不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Litigano nella macchina

2010-02-11 19:54:05 | 日記・エッセイ・コラム

私の周辺でもよく喧嘩している声が聞こえてきます。
隣のお姉ちゃんとパートナーだったり
下の母ちゃんと娘だったり。
同僚同士のバトルだったり
通りすがりの人同士だったり。
色々です。

私は一人で暮らすようになって
自分に腹が立って自分自身と喧嘩したり
時々遭遇する押し売り電話の相手と
喧嘩することはあっても
めっきり喧嘩しなくなりました。
別に気が長くなったわけではなくて
単にそういう機会が減っただけですね。

イタリアにいるとなんてことはないことでも
みんな通りすがりに文句言っていたり。
そうすることで
ストレスもためずに暮らしているんだろうなぁと
感心したりもします。
溜め込むよりも吐き出したほうがいいこともあるわけです。

私は日本にいるときから吐き出すタイプだったので
今はイタリアに来てなんかとても気が楽。
日本だと吐き出すのも
なんか遠慮がちだったりするわけですよ。
いまだに日本に帰国しても
2週間以上は暮らせないなと思ったりします。
息苦しくて。

唐突もないんですが、興味深い数字を発見したので。

車に乗ると人が変わるというのは
洋の東西を問わず同じで
車に乗って大声を出すイタリア人も多いです。

車の中で喧嘩をするのが「好き」な国民。
フランス、ドイツ、イギリス、スペイン、イタリア。
へぇ、ドイツ人も平常心失うんだ、車の中で。
イタリア人の70%が
車での旅行中に一度は喧嘩したことがあるそうです。
あ、私もあるよ、その昔。

喧嘩の理由はもっぱら「ルート選択」。
わかる気がする…。
私は典型的なA型なので
最初から決められたコースにきちんと従いたい。
じゃないと不安になるので。
でも道間違えたりすることもあるし
イタリアなので、標識がうそつきだったりするわけです。
そうすると不安が募ってきて
それがなぜか怒りになり、八つ当たりになるのです。
一人で運転しているときには
私は一人で文句ばっかりいってます。

車内の温度でも喧嘩になるそうですよ。
それは私は経験ないけど。
まぁ、個人差があるからねぇ、体感温度には。

他には走行速度、
ラジオ局選択、CD選択などなど。
まぁ、なんでも喧嘩の理由にはなるわけですよね。
狭い空間で長時間一緒にいれば
お互いわがままも言いたくなるでしょう。

喧嘩の相手がパートナーというケースは
イギリス人39%に対してイタリア人23%。
吐き出すのも適度に・・・。

自分にも戒め。