MR2

「今日は迎えに来てもらった。あ,あの黒いの」と,地元の駅に降りたときの,前にいた女子高生

「え~ 何? あの車?」と,その女子高生の友達

「大昔のスポーツカーだって。あちこち壊れまくっているし」

「へ~」

で,その車を見ると,TOYOTA MR2(SW20)
国産初のミッドシップスポーツ。SW20型は,1989年から1999年まで販売されていた。
ある意味,バブルの象徴だ。
駅に来ていたのは20年以上前のものだろう。確かに壊れない方がオカシイ。

乗っていたオトーサンは,多分,私と同じ年代。私もこの車には憧れた。買えるとは思わなかったが。
価格はⅠ型 G Limited で215万円,Ⅴ型 GT は295万円までいった。

フルモデルチェンジ前のAW10は,エンジンは1.6Lだったが,SW20になって,2Lもしくは2Lターボを搭載。
出力は200馬力を超えたが,Ⅰ型のハンドリングは酷評された。
とにかくピーキー。前輪の接地圧がなく,ミドシップを生かした回頭性がなかった。

これはトヨタも認識していたらしく,マイチェンごとにハンドリングは成熟させていった。
最終Ⅴ型はエンジンを3S-GEとして,足回りを突き詰め,空力パーツの見直しなどを行った結果,Ⅰ型とは完全に別物に仕上がった。
10年間のタイヤ性能の向上などもあり,かなりのハンドリングマシンになった。

欲しかったな~

まあ,ミドシップ2シータは,実用性0なので,セカンドカーとして持てる状況ではないと無理だったが(+財力)

元同僚の女性が若かりし頃乗っていたという話を聞いた。

「最初に行った店では,『これはオンナが乗る車じゃない! アンタには売れない』と言われて,すごーく腹立った」とのこと。

う~ん,某トヨタ店みたいだ。北米は当時,若いギャルに需要があったみたいだし。

「で,違う店で買った。ATだったけど」

この方,私より少し年下なのだが,未だに美人さん。
MR2に乗っている姿を見てみたかった・・・
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )