行動心理捜査官・楯岡絵麻シリーズ(佐藤青南)



行動心理学を駆使し,取調において自白率100%を誇る,通称「エンマ様」こと,楯岡絵麻(自称28歳)
警察官になり,犯人を追い詰める行動の原点は,恩師の死

被疑者の嘘を見抜く過程,そして嘘の裏にあるどんでん返しの真実。

被疑者の発言が嘘,または本当ということから,真実は何かを推理させると言うのも楽しめた。
多少,オチが強引な話もあったが,それはご愛敬。

「シリーズ」と言っても,2冊目のブラックコールで話は完結。
新たな展開のためには,それ相応の敵を作らなければならないので,続巻は多分ないだろう。

帯のアオリ文句では,かなり売れたらしいので,ドラマ化も考えられるが,ほとんど机を挟んで1対1の絵面ばかりになる。そう考えるとドラマ化はないな。
2巻で全9話,長さ的にはちょうどいいんだけれどね。
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