不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Concerto all Scuola elementare

2008-11-14 13:20:00 | 日記・エッセイ・コラム

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記者会見翌日の午前中は
フィレンツェ市内のとある小学校でのミニコンサート。

4年生5年生の最上級生の3クラス
約80名を招いてのイベントでした。

のこぎりの音を聞くのはもちろん初めての子供たち、
最初は驚いていましたが、
徐々に慣れて喜んでもらえました。

子供たちよりも実は先生たちのほうが感激して
15日のコンサート当日にも何とか参加しますと嬉しいお言葉。

自分は奏者でもなんでもないのに、嬉しい限り。
子供たちを前にしたサキタ氏の笑顔にも
感動させていただきました。

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この黄色いパンツはどこで見つけたんでしょうねぇ。
ちょっと気になったのですが、
なんとも小学校の雰囲気にぴったりで。

14日夜のTeatro del Saleのコンサートの様子はこちら


Conferenza Stampa

2008-11-13 20:42:11 | 日記・エッセイ・コラム

訳あってちょっとだけお手伝いさせていただいております。
「サキタハヂメ・ノコギリ・コンサート・ヨーロッパツアー」

12日のパリ公演を満員御礼で終え、13日の朝にフィレンツェイン。

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そのまま12時からのテレビインタビューと記者会見。

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記者会見場に現れたサキタさんは、
普通の日本の男の子という感じ。
素朴な方です。

記者会見はフィレンツェのストロッツィ宮殿内の
Sala di Fosco Marainiで行われました。

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日本に関する興味深い書籍が所蔵される部屋で
日本を代表するノコギリ奏者としての会見。

ノコギリとその音色について話し始めると
とても熱っぽく、一生懸命語る姿が印象的でした。
ところどころに笑が挟まれるのはさすが関西人。
センスのよい人なのでしょうね。
個人的にいろんな話をじっくりしたいなぁと感じさせる人です。

記者会見の間中
すごく熱心にメモを取る記者の皆さんにも感心しました。

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自宅には60本ほどのノコギリがあるとか。
パリでもプジョー製のノコギリを購入してきたそうで
フィレンツェでも早速購入したいと張り切ってました。

フィレンツェでのコンサートは
14日のTeatro del Saleと
15日のChiesa di San Stefano al Ponte。

14日は観客として15日にはスタッフとして会場にいますので
時間のある方は是非遊びに来てください。
15日は入場無料だしね!

14日の小学校でのコンサートの様子はこちら


Flan di Cavolfiore

2008-11-13 15:03:35 | Squisito!

先週までにちょっと立て続けにお邪魔したBelcore。

メニューが大幅に変更されていて、
新しい料理を食べるのも楽しみ。

これまで私の好物だったナスのフランに代わって
登場したのがカリフラワーのフラン。
チーズのくさみがとってもよい感じ。
これからの季節にオススメです。

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ここまで来てこれ食べなくてもいいよ、
といつも言われるのですが
どうしても食べたくなるアーリオ・オーリオ。
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もっと手の込んだ素敵なメニューがいっぱいなんですけどね。
どうしてもこれ、というときもあるのです。

そして締めくくりにデザート。
これも新メニュー。
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おしゃれなりんごパイ。
秋の香りがします。

仕事が終わるのが遅いと自炊するのも億劫で
ついつい夕食抜きとか、
夕食はチョコかポテチでとかジャンキーな事やってますが
たまにベルコーレで栄養補給(爆)。

ちょっと食生活見直さないとねぇ。


Fiera Italiana ad Hankyu Umeda

2008-11-12 13:33:58 | 日記・エッセイ・コラム

3年続けて参加させていただいておりましたが
今年はフィレンツェからの職人さんの参加もなく
私も別の仕事で10月に日本帰国していたため
スケジュール的にも難しく、
今年は参加を見合わせております。
私はおりませんが
12日から阪急梅田本店でイタリア展が始まりました。

今年はエミリア・ロマーニャを中心に
おいしいものがメイン・テーマになっているので
遊びに行くと嬉しいことがいっぱいあると思いますよ!

私の撮った写真が
パンフレットに載っていたりするみたいなので
ちょっと気になっています。
それにボツになっていなければ
パンフレット表紙の写真は私の友人がモデル。
彼女たちがパンフレットを入手したいと申しております。

そこで!
阪急梅田のイタリア店に遊びに行って
このパンフレットを3部いただいて
フィレンツェまで郵送してくれる心優しい方を探しています!!

奇特な方がいらっしゃったら是非連絡ください。
お礼にフィレンツェのおいしいものをお送りします!


Caterina e Maria de' Medici

2008-11-11 09:39:10 | アート・文化

メディチ家からフランス王家に嫁いだ二人の女性。
カテリーナ(Caterina)とマリア(Maria)に
ささげられたオマージュ展が
フィレンツェのストロッツィ宮殿(Palazzo Strozzi)で
開催されています。

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この二人がフィレンツェから料理や文学、芸術などの
各種イタリア文化をフランスに持ち込んだことは
よく知られています。
ジェラートもカテリーナとともに
アルプス越えをしたといわれています。

いずれも若くして夫を亡くし、
自らがフランスを統治する立場におかれたこともあり
この時代にメディチ家は
実に100年にわたり
メディチ家の力がフランスにまで及ぶ
全盛期を築き上げています。

展示されている貴重な食器や小物類の
一つ一つにも素材の確かさが見て取れ
彼らが当時ヨーロッパでも
屈指の財力を有していたことを示しています。
クリスタルの塊にノアの箱舟を掘り込んで
金銀で縁取りをした大皿や
カテリーナが実につけていたといわれる金メダルのお守りや
カテリーナ自身の結婚の際にクレメンテ7世から贈られ、
後に孫娘がトスカーナ大公との婚礼の際に
フランスから婚礼家具のひとつとして
フィレンツェに持ち帰った宝石入れなどとともに
展示会場のほとんどを覆っているのが、
今回の展示の目玉でもある「タペストリー」。

このタペストリーは近年修復が完了し、
ストロッツィ宮殿の前には
フランス国内でも展示が行われていたもので
15枚の大きな作品となっています。
描かれているのは直接メディチ家の女性二人ではなく
伝説の女王といわれるアルテミシア(Artemisia)の物語。
今回の展覧会がメディチ家の女性二人への
オマージュという形であるのも、
理由はこのタペストリーのストーリーにあります。

優れた伝説の女王アルテミシアに二人の姿を重ねているのです。

カテリーナを称えるためにアルテミシアの
戦士としての勇敢さや機転のよさを表すエピソードが語られ、
一方のマリアを称えて、理想的な王子の教育に専念する
賢母としてのアルテミシアにまつわるエピソードが語られています。

複雑なメディチ家とフランス王家との
血縁関係を知るためにもオススメの展覧会です。
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Caterina e Maria de' Medici
Donne al Potere
会期: 2008年10月24日から2009年2月8日まで
会場: Palazzo Strozzi(ストロッツィ宮殿)
開館時間: 9:00-20:00、木曜日9:00-23:00
入場料: 10,00ユーロ