北海道地震

「北海道・胆振地方で震度6弱 2018年の胆振東部地震とほぼ同じ震源」(livedoor News)
http://news.livedoor.com/article/detail/16056464/

北海道胆振地震から1週間になろうとしている。震度6弱を記録したが,大規模な被害はなかったようだ。
9月の地震とほぼ同じ震源とのこと。いわゆる余震だ。

で,この胆振地方地震だが,ネット上では「人工地震」のハナシが山ほど出てくる。

まずは鳩山由紀夫,「北海道の地震はCCSによる人災」発言。
「鳩山由紀夫氏「北海道の地震はCCSによる人災」はなぜデマなのか?」(Yahooニュース)
https://news.yahoo.co.jp/byline/shinoharashuji/20190225-00116066/

記事の中にもあるが,日本CCS調査株式会社が「地震とは関係ない」レポートを公表している。
「北海道胆振東部地震のCO2貯留層への影響等に関する検討報告書」
http://www.japanccs.com/wp/wp-content/uploads/2018/11/report_201811217.pdf

CSSのCo2封入深度は1kmちょっと。地震の震源は30kmなので,これが原因というのにはチョット無理があるか。
「刺激が伝播して・・・」というかもしれないが,流石に地球規模になるとそれはない。地下水くみ上げの方が,よっぽど原因となりそうだ。

人工地震と言われる理由は,地震波形にある。
波形については防災科学研究所が公開している。
http://www.kyoshin.bosai.go.jp/kyoshin/quake/

2月21日の鵡川データはこちら



いきなりデカい揺れが起こっている。人工地震を起こす場合の定番,爆薬使って一気に揺れを起こすときの波形だと言われている。

ちなみに東日本大震災の時の波形は



揺れが始まりすぐにデカくなっているが,それでも最大まで少し時間がある。

仮に人工地震だとして,胆振地方で起こす理由が分からない。
そもそも,これだけの地震を起こすためには,それなりの準備が必要だろう。人知れず・・・ とはいかない。

全ては深い土の中,簡単には解明できないだろう
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )