不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Traduzione delle ricette

2007-10-15 02:24:14 | 日記・エッセイ・コラム

ここのところ色んな仕事に足と首を突っ込み
本当は何をやっている人なのか不明といわれます(爆)。
自分でも抱え込んだ仕事が多すぎて、
最近ではよくわからないことが多いです。

私が自分の「本業」だと思っているのは翻訳ですが
しばらく本格的な翻訳業からは離れています。
別の仕事の一環として久々に料理レシピの翻訳をしました。
レシピ自体が一筋縄ではいかないものばかりであることに加え
料理用語から長いこと遠ざかっていたため
結構時間がかかり我ながら驚き。

別に日本語を忘れているとは思わないのですが
とっさに適切な表現がでてこなかったり
材料や切り方などではまったく日本語が思い浮かばず
辞書のお世話になったり。

私の場合、
翻訳をするときにざっと全体を読んでしまい
大まかな内容を頭に入れてから細部の翻訳を行います。
この最初の段階で今回のレシピも
十分に理解したつもりだったのですが
細部の訳をしていくときに結構つまづいたのです。
つまり(13年もフィレンツェに暮らしてしまった)今となっては
読むものはすべてイタリア語のまま理解して
そのまま脳みそにインプットされていて、
通常は自分が理解していればよいので
それでもまったく困らないのですが
翻訳となるとそういうわけにはいかないということなのです。

どちらの言語にも劣りがなく通じていないと
きちんとした翻訳はできないということを改めて実感。

自分では決して作らないであろう
肉や魚を使った一風変わったレシピを真夜中に訳していて
なんだか気持ち悪くなっております。
いや、料理はおいしそうなんだけど
肉や魚を捌いている状況を想像してしまったのです(泣)。

11月半ばに大阪でこのレシピに出会う方もいるのでは??
乞うご期待!!

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