超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

<span itemprop="headline">ナムトック、音楽評、雑談</span>

2012-05-05 21:36:07 | 無題

今日はメアコーンブロートというドイツのパンと米粉のパンを買い、いったん家に帰る。
最近聞いたトスカニーニ箱、50年代なのに録音が秀逸で、
芯の強い推進力のある演奏を生々しく伝える。
喫茶でオリジナルブレンドコーヒー330円を飲み、メモを書く。食材店で黒七味買う。
今日読んだ吉田秀和のマーラーで、マーラーは同時代の誰よりも鮮やかに崩壊感覚を表現し得た、とあって、マーラーを崩壊感覚と評するところが凄絶だと思った。

吉田秀和氏によれば、ショルティはモダンで表現の幅が広く重層的、ブーレーズは急ぎ過ぎ、整理され過ぎ、レヴァインは見通しの確かな指揮をする、シャイーは緻密で全ての楽譜の指示を音にする才に恵まれている、バーンスタインは感情の底を掬い取るのは一流、
クーベリックはマーラーの素朴な自然な面をよく捉えている、バルビローリは表現主義的で情感のこもった演奏で、ワルターは慈父のような演奏だという。
友人とタイ料理店に行き、ナムトック牛肉のサラダ、パネーン豚のカレー煮、ガイヤーン焼き鳥辛子だれ、パッタイピリ辛焼そばを食べて話す。
友人は最近買った「花さき山」の絵本では泣いた、島崎藤村の童話集「幼きものに」は言葉の迫力が凄い、
お釈迦様は明かりを灯した人ですと書いてある、東山魁夷は木曽路で風景画に目覚めた、
朗読会で聞いた「植木鉢です。」は朗読はよかったが実際絵本を見ると奇怪だったと話す。
食後カフェに行き、珈琲とマンゴースムージーを飲み、沖縄熱中クラブは面白いという話、
沖縄ソング三昧というラジオを聞いた話、大阪民博にはアマゾンの呪術師の絵を見に行った、
大島保克は民謡に引けを取らない新曲を作詞作曲できるのが素晴らしいという話をする。
カーネーションのラストシーンで老人ホームでテレビを見ていたのは奈津だ、
糸子が奈津に老人ホームを世話したのだと話す。帰りにギュンター・ヴァント指揮の未完成を聞いて帰路に着く。珈琲の浮揚感が煩雑なことを忘れさせ、ほっとさせる。

憂き世にも明かりを灯す人がいるそう言い聞かせ星を見上げる



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