不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Cantiamo quando siamo in ansia

2006-04-12 09:24:00 | 日記・エッセイ・コラム

「笑う角には福きたる」

しかし笑ってばかりいると、
ちょっとおかしいとも言われかねない。
先日はバスの中で話しかけられたイタリア人のおばさんに

「あなたたちはいつも笑っているわよね」

と日本人についてコメントされました。
日本人って確かにごまかし笑いが得意かも。
という話をしていたら、おばさんは
「それでも怒った顔しているよりはずっといいわよね。」と
さわやかな笑顔で言ってバスを降りていきました。
「笑うことは自分だけでなく他人も幸せにするのよ」って。
確かにそうね。

笑うことと並んで人生を色づけるもう一つの方法。
「歌う」。
これはイタリア人のほうが得意かもね。
でも、たとえ音痴でも、歌うとちょっと気分が変わるでしょ。
心配事があるとき、不安なときには特に
歌うという行為が効果的なんだそうです。

というのも不安な状況に置かれると

人間の体は敏感に反応して
横隔膜がうまく機能しなくなるのだそう。
それによって肺からの酸素の押し出しが少なくなって
呼吸が浅く速くなってしまうのだそう。
そんなときに歌を歌うと
横隔膜の働きが正常になり楽になるんだって。

歌うのが無理な状況の時には
OMという音を繰り返して唱えるだけで
かなり効果があるそうです。

信じるものは救われる。
試してみても損はないかも。

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