超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

<span itemprop="headline">奇演、名演と美の種のとき</span>

2012-03-04 01:35:31 | 無題


ヘルマン・シェルヘンのマーラー3番と6番とおまけに8番のコーラスと10番のアダージョが収録されたCDを結局買う。
3番と6番は臨場感溢れる名演。他に巨人と復活の二枚組を買った。
これはシェルヘンのマーラーにしては録音が良過ぎる。普通に名演で語り草にならない。
6番の勢い余る緊迫感ある演奏が良かった。
シェルヘンのマーラー5番は1965年フランスでの演奏はアダージェットの前が大幅にカットしてあり、終演後ブーイングとブラボーが相半ばする怒号が収録されているという。
シェルヘンのマーラーを聞いた後、有名なルガノ盤ではなく、旧録のベートーヴェン交響曲全集を聞く。
ルガノ盤のような超快速演奏ではない、オーソドックスな演奏。
と思ったらシェルヘンの掛け声が聞こえたりする。
やはり昔から気合が入っていたのだ、と思う。
夜、復活の最終章と巨人の入ったCDを聞いてうとうとして、これもいいなと思った。
昨日は図書館に行ってハンス・ケルゼンの「神話と宗教」を借り、ヘルマン・ヘッセの「人は成熟するにつれて若くなる」を予約した。
i was so much older then, i'm younger than that now.
ひじょうに真っ当な選択だが、カラヤンのイタリア盤紙ボックスの1960年代ベートーヴェン交響曲全集を聞いて、憂鬱な春の到来に備えている。
あとは早く、EMIとタワレコ企画のクルト・ザンデルリンクのベートーヴェン交響曲全集が出ないか楽しみだ。
部屋に飾った山野楽器のカレンダーが今月はバーンスタインの横顔なので嬉しい。
人は成熟するにつれて若くなる。そう願っている。
 
老年は成熟のため美の種がはじけて若く磨かれるとき



コメント
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