不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Pattinaggio di Figura

2010-02-26 18:32:25 | 日記・エッセイ・コラム

日本は相当盛り上がりましたよね、女子フィギュア。

私はそのころぐっすり眠っておりましたし、
我が家ではリアルタイムに
オリンピック観戦できる環境にはないので
朝起きてニュースで結果を知ったわけですが。

浅田選手悔し涙の銀。
本人じゃなくちゃ分からない、
いろんなことがあったんでしょうね、涙の向こうに。

でも日本の観衆ってやさしいと思いますよ。
メダル取れなくても入賞しなくても
世界の舞台に出ただけでもちゃんと評価してくれるから。

その点、イタリア代表のカロリーナ叩きは厳しいものがあります。
朝のニュースから今もまだ尚、
そして今後もきっとしばらくは
カロリーナ、メディアにいじめられそうです。

彼女はなぜかイタリアのメディアの
ウケが悪いような気がするんですが。
ヨーロッパでは有数のスケーターだし
もちろんオリンピックに出るレベルの選手だと思うし、
何でか分からないけど
私は個人的に親近感がもてるので、
いつも応援しているのですが。

実際の滑走の映像は見てませんが、
写真で見る限りでは転倒回数も多かったようだし
派手に転んでいるようなので
16位で終わったのも仕方ないとは思いますが
SP終わった時点から
メディアは「カロリーナの限界を見た」とか言ってましたし
「韓国、日本の演技にかなうはずもない」
とか言いたい放題でした。

今年一年彼女は変化しようと思って努力もしていたのにねぇ。

いつも彼女を見ていて思うのですが、
ジャンプに耐えられるだけの
身体の造りではないんじゃないかなぁ。
彼女はむしろアイスダンスとかの方が向いているのかもね。
私の素人意見なので当てになりませんけど。

世界の舞台に立つこともない人が集まって
大舞台で失敗した人の文句を言ったり
非難したりする姿は非常に見苦しいなぁ、と朝から思ったのです。

イタリアってもっと寛大になれないのかなぁ、
スポーツ選手に対して。
何故あんなに世界の大舞台で失態ばかり演じている
ベルルスコーニにはこんなに寛大なの?

どこの世界も「勝てば官軍」なのですか。