6月2日は「イタリア共和国記念日」。
そんなわけで、朝からずっとイタリア国歌が脳内ループ。
Inno di Mameli
イタリアの国民の祝日の中でも最も重要な祝日が
Festa della Repubblica Italiana（イタリア共和国記念日）。
第二次世界大戦後、王政か共和制かを選択するための
国民投票が行われたのが、1946年6月2日。
この国民投票の結果が発表されたのは1946年6月18日。
・共和制 12718641
・王政 10718502
・白票 1498136
この国民投票の結果を受けてイタリアは共和国となり、
のちにこの重大な決断がくだされた日ということで
1948年から6月2日を国民の祝日に制定。
1977年から1999年までは不景気の影響もあり
6月の第一日曜日となっていたので、
2000年から急に6月2日が祝日になって驚いた記憶があります。
で、タイトルのInno di Mameliだけれど、
これは1847年に書かれたもので、
実際にイタリアの「国歌」とされたのは1946年10月12日。
もともとRisorgimento（イタリア統一運動）の
一連の流れの中で起こった
対オーストリアのイタリア独立戦争に向かう
愛国主義の高まりの中で書かれた詩に曲がつけられたもの。
法制化されたのは、実は近年で2005年12月。
当時の熱い統一への想いや愛国主義が
前面に出た歌詞なので、
時々毛嫌いする人も見かけるけれど、
概して、イタリア人はこの曲が好き。
私も間奏まで口ずさむほど、好き（笑）。
日本の建国記念日って神武天皇が即位した日で
その歴史はやたらに古いのに、
なんかその価値って薄い気がするなぁ。
かくいう私も、
母国日本の建国記念日より、
第二の故郷イタリアの建国記念日の方が愛着があるものなぁ。
国歌も然り。
Tomoko Omata @albero4
