超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

<span itemprop="headline">暮れゆく年を名著名演で送る</span>

2013-12-19 12:36:21 | 無題

ヘルマン・ヘッセと音楽をようやく半分読んだ。
オトマール・シェックなど同時代の知らない音楽家との交流も描かれている。
この時期、ヘルマン・ヘッセは胸に沁みる。
私はフォルカー・ミヒェルス編のヘルマン・ヘッセのエッセイを5冊ほど読んだ。
まだアルプス南麓の村の途中だが、ヘルマン・ヘッセと音楽を読んでいる。
ヘッセは好き嫌いが多いようで古典的な音楽家の評価が高く19世紀後半の音楽家の評価が低い。
ヘッセのガラス玉遊戯でも音楽の機微を語るのに多くの時間が費やされている。
演奏会の報告や描写など音楽を言葉に置き換えるのが上手い。
大きく渦を描いて演奏された音楽が言葉に昇華されて宙を舞う。
ヘッセは表現主義風の水彩画を描くが、音楽的にはアンドレーエとの交流、ブゾーニとの
交流などが特筆される。
ヘッセも聞いたと思われるフォルクマール・アンドレーエのブルックナーが
全集化されて残っているのは稀有なことだ。
フォルクマール・アンドレーエのブルックナー全集は凛とした逸品である。
ヘルマン・ヘッセの水彩画という本も出ているがどうだろう。
活字が少なくてすぐ読み終わってしまうのではないか。
ヘルマン・ヘッセの雲というエッセイ集も出ているがどうだろう。
天気の話ばかり載っていてもこまってしまうかもしれない。
そうは言ってもそのうち手が出てしまうかもしれない。
フォルカー・ミヒェルス編のヘッセのエッセイはほとんど外れがない。
昨日はユング心理学辞典を取り寄せた。ユングはヘッセの友人である。
カール・ベームのsymphoniesも取り寄せた。
最近は日本の名著道元とヘルマン・ヘッセの二本柱である。

星空に願いを込めて暮れてゆく今年を本と名演で送る



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする