の部」で、勝ちあがったら2試合ですか?
「いえ、『有段の部』もエントリーしてますよ。両方1試合ずつ」
有段の部?ひえええええ!聞いてないよー!黒帯相手にどうすればいいんですかあ!
T先生の奥さんにトーナメント表を見せていただく。
「無段の部」は4名だけの出場で、ちょっとホッとしました。7~8名と思ってました。相手は1回戦は高校生。勝てばいつも一緒に練習している社会人の人か高校生。これなら1回勝てば決勝戦です。ちょっとだけですが期待を持てそうです。
黒帯の部は・・・すいません相手の方は・・・T城教室の先生らしく、23歳の方らしいです。23歳という事は現役選手?・・・・殺される・・・・。
という訳で、「無段の部」だけでなく、訳の分らんうちに「有段の部」も出場する事になってしまった。
仕方がない、「当たって木端微塵」である。
オヤジは10月7日、西尾市中央体育館の武道場で、塵になる予定である。息子よ骨を拾ってくれ。
子供達が準備運動を始め、一気に武道場がヒートアップ。うちの子供はI君と打ち込み。お互いの得意技を打ち込んでるが、やはりこいつも緊張しているのであろうか。半分上の空である。
試合は団体戦が最初。次に低学年中心に始まり、5~6年生は最後である。
団体戦はうちの子供は当然のごとく出ておりません。結果は3位になりました。
子供のプライバシーもあるので詳しくは書けませんが、うちの道場の女の子達の闘志はすごいですね。一回りも大きな相手に向かって、果敢に攻めていきます。それにしてもうちの息子は・・・
さてうちの息子はの試合は、前回の果敢な戦いに比べ、何ともはや力の抜けたやる気のない試合だった。
「組んだらすぐ技をかける!」を全然せずに、ダラダラと相手の技を受け流してるだけ。相手の技量が上なので、当然のごとく途中で受け流せなくなり、こかされて終わり。秒殺以来の情けない試合だ。
「前の試合は負けたものの、背負いを7回も掛けただろうが。今回は2回しか掛けてない。返し技が怖いのか?掛けずに負けるより掛けて負けろ!」
と帰ってきた息子に、私と鬼嫁がきつい説教。この時の嫁さんの顔つきは鬼であった。息子びびって半泣き。
「前の子を見ろ、うちの道場の下級生の女の子だが、大きな相手に向かって怖がらずにどんどん技を掛けてるだろ。負けちゃったけど、お前もあれぐらいできんのか?」
技術の低さは仕方がないが、闘志を見せてくれい!
ひとしきり鬼嫁説教が終わり、子供が鞄の中をごそごそ。
「お父さん、僕の服は?」
「僕の服は・・・って、自分の服は自分で用意するのが当たり前だろうが!お父さん知らんぞ!」
「えーっ!無いの?」
この一言で鬼嫁が激怒!
「小学校6年生にもなって、着替えを親に揃えさせるって、この馬鹿!」
鬼嫁火山大噴火!もうオヤジには止めれません。
親戚のHysさん親子がせっかく見に来ていただいたのに、見せ場も何もない不甲斐ない試合であった。申し訳ございません。
さて本日は少年大会の終わりに、パラリンピックに出場された広瀬誠先生のお話と、技の講習会がありました。
広瀬先生の事は、以前のブログに書きましたが、今日知った事がありびっくりしました。何と広瀬先生は、高校になってから柔道を始めたとの事。パラリンピック出場のエリートさんなので、小さい子供の頃からされてたのかなあと思ってました。いわば途中入社組みたいなものですが、中途採用でてっぺんまで登られ立って事は、その努力は凄いものであったと想像できます。
その美しい巴投げと袖釣りを見て、子供達は熱心に聴いておりました。
さて昼からは中学・高校・一般の部である。いよいよ決戦の場だ。
「次号予告、オヤジ玉砕」
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